JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド
ここでは,WWWページ版のJP1/IM - Viewを使用してシステムの運用監視をする場合の設定手順について説明します。大まかな設定の流れを次に示します。
- HTTPサーバをインストールする。
- HTTPサーバを設定する。
- ポート番号を変更する。
- WWWブラウザーを設定する。
- [Javaコンソール]画面の表示設定をする。
- タイムアウト時間を設定する。
- <この節の構成>
- (1) HTTPサーバのインストール
- (2) HTTPサーバの設定
- (3) ポート番号の変更
- (4) WWWブラウザーの設定
- (5) [Javaコンソール]画面の表示設定
- (6) WWWページ版でのタイムアウト時間の設定
(1) HTTPサーバのインストール
WWWページ版のJP1/IM - Viewを使用する場合は,JP1/IM - ManagerをインストールするホストにHTTPサーバをインストールします。
(2) HTTPサーバの設定
この設定は,JP1/IM - Managerがインストールされているホストが対象です。HTTPサーバへ次のエイリアスを追加してください。
表11-8 HTTPサーバに追加するエイリアス
エイリアス名 参照パス /JP1IM Consoleパス\www\
(3) ポート番号の変更
WWWページ版のJP1/IM - Viewでは,HTTPサーバのポートだけでなく,イベントコンソール用のポート(jp1imevtcon)も使用します。
イベントコンソール用のポート番号をデフォルトの「20115」から別の番号へ変更した場合は,次の表に示すHTMLファイルのパラメーターの値を変更してください。
表11-9 HTMLファイルのパラメーター
HTMLファイル名 パラメーター Consoleパス\www\console_ja.html <param name="PORT" value="値">
(4) WWWブラウザーの設定
この設定は,WWWページ版のJP1/IM - Viewを表示するビューアーホスト側のWWWブラウザーで必要になります。
なお,WWWブラウザーには,JREとそれに同梱されているプラグインが必要です。詳細は,各製品のJP1/IM - Managerのリリースノートを参照してください。
(5) [Javaコンソール]画面の表示設定
この設定は,WWWページ版のJP1/IM - Viewを表示するビューアーホスト側で必要になります。
- [コントロールパネル]から[Java Plug-in]を選択して[Java(TM) Plug-in コントロールパネル]画面を開く。
- [基本]タブを選択し,[基本]ページを表示する。
- [Javaコンソール]の「コンソールを表示」にチェックを入れる。また,「Javaアイコンをシステムトレイに表示」にチェックを入れる。
この設定をすることで,WWWページ版のJP1/IM - Viewを表示したときに[Javaコンソール]画面が表示されるようになります。
(6) WWWページ版でのタイムアウト時間の設定
WWWページ版でのタイムアウト時間の設定手順を次に示します。
- 次の場所にある定義ファイルをテキストエディターなどで開く。
Consoleパス\www\console_ja.html- ソケットタイムアウト値を設定する。
受信データの到着待ち時間を設定します。
低速回線や,イベントトラフィックが高い環境の場合は長めに設定します。
デフォルト時間は,2,500ミリ秒です。
次の行を探し,タイムアウトまでの時間(ミリ秒)を指定します。
時間は10進数で指定してください。
<param name="SO_TIMEOUT" value="2500">- サーバ処理タイムアウト値を設定する。
ログイン,ログアウト,自動更新,イベントの状態の変更,イベント検索,ユーザー環境設定,重要イベント設定,自動アクション設定,フィルター設定,コマンド実行操作のタイムアウト時間を設定します。
指定できる値は60,000〜3,600,000ミリ秒,デフォルトは60,000ミリ秒です。
KAVB1205が頻繁に表示される場合,タイムアウト時間を長めに設定します。
次の行を探し,タイムアウトまでの時間(ミリ秒)を指定します。
時間は10進数で指定します。
<param name="RMI_TIMEOUT" value="60000">
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