JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド

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12.8.11 JP1/IM - Central Information Masterとの連携でのセットアップ

<この項の構成>
(1) 監視ツリーを自動生成するためのセットアップ

(1) 監視ツリーを自動生成するためのセットアップ

JP1/IM - Central Information Masterと連携して監視ツリー(システム構成ツリー)を自動生成する場合,統合スコープ,JP1/IM - Central Information Master両方で連携用のセットアップをする必要があります。また,JP1/IM - Central Information Masterの管理している情報から自動生成した監視ツリーと,統合スコープの監視範囲にずれがあった場合は,補正する必要があります。

(a) 統合スコープのホストの場合

情報収集先のJP1/IM - Central Information MasterがJP1/IM - Manager(統合スコープ)と同一ホストで動作していない場合は,通常のセットアップ作業のほか,次に示す設定をする必要があります(同一ホストで動作する場合は設定不要です)。

  1. CMホスト定義ファイル(jcs_atc_cm_host.conf)をテキストエディターで編集する。
    この定義ファイルの「ATC_CM_HOST」パラメーターにJP1/IM - Central Information Masterのホスト名を指定します。
  2. jcs_atc_cm_host.confファイルを引数にjbssetcnfコマンドを実行して,定義内容を反映する。
  3. JP1/IM - Managerを再起動する。またはjco_spmd_reloadコマンドを実行する。
    定義した内容が有効になります。

(b) JP1/IM - Central Information Masterのホストの場合

  1. JP1/IM - Central Information Masterの連携用プログラムのセットアップ
    監視ツリーの自動生成をするときに,JP1/IM - Central Information Masterから定義情報を収集できるようにするため,次のコマンドを実行します。
    jcm_adapter_setup -i (自動生成の連携を有効にする場合)
    なお,次のコマンドを実行すると連携を解除することができます。
    jcm_adapter_setup -u (自動生成の連携を解除する場合)

(c) 監視範囲の補正

自動生成で生成された監視ツリー内に統合スコープの監視範囲にない監視オブジェクトがある場合には,その監視オブジェクトの扱いをどのようにするかを決める必要があります(「6.2.1 (1) 注意事項」参照)。

統合スコープの監視対象外の監視オブジェクトを監視しない場合

  1. 監視ツリーを自動生成後,監視対象外の監視オブジェクトを削除する。
 

統合スコープの監視対象外の監視オブジェクトを監視する場合

  1. 監視対象外の監視オブジェクト(=実際のアプリケーションプログラム)の稼働ホストでJP1イベントの転送先に統合スコープのホストを追加する。
    JP1イベントの転送先にJP1/IM - Manager(統合スコープ)のホストを追加してください。

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