JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド
- <この項の構成>
- (1) システム監視オブジェクトで監視するためのセットアップ
(1) システム監視オブジェクトで監視するためのセットアップ
JP1/Cm2/NNMと連携するには,JP1/Cm2/NNMが発行するSNMPトラップをJP1イベントに変換して,それを統合スコープで監視できるように設定します。
連携のセットアップについては,次のマニュアルもあわせて参照してください。
- JP1/Cm2/NNMの説明
参照先:マニュアル「JP1/Cm2/Network Node Manager ネットワーク管理ガイド」
- SNMPトラップのJP1イベントへの変換の説明
参照先:マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のイベント変換機能の設定の説明
(a) JP1/Cm2/NNMのホストの場合
JP1/Cm2/NNMがインストールされているマネージャーホストでは,次のようにセットアップします。
(備考)JP1/BaseのSNMPトラップ変換機能の設定は,JP1/Cm2/SSOと連携する場合と同じです。
- JP1/BaseのSNMPトラップ変換機能の設定
SNMPトラップをJP1イベントに変換するため,JP1/BaseのSNMPトラップ変換機能の設定をします。
SNMPトラップ変換機能の設定手順に関してはマニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のイベント変換機能の設定の章を参照してください。
設定手順の概要を以下に示します。
- NNMとJP1/Baseの連携を設定(imevtgw_setupを実行)する
- NNMのURLを設定する
- JP1イベントの送信先を設定する
- フィルター定義ファイル(snmpfilter.conf)を設定する
- JP1/BaseのSNMPトラップ変換機能のフィルター定義ファイルの編集
JP1/BaseのSNMPトラップ変換機能のフィルター定義ファイル(snmpfilter.conf)に,統合スコープで扱うSNMPトラップを変換するための設定を記述したサンプルファイル(snmpfilter_im_sample.conf)の内容を追加します。
ファイル名は次のとおりです。
・SNMPトラップ変換機能のフィルター定義ファイル
Windowsの場合:
Baseパス\conf\evtgw\snmpfilter.conf
UNIXの場合:
/etc/opt/jp1base/conf/evtgw/snmpfilter.conf
・統合スコープのサンプルファイル
Windowsの場合:
Scopeパス\conf\snmpfilter_im_sample.conf
UNIXの場合:
/etc/opt/jp1scope/conf/snmpfilter_im_sample.conf
- 注意
- サンプルファイルの行頭にある「+」はSNMPトラップのバリアブルバインディングをJP1イベントに取り込む設定です。外さないでください。
- フィルター定義ファイルのサイズには制限があります。そのため,サンプルファイルの定義のうち,お客様の環境で監視対象とするSNMPトラップに関する定義だけをフィルター定義ファイルに追加してください。
フィルター定義ファイルのサイズの制限については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
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