JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


9.4.9 イベントサービスの登録ホスト名をFQDN形式で利用する場合の設定

JP1/IM - Managerはイベントサービスの登録ホスト名をFQDN形式で利用する運用に対応しています。イベントサービスの登録ホスト名をFQDN形式で利用することで,複数のドメインで構成されたシステムでJP1イベントを監視できます。

ここでは,マネージャーホスト上のイベントサービスの登録ホスト名をFQDN形式で利用する場合の前提条件,設定方法,および起動方法について説明します。エージェントホスト上のイベントサービスの登録ホスト名をFQDN形式で利用する場合,ここで説明する設定は不要です。

<この項の構成>
(1) 前提条件
(2) 設定方法
(3) 起動方法

(1) 前提条件

JP1/IMホスト上のJP1/Baseイベントサービスの登録ホスト名をFQDN形式で利用する場合は,次の前提条件を満たす必要があります。

(2) 設定方法

JP1/ConsoleサービスとJP1/Base Eventサービスの依存関係を解除する必要があります。JP1/BaseでFQDN形式のイベントサーバを設定後,次の手順でサービスの依存関係を解除してください。

  1. コマンドプロンプトから次のコマンドを実行して,JP1/ConsoleサービスとJP1/Base Eventサービスの依存関係を解除する。
    SpmSetSvcCon -setdepend no

FQDN形式のイベントサーバの設定については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」の次に示す説明を参照してください。

SpmSetSvcConコマンドについては,JP1/IM - Managerのリリースノートを参照してください。

(3) 起動方法

JP1/ConsoleサービスとFQDN形式のJP1/Base Eventサービスと依存関係を設定していないため,JP1/Consoleサービスを起動する前にFQDN形式のJP1/Base Eventサービス,JP1/Baseサービスを起動しておく必要があります。

次の順序でサービスを起動してください。

  1. JP1/Base Event_FQDNホスト名 サービスを起動する。
  2. JP1/Baseサービスを起動する。
  3. JP1/Consoleサービスを起動する。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2008, Hitachi, Ltd.