Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
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(2) ダイアログからの実行方法
- 初期設定パラメタファイルを作成する
- [データベースの環境設定]ダイアログの[データベースの初期化(I)...]を選択する
[データベースの初期化]ダイアログが表示されます。
- ノードID及び操作1で作成した初期設定パラメタファイル名を指定する
- [OK]ボタンを選択する
[データベースの初期化]ユティリティが実行されます。
(b) ダイアログで指定する項目
図8-6に[データベースの初期化]ダイアログを示します。
図8-6 [データベースの初期化]ダイアログ
![[図データ]](FIGURE/ZU080080.GIF)
- ノードID(N):
- ここで指定した値が,このオブジェクトサーバのノードIDになります。マルチサーバ構成で,オブジェクトサーバを運用する場合には,ノードIDによってデータベースを識別しますので,それぞれが異なるノードIDを持つように指定してください。デフォルト値は「O」です。[データベースの初期化]ユティリティの実行時には,同じノードIDを持つデータベースがあるかどうかをチェックしません。
- ノードIDを指定すると,オブジェクトを生成するときに,そのデータベースのノードIDがオブジェクトIDの中に設定されます。そのため,すべてのオブジェクトIDが一意な値になります。
- シングルサーバ構成の運用をする場合は,特に指定する必要はありません。
- ・1〜16382<符号なし整数>を指定してください。
- 初期設定パラメタファイル名(F):
- 初期設定パラメタファイル名を255バイト以下のドライブ名から始まるパス名(絶対パス名)で指定します。
(c) ボタンの説明
- OK:
- [データベースの初期化]ユティリティを実行します。
- キャンセル:
- [データベースの初期化]ダイアログを閉じて,[データベースの環境設定]ダイアログに戻ります。
- 参照(R)...:
- [参照]ダイアログを表示します。
- ヘルプ(H):
- [データベースの初期化]ダイアログのヘルプを表示します。
(3) コマンドプロンプトから実行する方法
- 形式
xodbinit [-n ノードID] -f 初期設定パラメタファイル名
- オプション
- -n ノードID
ここで指定した値が,このオブジェクトサーバのノードIDになります。マルチサーバ構成で,オブジェクトサーバを運用する場合には,ノードIDによってデータベースを識別しますので,それぞれが異なるノードIDを持つように指定してください。xodbinitコマンド実行時には,同じノードIDを持つデータベースがあるかどうかをチェックしません。
ノードIDを指定すると,オブジェクトを生成するときに,そのデータベースのノードIDがオブジェクトIDの中に設定されます。そのため,すべてのオブジェクトIDが一意の値になります。
シングルサーバ構成の運用をする場合は,特に指定する必要はありません。
- -f 初期設定パラメタファイル名
初期設定パラメタファイル名を255バイト以下のドライブ名から始まるパス名(絶対パス名)で指定します。
- 終了コード
- コマンドの終了コードを示します。
- 0 :正常終了
- 1以上:異常終了
- このユティリティを実行できるのは,オブジェクトサーバのシステム管理者だけです。
- すべてのエリアの初期化が正常に終了したときだけ,このユティリティは正常終了します。ユティリティの実行中にエラーが起こった場合には,エラーの原因を取り除いてから,すべてのエリアを初期化してください。
- [データベースの初期化]ユティリティの処理中にエラーが発生すると,[データベースの初期化]ユティリティで作成したファイルは,すべて削除されます。
- データベースを再度初期化したい場合,まず,[データベースの初期化]ユティリティで作成したファイルをすべて削除してから,[データベースの初期化]ユティリティを実行してください。
- [データベースの初期化]ユティリティでデータベースをすべて初期化する場合を除いて,OSの機能でオブジェクトサーバのデータベースのファイルを削除しないでください。OSの機能によってファイルを削除した場合,マスタディレクトリとの不整合が発生し,オブジェクトサーバが起動できなくなります。誤って削除してしまった場合は,「4.5 データベースの回復」に従って情報間の同期ずれが発生しないようにデータベースを回復してください。
ファイルを削除する場合は,必ず[データベースのエリアの削除]ユティリティを使用してエリア単位で削除してください。エリアの削除によって,エリアを構成するすべてのファイルが削除されます。
- High-end Object Serverで[データベースの初期化]ユティリティを実行してデータベースを作成し直すときには,システムジャーナルファイルの容量を見直してください。システムジャーナルサービス定義でset形式に「set jnl_unload_check=Y」を指定した場合又はset形式の指定を省略した場合は,必ずシステムジャーナルファイルの容量を見直してください。
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