JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド
JP1/IMおよびJP1/Baseでは,各種フィルター条件や検索条件などに正規表現を使うことができます。ただし,使用できる正規表現は,各機能,OSによってデフォルト値が異なります。
例えば,Windowsの場合,自動アクションやイベント取得フィルターで使用できる正規表現がJP1独自正規表現なのに対し,UNIXの場合,基本正規表現です。また,ユーザーフィルターや統合スコープで使用できる正規表現は,Windows,UNIXで共通ですが,拡張正規表現となっています。
JP1/IM - ManagerやJP1/Baseの設定を変更することで,使用できる正規表現を拡張正規表現に統一できます。JP1/IMの監視環境を構築する際に設定を変更(拡張正規表現に統一)することを検討してください。
既存の環境に,正規表現を使ったフィルター条件の設定などが多くある場合など,互換性を優先する場合にだけ,デフォルト値で運用するようにしてください。
なお,使用する正規表現の設定は,JP1/Baseの設定,および自動アクション環境定義ファイルの"REGEXP"パラメーターで設定します。
- 正規表現について
- 正規表現の種類の説明
参照先:「付録G 正規表現」
- 使用する正規表現を設定する
参照先:マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager リファレンス 自動アクション環境定義ファイル(action.conf.update)」(3. 定義ファイル)
参照先:マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のインストールとセットアップの章の,使用する正規表現についての説明
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