JP1/Integrated Management - Manager 機能拡張
pathステートメントには,実行時に置き換え可能な置換文字列を指定できます。
- <この項の構成>
- (1) キーワード置換文字列
- (2) レジストリー置換文字列
(1) キーワード置換文字列
指定された定義内にキーワード置換文字列が存在する場合は,記述されたキーワードに従って文字列の置換が実行されます。形式を次に示します。
%置き換えキーワード%置き換えキーワードの一覧を次に示します。
表5-14 置き換えキーワードの一覧
キーワード 置換する内容 JCO_JP1USER JP1/IM - ManagerにログインしたJP1のユーザー JCO_INSTALLPATH JP1/IM - Viewのインストールフォルダの名称
(2) レジストリー置換文字列
定義内にレジストリー置換文字列を指定すると,記述されたレジストリーから値を取得して文字列の置換が実行されます。レジストリー置換文字列の形式を次に示します。
[\レジストリーキー\レジストリーキー\…\レジストリー値]レジストリー置換文字列の中には,さらに,レジストリー専用の置き換えキーワード「%UPPER%」を使用できます。「%UPPER%」を使用すると,レジストリーキーの中で同一階層のキーの中からキー名称で文字列比較が実行され,最も大きな文字列を選択して置換が実行されます。このキーワードの目的は,レジストリーキー内でバージョンごとにキーを分けているときに,常に最新のバージョンが得られるようにすることです。
「%UPPER%」は,レジストリー文字列内に1か所だけ指定できます。次に,「%UPPER%」を使用してJP1/SAMPLEのレジストリーを指定する例を示します。
[\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\SAMPLE\%UPPER%\PATHNAME\PATH00]このように指定すると,「%UPPER%」の部分が最新バージョンに置き換えられ,常に最新の実行形式ファイルが得られます。
例えば,レジストリーキーに
[\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\SAMPLE\0671\PATHNAME\PATH00] [\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\SAMPLE\0700\PATHNAME\PATH00]の二つが存在した場合,"0700">"0671"となるため,
[\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\SAMPLE\0700\PATHNAME\PATH00]のレジストリーから値を取得します。
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