JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド

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10.4.8 イベントサービスの登録ホスト名をFQDN形式で利用する場合の設定

JP1/IM - Managerはイベントサービスの登録ホスト名をFQDN形式で利用する運用に対応しています。イベントサービスの登録ホスト名をFQDN形式で利用することで,複数のドメインで構成されたシステムでJP1イベントを監視できます。

ここでは,マネージャーホスト上のイベントサービスの登録ホスト名をFQDN形式で利用する場合の前提条件,設定方法,および起動方法について説明します。エージェントホスト上のイベントサービスの登録ホスト名をFQDN形式で利用する場合,ここで説明する設定は不要です。

<この項の構成>
(1) 前提条件
(2) 設定方法
(3) 起動方法

(1) 前提条件

JP1/IMホスト上のJP1/Baseイベントサービスの登録ホスト名をFQDN形式で利用する場合は,次の前提条件を満たす必要があります。

(2) 設定方法

JP1/IM - Managerを自動的に起動するためのコマンドであるjco_startを編集します。jco_startコマンドは,JP1/IM - Managerを起動する前にJP1/Baseの起動確認をしています。FQDN形式のイベントサーバを利用する場合,FQDN形式のイベントサーバの起動確認を行う必要があります。JP1/BaseでFQDN形式のイベントサーバを設定後,次の手順でjco_startコマンドを編集してください。

  1. jco_start.modelを任意の名称でコピーする。
    cd /etc/opt/jp1cons
    cp -p jco_start.model 任意の名称
  2. 1.でコピーしたスクリプトをテキストエディタで開き,次のように編集する。
    変更前:EVS_HOST=`hostname`
    変更後:EVS_HOST=FQDN形式ホスト名

FQDN形式のイベントサーバの設定については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」の次の説明を参照してください。

(3) 起動方法

通常の起動方法と同じです。詳細は「18.1.2 UNIXの場合」を参照してください。

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