Groupmax Integrated Desktop 　Version 7 ユーザーズガイド

4.1.13　外部宛先台帳を利用する

外部宛先台帳は，LDAPに対応しているディレクトリサーバの登録内容を表示する宛先台帳です。複数のディレクトリサーバの情報を，一つの台帳で表示できます。Groupmaxシステムの場合，ディレクトリサーバは，ドメインという単位で構築しています。

例えば，Groupmaxシステムが複数のドメインで構成されている場合では，自分の宛先が所属するドメインのシステム宛先台帳と，その他のドメインのシステム宛先台帳を，一つの階層で表示できます。そのため，システム宛先台帳と同じ操作方法で，別のドメインに所属しているユーザの宛先を指定できます。

ここでは，外部宛先台帳を利用する上で知っておきたいことを紹介します。

注意

• 外部宛先台帳は，Directory Clientが提供する機能です。使用する場合は，必ずDirectory Clientをインストールしておいてください。
• 外部宛先台帳から宛先として指定できるのは，個人ユーザだけです。組織は指定できません。
• 回覧機能では，外部宛先を利用できません。

＜この項の構成＞

(1)　ドメインとは

(2)　外部宛先台帳の利用方法

(1)　ドメインとは

ドメインとは，システムを構成する単位です。Groupmaxでは，システム管理者がドメインという単位でGroupmaxシステムを構築できます。例えば，A社内のGroupmaxシステムを，本社，横浜支社，大阪支社でそれぞれドメインを構築して運用できます。この場合，自分の宛先が所属するドメインが自ドメイン，その他のドメインが他ドメインとなります。

システム宛先台帳は，ドメインごとにシステム管理者が作成した自分のドメイン内の宛先台帳，外部宛先台帳は，Groupmaxシステムを構成する全ドメインの宛先台帳に当たります。

こんなときに利用すると便利です

支社単位にGroupmaxのドメインを設定しているA社で，本社の田中さんが，横浜支社の佐藤さん，本社の山田さん，大阪支社の伊藤さんにメールを送りたいときには，外部宛先台帳にツリーで表示される本社，横浜支社，大阪支社ドメインをそれぞれ選択し，宛先を指定できます。

■ヘルプでのキーワード■

ドメイン

(2)　外部宛先台帳の利用方法

外部宛先台帳は，新規メール作成用のメッセージエディタの［宛先指定］ダイアログから利用します。［宛先指定］ダイアログの「宛先ツリー」には，システム宛先台帳やローカル宛先台帳と同様に外部宛先台帳内の階層が表示されます。

宛先を設定する

［宛先指定］ダイアログの「宛先ツリー」に表示される外部宛先台帳の階層から，目的の宛先を選択してください。

宛先を検索する

［宛先指定］ダイアログの［検索...］ボタンをクリックして表示される［検索］ダイアログで，システム宛先から検索するか，外部宛先から検索するかを選択できます。

■ヘルプでのキーワード■

外部宛先台帳，宛先を設定する

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