JP1/Integrated Management - Manager 機能拡張
- <この項の構成>
- (1) blockステートメント
- (2) attrステートメント
(1) blockステートメント
(a) 構文
block lang=言語種別, platform=プラットフォーム種別;
(b) 説明
ブロックの属性を定義します。このステートメントは,ブロックの先頭に1回だけ記述できます。
(c) パラメーター
- lang
- イベント拡張属性定義ブロックの言語種別を宣言します。指定できる言語種別を次に示します。
- "Japanese"
日本語環境時の定義であることを示します。
- "English"
英語環境時の定義であることを示します。
- platform
- ブロック内の定義が有効になるプラットフォームを指定します。
- 定義できるプラットフォームを次に示します。
- "base"
すべてのプラットフォームで有効にする場合に使用します。
- "ユーザー定義"
ユーザー定義のプラットフォームで有効になります。「ユーザー定義」には,半角英数字列だけを使用できます。ただし,この文字列についてエラーチェックは実行されません。
(d) 注意事項
- platformパラメーターで指定したプラットフォーム名称は,JP1イベントの拡張属性「PLATFORM」と比較され,一致した場合にだけ詳細情報の処理の対象になります。したがって,ここに指定するプラットフォーム名と同一の文字列がJP1イベントの拡張属性「PLATFORM」にない場合は,処理の対象になりません。ただし,JP1イベントの発行時に拡張属性「PLATFORM」を設定していない場合は,「"base"」が指定されたものとしてファイルの解析が実行されます。
(e) 定義例
次の「(2) attrステートメント」の定義例を参照してください。
(2) attrステートメント
(a) 構文
attr name=属性名, title=表示項目名[,type="elapsed_time/
date_format:CLIENT"];
(b) 説明
[イベント詳細]画面の属性名欄に表示する項目名と,属性値のタイプを指定します。このステートメントはブロック内に複数個指定できます。
(c) パラメーター
- name
- 拡張属性名を定義します。値の形式は次のとおりです。
- "E.拡張属性名"
- title
- [イベント詳細]画面表示時の属性名欄に表示する文字列を指定します。その際には,blockステートメントで指定した言語種別が使用されます。指定文字列に半角仮名を含めることはできません。
- type="elapsed_time/date_format:CLIENT"
- 属性値のタイプと表示形式を指定します。属性値「elapsed_time」は,UTC 1970年1月1日00:00:00からの経過秒数を10進文字列で表記した値です。表示形式「date_format:CLIENT」は,表示するビューアーホストのローカルタイムゾーンで指定された時刻を使用して,時刻形式で書式化して表示することを示します。
(d) 注意事項
- このステートメントで定義するのは,基本属性,および拡張属性の共通情報を除いた拡張属性の固有情報だけです。拡張属性の固有情報以外が指定された場合,エラーは出力されないで処理が続行されますが,表示時には標準提供の定義と重複して表示されます。標準提供の定義については,次の「(2) (e) 定義例」を参照してください。
(e) 定義例
JP1イベントの拡張属性の固有情報定義例を示します。プラットフォームが"W2K"で下記表の四つの拡張属性(固有情報)を表示させたい場合の「イベント拡張属性定義ブロック」の定義例を示します。
表5-12 イベント拡張属性定義ブロックの定義例
画面表示名 拡張属性名(固有情報) SAMPLE共通属性1 COMMON_ATTR1 SAMPLE共通属性2 COMMON_ATTR2 SAMPLE開始属性1 START_ATTR1 SAMPLE開始属性2 START_ATTR2 定義例
@define-block type="event-attr-def"; block lang="Japanese", platform="w2k"; attr name="E.COMMON_ATTR1", title="SAMPLE共通属性1"; attr name="E.COMMON_ATTR2", title="SAMPLE共通属性2"; attr name="E.START_ATTR1", title="SAMPLE開始属性1"; attr name="E.START_ATTR2", title="SAMPLE開始属性2"; @define-block-end;
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