Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド

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8.3.1 データベースの初期化

この項では,[データベースの初期化]ユティリティの機能及びダイアログに指定する項目,コマンドの指定方法及び文法について説明します。

<この項の構成>
(1) 機能
(2) ダイアログからの実行方法
(3) コマンドプロンプトから実行する方法
(4) 注意事項

(1) 機能

オブジェクトサーバのデータベースを初期化します。オブジェクトサーバを導入するときに,初期設定パラメタファイルを作成した後で実行してください。初期設定パラメタファイルについては,「7.5 初期設定パラメタファイル」を参照してください。簡単に作成する方法については,「付録C Groupmaxサーバ環境設定ユティリティによる環境設定」を参照してください。

ユティリティの処理結果は,オブジェクトサーバのシステムディレクトリのファイル「xodresult」に出力されます。

(2) ダイアログからの実行方法

(a) 操作
  1. 初期設定パラメタファイルを作成する
  2. [データベースの環境設定]ダイアログの[データベースの初期化(I)...]を選択する
    [データベースの初期化]ダイアログが表示されます。
  3. ノードID及び操作1で作成した初期設定パラメタファイル名を指定する
  4. [OK]ボタンを選択する
    [データベースの初期化]ユティリティが実行されます。
(b) ダイアログで指定する項目

図8-6に[データベースの初期化]ダイアログを示します。

図8-6 [データベースの初期化]ダイアログ

[図データ]

ノードID(N):
ここで指定した値が,このオブジェクトサーバのノードIDになります。マルチサーバ構成で,オブジェクトサーバを運用する場合には,ノードIDによってデータベースを識別しますので,それぞれが異なるノードIDを持つように指定してください。デフォルト値は「O」です。[データベースの初期化]ユティリティの実行時には,同じノードIDを持つデータベースがあるかどうかをチェックしません。
ノードIDを指定すると,オブジェクトを生成するときに,そのデータベースのノードIDがオブジェクトIDの中に設定されます。そのため,すべてのオブジェクトIDが一意な値になります。
シングルサーバ構成の運用をする場合は,特に指定する必要はありません。
・1〜16382<符号なし整数>を指定してください。

初期設定パラメタファイル名(F):
初期設定パラメタファイル名を255バイト以下のドライブ名から始まるパス名(絶対パス名)で指定します。
(c) ボタンの説明

OK:
[データベースの初期化]ユティリティを実行します。

キャンセル:
[データベースの初期化]ダイアログを閉じて,[データベースの環境設定]ダイアログに戻ります。

参照(R)...:
[参照]ダイアログを表示します。

ヘルプ(H):
[データベースの初期化]ダイアログのヘルプを表示します。

(3) コマンドプロンプトから実行する方法

形式
   xodbinit [-n ノードID] -f 初期設定パラメタファイル名

オプション

終了コード
コマンドの終了コードを示します。
0  :正常終了
1以上:異常終了

(4) 注意事項