JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド

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3.1.2 監視対象業務を定義する

JP1/AJS2 Console Viewから東京本社のJP1/AJS2 Console Managerにログインし,福岡支社の各業務をグループ化するため業務スコープに「福岡支社受注処理」を,AJS2ユニット監視オブジェクトにジョブネット「受注処理(日次)」「受注処理(週次)」「受注処理(月次)」を定義します。

なお,大阪支社および仙台支社についても,福岡支社と同様の手順で監視対象業務を定義します。

<この項の構成>
(1) JP1/AJS2 Console Managerへログインする
(2) 業務スコープを定義する
(3) AJS2ユニット監視オブジェクトを定義する

(1) JP1/AJS2 Console Managerへログインする

東京本社のJP1/AJS2 Console Managerにログインし,[メインスコープ]ウィンドウを表示します。

  1. Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]−[JP1_Automatic Job Management System 2 - View]−[業務監視]を選択する。
    [ログイン]画面が表示されます。[ログイン]画面を次の図に示します。

    図3-2 [ログイン]画面

    [図データ]

  2. JP1/AJS2 Console Managerへのログインに必要な情報を入力する。
    入力する内容を次に示します。

    [ユーザー名]
    認証サーバに登録した,JP1/AJS2 Console ManagerにログインするJP1ユーザーの名称を入力します。ここでは,「user1」と入力します。

    [パスワード]
    「user1」に対応したパスワードを入力します。

    [接続ホスト名]
    ログインするJP1/AJS2 Console Managerのホスト名を入力します。ここでは,「host1」と入力します。
  3. [OK]ボタンをクリックする。
    ログインすると,[メインスコープ]ウィンドウが表示されます。[メインスコープ]ウィンドウは監視モードで表示されます。
    [メインスコープ]ウィンドウ(監視モード)を次の図に示します。

    図3-3 [メインスコープ]ウィンドウ(監視モード)

    [図データ]

  4. [モード]−[定義モード]を選択する。
    アイコンリストが表示され,[メインスコープ]ウィンドウは定義モードになります。
    [メインスコープ]ウィンドウ(定義モード)を次の図に示します。

    図3-4 [メインスコープ]ウィンドウ(定義モード)

    [図データ]

(2) 業務スコープを定義する

業務スコープに「福岡支社受注処理」を定義します。

  1. アイコンリストから業務スコープのアイコンをドラッグし,マップエリアにドロップする。
    アイコンをドロップすると[詳細定義−[業務スコープ]]ダイアログボックスが表示されます。

    図3-5 [詳細定義−[業務スコープ]]ダイアログボックス

    [図データ]

  2. オブジェクトの名称などを定義する。
    • 名称
      業務スコープの名称を入力します。ここでは「福岡支社受注処理」と入力します。
      [メインスコープ]ウィンドウ上での監視対象の名称となります。
    • コメント
      業務スコープのコメントを入力します。ここでは入力しません。
    • アイコンファイル名
      JP1/AJS2 Console View上のマップエリアに,デフォルトのアイコン以外を表示したいときに,アイコンファイル名を指定します。ここでは指定しません。
  3. [OK]ボタンをクリックする。
    [詳細定義−[業務スコープ]]ダイアログボックスが閉じます。業務スコープのアイコンがマップエリアに作成されます。

(3) AJS2ユニット監視オブジェクトを定義する

AJS2ユニット監視オブジェクトに,「受注処理(日次)」「受注処理(週次)」「受注処理(月次)」を定義します。

  1. ツリーエリアで,業務スコープ(これから作成するAJS2ユニット監視オブジェクトの上位の階層になる業務スコープ)をクリックする。
    ここでは「福岡支社受注処理」をクリックします。クリックした業務スコープが選択状態で表示されます。
  2. アイコンリストからAJS2ユニット監視オブジェクト[図データ]をドラッグし,マップエリアにドロップする。

    図3-6 AJS2ユニット監視オブジェクトの操作

    [図データ]

    [詳細定義‐[AJS2ユニット監視オブジェクト]]ダイアログボックスが表示されます。[詳細定義‐[AJS2ユニット監視オブジェクト]]ダイアログボックスを次の図に示します。

    図3-7 [詳細定義‐[AJS2ユニット監視オブジェクト]]ダイアログボックス

    [図データ]

  3. 定義に必要な情報を入力する。
    入力する内容を次に示します。

    [名称]
    AJS2ユニット監視オブジェクトの名称を入力します。ここでは「受注処理日次監視」と入力します。

    [コメント]
    AJS2ユニット監視オブジェクトのコメントを入力します。ここでは入力しません。

    [アイコンファイル名]
    JP1/AJS2 Console View上のマップエリアに,デフォルトのアイコン以外を表示したいときに,アイコンファイル名を指定します。ここでは指定しません。

    [ホスト名]
    監視するマネージャーホスト(JP1/AJS2 Managerホスト)のホスト名を入力します。ここでは「host2」と入力します。

    [AJS2ユニット名]
    監視するホストのルートジョブネット名をユニット完全名で入力します。ここでは,「AJSROOT1:/福岡支社受注処理」と入力します。
  4. [OK]ボタンをクリックする。
    手順1〜4を受注処理(週次)および受注処理(月次)についても行います。

補足事項
AJS2ユニット監視オブジェクトは,自動的に作成することができます。自動的に作成する手順を次に示します。
  1. [JP1/AJS2 - View]ウィンドウで監視したいルートジョブネットを選択し,[オプション]−[監視オブジェクトとして記憶]を選択する。
  2. [メインスコープ]ウィンドウで[編集]−[監視オブジェクトの自動作成]を選択する。

続いて,定義した監視対象の業務を監視します。

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