JP1/Integrated Management - Manager 機能拡張

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5.5.4 置換文字列

pathステートメントには,実行時に置き換え可能な置換文字列を指定できます。

<この項の構成>
(1) キーワード置換文字列
(2) レジストリー置換文字列

(1) キーワード置換文字列

指定された定義内にキーワード置換文字列が存在する場合は,記述されたキーワードに従って文字列の置換が実行されます。形式を次に示します。

 
%置き換えキーワード%
 

置き換えキーワードの一覧を次に示します。

表5-14  置き換えキーワードの一覧

キーワード 置換する内容
JCO_JP1USER JP1/IM - ManagerにログインしたJP1のユーザー
JCO_INSTALLPATH JP1/IM - Viewのインストールフォルダの名称

(2) レジストリー置換文字列

定義内にレジストリー置換文字列を指定すると,記述されたレジストリーから値を取得して文字列の置換が実行されます。レジストリー置換文字列の形式を次に示します。

 
[\レジストリーキー\レジストリーキー\…\レジストリー値]
 

レジストリー置換文字列の中には,さらに,レジストリー専用の置き換えキーワード「%UPPER%」を使用できます。「%UPPER%」を使用すると,レジストリーキーの中で同一階層のキーの中からキー名称で文字列比較が実行され,最も大きな文字列を選択して置換が実行されます。このキーワードの目的は,レジストリーキー内でバージョンごとにキーを分けているときに,常に最新のバージョンが得られるようにすることです。

「%UPPER%」は,レジストリー文字列内に1か所だけ指定できます。次に,「%UPPER%」を使用してJP1/SAMPLEのレジストリーを指定する例を示します。

 
[\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\SAMPLE\%UPPER%\PATHNAME\PATH00]
 

このように指定すると,「%UPPER%」の部分が最新バージョンに置き換えられ,常に最新の実行形式ファイルが得られます。

例えば,レジストリーキーに

 
[\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\SAMPLE\0671\PATHNAME\PATH00]
[\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\SAMPLE\0700\PATHNAME\PATH00]
 

の二つが存在した場合,"0700">"0671"となるため,

 
[\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\SAMPLE\0700\PATHNAME\PATH00]
 

のレジストリーから値を取得します。

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