Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
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オブジェクトサーバのデータベースに,構成変更パラメタファイル中のareaパラメタ及びfileパラメタで指定されたエリアを追加します。追加できるのは,ユーザデータベース用及びインデクス用のエリアです。
[データベースへのエリアの追加]ユティリティは構成変更パラメタファイルを作成した後で実行してください。構成変更パラメタファイルについては,「7.6 構成変更パラメタファイル」を参照してください。簡単に作成する方法については,「付録C Groupmaxサーバ環境設定ユティリティによる環境設定」を参照してください。
ユティリティの処理結果は,オブジェクトサーバのシステムディレクトリのファイル「xodresult」に出力されます。
(2) ダイアログから実行する方法
- 構成変更パラメタファイルを作成する
- [データベースの環境設定]ダイアログの[データベースへのエリアの追加(A)...]を選択する
[データベースへのエリアの追加]ダイアログが表示されます。
- 操作1で作成した構成変更パラメタファイル名を指定する
- [OK]ボタンを選択する
[データベースへのエリアの追加]ユティリティが実行されます。
(b) ダイアログで指定する項目
図8-7に[データベースへのエリアの追加]ダイアログを示します。
図8-7 [データベースへのエリアの追加]ダイアログ
![[図データ]](FIGURE/ZU080090.GIF)
- 構成変更パラメタファイル名(F):
- 構成変更パラメタファイル名を255バイト以下のドライブ名から始まるパス名(絶対パス名)で指定します。
(c) ボタンの説明
- OK:
- [データベースへのエリアの追加]ユティリティを実行します。
- キャンセル:
- [データベースへのエリアの追加]ダイアログを閉じて,[データベースの環境設定]ダイアログに戻ります。
- 参照(R)...:
- [参照]ダイアログを表示します。
- ヘルプ(H):
- [データベースへのエリアの追加]ダイアログのヘルプを表示します。
(3) コマンドプロンプトから実行する方法
- 形式
xodaradd -f 構成変更パラメタ名
- オプション
- -f 構成変更パラメタファイル名
構成変更パラメタファイル名を255バイト以下のドライブ名から始まるパス名(絶対パス名)で指定します。
- 終了コード
- コマンドの終了コードを示します。
- 0 :正常終了。すべてのエリアの追加に成功しました。
- 1以上:異常終了。一部のエリアの追加が成功している場合も含みます。
- このユティリティを実行できるのは,オブジェクトサーバのシステム管理者だけです。
- オブジェクトサーバの起動から終了までの間に追加できるエリア数の上限値は,Object Serverでは32個,High-end Object Serverではシステム共通定義のadd_area_limitに指定した値です。この数を超えてエリアを追加した場合,オブジェクトサーバを再起動するまで,そのエリアに対してオブジェクトサーバと連携するプログラムのデータベースの作成,エリアの削除,ファイルの追加,及びファイルの属性変更はできません。ただし,オブジェクトサーバの起動から終了までの間にエリアを削除した場合は,削除したエリアの数だけ上限値が増加します。削除したエリアの領域は,エリアを追加したときに再利用されます。
- オブジェクトサーバのデータベースは,[データベースの初期化]ユティリティですべて再初期化する場合を除いて,OSの機能によってデータベースのファイルを削除しないでください。OSの機能によってファイルを削除した場合,マスタディレクトリとの不整合が発生し,オブジェクトサーバが起動できなくなります。誤って削除してしまった場合は,「4.5 データベースの回復」に従って情報間の同期ずれが発生しないようにデータベースを回復してください。
ファイルを削除する場合は,必ず[データベースのエリアの削除]ユティリティを使用してエリア単位で削除してください。エリアの削除によって,エリアを構成するすべてのファイルが削除されます。
- エリアを追加した後で,オブジェクトサーバを再起動すると,追加したエリア数分だけ静的共用メモリの総量が増加するので,システム共通定義で指定するstatic_shmpool_sizeは,余裕を持って計算してください。
- [データベースへのエリアの追加]ユティリティが正常終了した時点で,バックアップを取得してください。
- High-end Object Serverでは,[データベースへのエリアの追加]ユティリティの実行後の運用に備えて,システムジャーナルファイルの容量を見直してください。システムジャーナルサービス定義でset形式に「set jnl_unload_check=Y」を指定した場合又はset形式の指定を省略した場合には,必ずシステムジャーナルファイルの容量を見直してください。
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