JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド

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1.6.3 システム統合管理でのJP1ユーザー

JP1/IMは,JP1専用のアカウントである,JP1ユーザーによって操作します。JP1ユーザーを分けることで,システム運用での監視や操作の範囲,またはJP1/IM自身の操作権限を管理できます。

<この項の構成>
(1) JP1ユーザーによるシステム監視範囲の設定
(2) JP1ユーザーによるJP1/IMの管理権限
(3) JP1ユーザーの概要

(1) JP1ユーザーによるシステム監視範囲の設定

システム管理の方法によっては,システム管理者をチームとして組織し,それぞれの管理者がシステムを分担して監視する場合があります。このような場合,JP1ユーザーによって次のように管理範囲を選択できます。

(2) JP1ユーザーによるJP1/IMの管理権限

JP1/IM自身の管理権限は,JP1ユーザーによって設定します。

JP1/IMの権限には,管理者権限(JP1_Console_Admin),操作者権限(JP1_Console_Operator),監視者権限(JP1_Console_User)の3段階があります。例えば,管理者権限はJP1/IMの設定変更などすべての操作ができますが,監視者はビューアーでの監視だけに制限されます。

(3) JP1ユーザーの概要

JP1ユーザーは,JP1専用のアカウントです。JP1ユーザーは認証サーバによってユーザー名,パスワード,および権限などを管理しています。

JP1ユーザーが自動アクションなどでコマンドを実行するとき,JP1ユーザーに対応したOSユーザー権限によってコマンドを実行します。このときのJP1ユーザーとOSユーザーとの対応付けをユーザーマッピングと呼び,ホストごとに対応付けを定義しています。

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