JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド
ジョブネットの実行を強制終了する手順を次に示します。
なお,ジョブネットの実行は,ajskillコマンドで強制終了することもできます。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス 1. コマンド ajskill」を参照してください。
- [JP1/AJS2 - View]ウィンドウのツリーエリアで,ジョブグループ(実行を強制終了したいジョブネットを管理するジョブグループ)をクリックする。
クリックしたジョブグループが選択状態で表示されます。
ルートジョブネットがリストエリアに表示されます。
- 操作対象のジョブネットのルートジョブネットをクリックし,[表示]−[デイリースケジュール]−[階層表示]を選択する。
[デイリースケジュール(階層表示)]ウィンドウが表示されます。
- ツリーエリアで,操作対象のルートジョブネットをクリックする。
クリックしたルートジョブネットが選択状態で表示されます。
- 手順3で選択したルートジョブネットについて,スケジュールエリアで,実行を強制終了したい四角をクリックする。または,実行結果リストで,実行を強制終了したい行をクリックする。
- [操作]−[強制終了]を選択する。または,ポップアップメニューから[強制終了]を選択する。
ジョブネットの強制終了を確認するメッセージダイアログボックスが表示されます。
- [はい]ボタンをクリックする。
ジョブネットの実行が強制終了します。
スケジュールエリアの四角が,強制終了状態を表す薄い赤色(デフォルト色)で表示されます。
実行結果リストにも,変更が反映されます。
- 注意事項
- 実行を強制終了できるジョブネットは,実行中,警告検出実行中,異常検出実行中,および監視中のジョブネットだけです。
- 起動条件監視中のジョブネットを強制終了する手順は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 8.5.1 起動条件を設定したジョブネットを運用する」を参照してください。
- ジョブネットを強制終了すると,JP1/AJS2内で通信やデータベースの更新が行われます。このため,多数のジョブネットを選択して一度に強制終了すると,JP1/AJS2全体に高負荷が掛かり,処理の遅延など運用に影響を与えるおそれがあります。複数のジョブネットを強制終了する場合は,ジョブネットごとに数秒〜数分の時間を空けて実行してください。
特に,大量のイベントジョブを使用したジョブネットを強制終了する場合や,イベントジョブを使用した複数のジョブネットを一度に強制終了する場合は,それによって終了するイベントジョブの数について,ajskillコマンドを連続実行する場合と同じ制限があります。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 付録D(6) イベント・アクション制御の制限値」を参照してください。
- 補足事項
- ジョブネットの強制終了要求時に実行中のジョブがあった場合は,ジョブの実行を強制終了し,ジョブネットを強制終了します。
- ジョブネットの実行は,[JP1/AJS2 - View]ウィンドウ,[マンスリースケジュール]ウィンドウおよび[ジョブネットモニタ]ウィンドウから強制終了することもできます。
- 強制終了したジョブネットを再実行する手順は「9.11.1 ジョブネットを再実行する」を参照してください。
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