JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド
JP1/IMのホストが,複数のネットワークに接続された構成で運用する場合,次のような要件があることあります。
- 要件例:ホスト名として,hostnameコマンド実行時に表示されるホスト名や,論理ホスト名として指定したホスト名以外のホスト名を使う
- 要件例:JP1は他製品とは別の指定された運用管理用のLANで通信する
このような要件がある場合は,JP1/IMおよびJP1/Baseで,複数LAN接続と呼ぶ,特別な設定により対応します。例えば,jp1hosts情報(JP1独自にホスト名とIPアドレスの対応付けをする)の設定をします。
次の説明を参照して,設定および運用を検討してください。
- 複数ネットワークについて
- 複数ネットワークでの運用について
参照先:「14. ネットワーク構成に応じた運用と環境構築」
参照先:マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のネットワーク構成に応じたJP1/Baseの通信設定に関する説明
- <この項の構成>
- (1) 注意事項
(1) 注意事項
- jp1hosts情報を設定している場合,jp1hosts情報に定義されたホスト名およびIPアドレスに関しては,hostsファイルの定義は参照されません。
例を次に示します。
jp1hosts情報に次のように定義されていると仮定します。
hostA 100.0.0.10 200.0.0.10
また,hostsファイルに次のように定義されていると仮定します。
100.0.0.10 hostA hostB
200.0.0.10 hostC
この場合,hostA,IPアドレス100.0.0.10,およびIPアドレス200.0.0.10に関しては,hostsファイルは参照されません。このため,jp1hosts情報に定義されていないhostBおよびhostCを,構成定義ファイルに指定してもシステム構成を定義することはできません。
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