Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
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システムを移行するときに注意することについて説明します。
- 移行先環境の確認
移行先のサーバ環境の仮想メモリやディスク容量を確認して,必要に応じてスワップ領域やディスク空き領域を確保してください。
- データベースの互換性の確認
- 移行可能なバージョンは,アンインストールしたObject Serverのバージョン・レビジョン以降(同一バージョンも含む)のHigh-end Object Serverへの移行ができます。
移行前のバージョン・レビジョン ≦ 移行後バージョン・レビジョン
例:
[移行可の例]
・Object Server 06-00 → High-end Object Server 06-00
・Object Server 03-00 → High-end Object Server 03-10
・Object Server 03-10 → High-end Object Server 06-00
[移行不可の例]
・Object Server 03-10 → High-end Object Server 03-00
・Object Server 06-00 → High-end Object Server 03-10
- Object Serverで作成したデータベースは,High-end Object Serverで使用できます。
- High-end Object Serverで作成したデータベースは,Object Serverでは使用できません。また,Object Serverで作成したデータベースをHigh-end Object Serverで更新した場合は,Object Serverで使用できなくなります。
したがって,Object ServerからHigh-end Object Serverに移行する場合は,データベースのバックアップをあらかじめ取得して,Object Serverに戻す場合は,データベースもバックアップから戻してください。
- 手順
- Object Serverを正常停止
・Object Serverのシステム管理者のユーザIDでログオンしてください。
・連携プログラム(各Groupmax製品)が稼働中であればすべて正常終了させてください。
・Object Serverが稼働中であれば正常終了してください。すでに,Object Serverが停止状態であり,前回の停止状態が不明である場合,いったん Object Serverを起動して,正常停止してください。
- データベースのバックアップ
バックアップはObject Serverのすべてのデータベースファイル及び連携プログラム分のファイルを同時に取得する必要があります。バックアップの取得方法には,OSのバックアップ機能(プログラムマネージャの[管理ツール]グループに含まれているバックアッププログラム)を使用する方法と,Object Serverの[データベースのバックアップ]ユティリティを使用する方法があります。使用方法は,「8.4.2 データベースのバックアップ」の説明を参照してください。
なお,[データベースのバックアップ]ユティリティはObject Server 02-31以降の製品及びHigh-end Object Serverの製品で使用することができます。
- Object Serverをアンインストールします。
- High-end Object Serverをインストールします。
- High-end Object Serverの環境設定
システム管理者の登録と環境設定
・システム管理者を変更しない場合は移行前の管理者をそのまま使用できます。
・通信設定に変更がない場合は移行前の設定をそのまま使用できます。
・システム共通定義(%XODDIR%\conf\xodrc)の設定は見積もり直しによって,変更が必要な場合があります。設定内容の詳細は,「7.2 システム共通定義ファイル」の説明を参照してください。
- システムファイルの作成
次のファイルを作成してください。
・ステータスサービス定義ファイル
・ステータスファイル
・システムジャーナルサービス定義ファイル
・システムジャーナルファイル
作成方法の詳細は,「7.3 ステータスサービス定義ファイル(High-end Object Server)」及び「7.4 システムジャーナルサービス定義ファイル(High-end Object Server)」の説明を参照してください。
- High-end Object Serverのサービス起動
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