JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド

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4.1.1 インシデント登録機能によるインシデントの自動登録

JP1/IM - Managerのインシデント登録機能を利用することで,複数のJP1イベントから一つのインシデントを生成し,JP1/IM - Incident Masterに登録できます。また,逆に一つのJP1イベントから複数のインシデントを生成し,JP1/IM - Incident Masterに登録することもできます。

インシデントの生成,登録処理は,JP1/IM - Managerのインシデント登録サービスで行われます。

図で示すと次のようになります。

図4-1  JP1/IM - Managerによるインシデントの自動登録概要

[図データ]

処理の仕組みやインシデント登録機能の活用方法など,詳細についてはマニュアル「JP1/Integrated Management - Incident Master」を参照してください。

参考
インシデント登録サービス(jcdmain)は,JP1/IM - Managerを起動したときにイベントコンソールサービス(evflow)や自動アクションサービス(jcamain)など,ほかのプロセスと同様に,プロセス管理(jco_spmd)配下の子プロセスとして起動されます。ただし,デフォルトでは起動しない設定となっており,jcoimdefコマンドで起動するように設定する必要があります。
図で示すと次のようになります。

図4-2 プロセス管理(jco_spmd)が管理するプロセス

[図データ]
インシデント登録サービスは,ほかのプロセスと同様にプロセス管理が提供する以下の機能に対応しています。
  • プロセスの起動・停止制御
  • プロセス異常終了時の再起動
  • プロセス異常検知時のJP1イベントの発行
詳細については「3.7.1 JP1/IM - Managerのプロセス管理」を参照してください。
また,ほかのプロセスと同様にヘルスチェック機能にも対応しています。詳細については「3.7.2 JP1/IM - Managerのヘルスチェック機能」を参照してください。

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