Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド

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付録E.3 環境設定

次に,環境設定を行ってください。環境設定の概要を,図E-3に示します。

図E-3 オブジェクトサーバの環境設定

[図データ]

<この項の構成>
(1) オブジェクトサーバのシステム共通定義とジャーナルファイルの作成
(2) データベースの初期化

(1) オブジェクトサーバのシステム共通定義とジャーナルファイルの作成

次に示すファイルを,%XODDIR%\conf下に作成して,各サーバへ複写してください。

Object Serverの場合
  • システム共通定義ファイル(xodrc)の定義
    システム共通定義ファイルにjnl_output_fileパラメタを追加してください。
    なお,指定する簡易ジャーナルファイルは,必ず共有ディスク上に作成してください
    またujfileパラメタを指定する場合,設定するユーザジャーナル出力ファイルは,必ず共有ディスク上に作成するように,定義ファイルに定義してください
    設定の詳細は,「7.2 システム共通定義ファイル」を参照してください。

High-end Object Serverの場合
  • システム共通定義ファイル(xodrc)の定義
    ujfileパラメタを指定する場合,設定するユーザジャーナル出力ファイルは,必ず共有ディスク上に作成するように,定義ファイルに定義してください
  • ステータスサービス定義ファイル,システムジャーナルサービス定義ファイル(sts及びsysjnl)の定義
    ステータスファイル,システムジャーナルファイルは,必ず共有ディスク上に作成するように,各定義ファイルに定義してください
  • ステータスファイル,システムジャーナルファイルの作成
    ステータスファイル,システムジャーナルファイルを作成する前に,共有ディスクをコマンド実行側のノードの実行可能な所有者にしてください。
設定の詳細は「7.2 システム共通定義ファイル」「7.3 ステータスサービス定義ファイル(High-end Object Server)」及び「7.4 システムジャーナルサービス定義ファイル(High-end Object Server)」を参照してください。

(2) データベースの初期化

[データベースの初期化]ユティリティを実行してください。そのとき,データベースのファイルはすべて共有ディスク上に作成してください

また,[データベースの初期化]ユティリティを実行する前に,共有ディスクをユティリティ実行側のノードの実行可能な所有者にしてください。

設定の詳細は,「8.3.1 データベースの初期化」を参照してください。