Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド

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付録C.3 ダイアログボックスの操作

Groupmaxサーバ環境設定ユティリティのダイアログボックスについて説明します。

図C-9にGroupmaxサーバ環境設定ユティリティで使用するウィンドウとダイアログとの関係を示します。

図C-9 Groupmaxサーバ環境設定ユティリティで使用するウィンドウとダイアログ

[図データ]

<この項の構成>
(1) [Groupmax環境設定]ウィンドウ
(2) [ポート番号の設定]ダイアログ
(3) [Object Server簡易設定]ダイアログ
(4) [データベース定義ファイルの作成]ダイアログ
(5) [データベース定義ファイルの参照・更新]ダイアログ
(6) [データベース定義ファイルの削除]ダイアログ
(7) [システム環境への登録]ダイアログ
(8) [再編成パラメタの作成]ダイアログ
(9) [再構成パラメタの作成]ダイアログ
(10) [システム構成の設定]ダイアログ
(11) [詳細設定]ダイアログ
(12) [オプション設定]ダイアログ
(13) [データベース容量の確認]ダイアログ
(14) [カーネルパラメタ情報設定]ダイアログ
(15) [カーネルパラメタの作成]ダイアログ
(16) [カーネルパラメタの参照・更新]ダイアログ
(17) [カーネルパラメタの削除]ダイアログ
(18) [カーネルパラメタ設定]ダイアログ

(1) [Groupmax環境設定]ウィンドウ

Groupmaxサーバ環境設定ユティリティの起動方法を説明します。

  1. [スタート]メニューから[Groupmaxサーバ]の[Groupmax環境設定]を選択する
    [Groupmax環境設定]ウィンドウが表示されます。

図C-10に[Groupmax環境設定]ウィンドウを示します。

図C-10 [Groupmax環境設定]ウィンドウ

[図データ]

注意:
[Groupmax環境設定]ウィンドウでは,[Enter]キーと同様の動作をする操作キーがあります。表C-1に[Enter]キーの動作内容及び[Enter]キーと同様の動作をする操作キーについて示します。

表C-1 [Enter]キー及び[Enter]キーと同様の動作をする操作キー一覧

操作キー 動作説明
[Enter]キー 選択したアイコンに対するダイアログを表示します。
[Esc]キー
[BackSpace]キー
[スペース]キー
テンキー
([NumLock]キーを除く)
文字キー
(A〜Z,0〜9,記号)

(2) [ポート番号の設定]ダイアログ

(a) 機能

[ポート番号の設定]ダイアログでは,Groupmaxのサーバプログラムのポート番号をWindows NT組み込みディレクトリ下の\SYSTEM32\DRIVERS\ETC\SERVICESに設定します。

ダイアログで設定したポート番号をSERVICESファイルに登録するときに,重複する番号があった場合は,ポート番号の設定処理が中止されます。

注意:
通信設定ファイル(SERVICES))の内容不正で設定できない状態になる場合があります。このユティリティでは,すでに設定しているアプリケーションのサービスを追加できません。なお,このユティリティで通信環境を再設定する場合は,Groupmaxサーバ関連のサービス名,ポート番号,及びコメントをすべて削除した後,再実行をしてください。
(b) 操作

[ポート番号の設定]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [Groupmax環境設定]ウィンドウの[通信環境設定]アイコンを選択する
    [ポート番号の設定]ダイアログが表示されます。
  2. 設定対象及びポート番号を設定する
  3. [設定]ボタンを選択する
    ポート番号が設定されます。
(c) ダイアログで指定する項目

図C-11に[ポート番号の設定]ダイアログを示します。

図C-11 [ポート番号の設定]ダイアログ

[図データ]

設定対象:
ポート番号を設定するプログラム名称の左側の設定対象のチェックボックスを選択します。

ポート番号:
各プログラムのポート番号の推奨値を表示します。推奨値は変更できます。各プログラムで使用するポート番号のサービス名がservicesに登録済みの場合は,その番号が表示されて,変更できません。なお,Groupmax Mail ServerとGroupmax Address Serverは使用するポート番号数が多いため,使用範囲を表示します。

設定:
指定したポート番号が設定されます。

キャンセル(C):
ポート番号を設定しないで[ポート番号の設定]ダイアログを終了します。その後,[Groupmax環境設定]ウィンドウに戻ります。

ヘルプ(H):
[ポート番号の設定]ダイアログのヘルプを表示します。

(3) [Object Server簡易設定]ダイアログ

(a) 機能

[Object Server簡易設定]ダイアログでは,定義ファイルに対してどのような操作をするかを指定します。

注意
[Object Server簡易設定]ダイアログは,[カーネルパラメタ情報設定]ダイアログと同時に起動することはできません。[カーネルパラメタ情報設定]ダイアログを終了させてから実行してください。
(b) 操作

[Object Server簡易設定]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [Groupmax環境設定]ウィンドウの[Object Server簡易設定]アイコンを選択する
    [Object Server簡易設定]ダイアログが表示されます。
  2. 該当する項目を選択する
  3. [次へ(N)...>]ボタンを選択する
    選択した操作を実行する,次のダイアログが表示されます。
(c) ダイアログで指定する項目

図C-12に[Object Server簡易設定]ダイアログを示します。

図C-12 [Object Server簡易設定]ダイアログ

[図データ]

データベース定義ファイルの作成(M):
データベース定義ファイルを作成する場合に選択します。選択すると,次に[データベース定義ファイルの作成]ダイアログが表示されます。

データベース定義ファイルの参照・更新(R):
作成済みのデータベース定義ファイルの内容を参照したり,更新したりする場合に選択します。選択すると,次に[データベース定義ファイルの参照・更新]ダイアログが表示されます。

データベース定義ファイルの削除(D):
作成済みのデータベース定義ファイルの内容を削除する場合に選択します。選択すると,次に[データベース定義ファイルの削除]ダイアログが表示されます。

システム環境への登録(E):
作成したデータベース定義ファイルをシステム環境に登録する場合に選択します。システム環境に登録すると,Object Server管理ツール内の各ユティリティに定義ファイル名が引き継がれます。例えば,このGroupmaxサーバ環境設定ユティリティで作成した初期設定パラメタファイル名をシステム環境に登録すると,オブジェクトサーバの[データベースの初期化]ダイアログの「初期設定パラメタファイル名」に,登録したファイル名がデフォルトで表示されます。
[データベースの構成変更]ダイアログ,[データベースの再編成]ダイアログにも同様に引き継がれます。
注意:
データベースの初期設定又は構成変更を実行するときには,各パラメタファイルとシステム共通定義ファイルが必要です。Groupmaxサーバ環境設定ユティリティで作成したパラメタファイルは,何度でもシステム環境に登録できますが,登録と同時にシステム共通定義の内容も変更されますので,ご注意ください。

次へ(N)...>:
選択した項目に対するダイアログを開きます。

閉じる(C):
[Object Server簡易設定]ダイアログを終了して,[Groupmax環境設定]ウィンドウに戻ります。

ヘルプ(H):
[Object Server簡易設定]ダイアログのヘルプを表示します。

(4) [データベース定義ファイルの作成]ダイアログ

(a) 機能

[データベース定義ファイルの作成]ダイアログでは,作成する定義ファイルの内容を指定します。定義ファイルには次の4種類があります。

なお,データベース定義ファイルは,[システム構成の設定]ダイアログで,メール(M),文書管理(F),電子アドレス帳(A),及びワークフロー(W)を選択した場合に作成されます。

(b) 操作

[データベース定義ファイルの作成]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [Object Server簡易設定]ダイアログの「データベース定義ファイルの作成」を選択する
    [データベース定義ファイルの作成]ダイアログが表示されます。
  2. 作成する定義ファイルを選択する
  3. パラメタ名称を入力する
  4. [次へ(N)...>]ボタンを選択する
    選択した操作を実行すると,次のダイアログが表示されます。
(c) ダイアログで指定する項目

図C-13に[データベース定義ファイルの作成]ダイアログを示します。

図C-13 [データベース定義ファイルの作成]ダイアログ

[図データ]

パラメタ名称(S):
データベース定義ファイルに付ける論理的な名称を1〜31バイトの半角英数字で入力します。すでに存在するパラメタ名称を入力すると,エラーとなります。パラメタ名称は,これから作成する定義ファイルを特定する名称です。物理的には,パラメタ名称のディレクトリに,定義ファイルが格納されます。
デフォルト値として,次の文字列が表示されます。
  • データベース初期化用パラメタ:"myhost"
  • データベース構成変更用パラメタ:"consprm"
  • データベース再編成用パラメタ:"reogprm"
  • データベース再構成用パラメタ:"recoprm"

データベース初期化用パラメタの作成(I):
データベースの初期設定パラメタとシステム共通定義パラメタを作成する場合に選択します。システム導入後,最初にデータベースを作成する場合は,このメニューを選択してください。選択すると,次に[システム構成の設定]ダイアログが表示されます。
なお,UNIX用パラメタを作成する場合は,カーネルパラメタの変更情報の通知ファイルも作成します。

データベース構成変更用パラメタの作成(A):
データベースの構成変更パラメタとシステム共通定義パラメタを作成する場合に選択します。すでにデータベースが存在していて,新規にGroupmaxサーバプログラムを追加する場合に選択してください。選択すると,次に[システム構成の設定]ダイアログが表示されます。

データベース再編成用パラメタの作成(R):
データベース再編成パラメタを作成する場合に選択します。データベース内のオブジェクト配置の乱れを修正する場合に選択してください。選択すると,次に[再編成パラメタの作成]ダイアログが表示されます。

データベース再構成用パラメタの作成(E):
データベース再構成パラメタを作成する場合に選択します。データベースのエリアのサイズを変更する場合に選択してください。選択すると,次に[再構成パラメタの作成]ダイアログが表示されます。
なお,UNIX用パラメタを作成する場合は,カーネルパラメタの変更情報の通知ファイルも作成します。
ただし,データベースのディレクトリ名は変更できません。
データベースのディレクトリ名を変更する場合は,パラメタファイル作成後(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)\ESET\usr\(パラメタ名称)のディレクトリにあるesetreco.txtファイルをエディタで修正してください。

閉じる(C):
[データベース定義ファイルの作成]ダイアログを終了して,[Groupmax環境設定]ウィンドウに戻ります。

<戻る(B):
[データベース定義ファイルの作成]ダイアログを終了して,[Object Server簡易設定]ダイアログに戻ります。

次へ(N)...>:
選択した項目に対するダイアログを開きます。

ヘルプ(H):
[データベース定義ファイルの作成]ダイアログのヘルプを表示します。

(5) [データベース定義ファイルの参照・更新]ダイアログ

(a) 機能

[データベース定義ファイルの参照・更新]ダイアログでは,参照・更新するパラメタ名称を指定します。指定したファイルの設定情報が,[システム構成の設定]ダイアログ及び[詳細設定]ダイアログに表示されます。

なお,データベース定義ファイルは,[システム構成の設定]ダイアログで,メール(M),文書管理(F),電子アドレス帳(A),及びワークフロー(W)の選択を変更した場合に更新されます。

ただし,[カーネルパラメタ情報設定]ダイアログで作成したパラメタ名称を指定した場合は,参照だけができます。更新はできません。

(b) 操作

[データベース定義ファイルの参照・更新]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [Object Server簡易設定]ダイアログの「データベース定義ファイルの参照・更新」を選択する
    [データベース定義ファイルの参照・更新]ダイアログが表示されます。
  2. パラメタ名称を入力する
  3. [次へ(N)...>]ボタンを選択する
    [システム構成の設定]ダイアログが表示されます。
(c) ダイアログで指定する項目

図C-14に[データベース定義ファイルの参照・更新]ダイアログを示します。

図C-14 [データベース定義ファイルの参照・更新]ダイアログ

[図データ]

パラメタ名称(S):
データベース定義ファイル作成時に付けた論理的な名称を,リストから選択できます。

<戻る(B):
[データベース定義ファイルの参照・更新]ダイアログを終了して,[Object Server簡易設定]ダイアログに戻ります。

次へ(N)...>:
[システム構成の設定]ダイアログを開きます。

ヘルプ(H):
[データベース定義ファイルの参照・更新]ダイアログのヘルプを表示します。

(6) [データベース定義ファイルの削除]ダイアログ

(a) 機能

[データベース定義ファイルの削除]ダイアログで,指定した定義ファイルを削除します。

(b) 操作

[データベース定義ファイルの削除]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [Object Server簡易設定]ダイアログの「データベース定義ファイルの削除」を選択する
    [データベース定義ファイルの削除]ダイアログが表示されます。
  2. パラメタ名称を入力する
  3. [削除(D)]ボタンを選択する
    指定したファイルが削除されます。
(c) ダイアログで指定する項目

図C-15に[データベース定義ファイルの削除]ダイアログを示します。

図C-15 [データベース定義ファイルの削除]ダイアログ

[図データ]

パラメタ名称(S):
データベース定義ファイル作成時に付けた論理的な名称を,リストから選択できます。

削除(D):
指定した定義ファイルを削除します。その後,[Object Server簡易設定]ダイアログに戻ります。

キャンセル(C):
定義ファイルを削除しないで[データベース定義ファイルの削除]ダイアログを終了します。その後[Object Server簡易設定]ダイアログに戻ります。

ヘルプ(H):
[データベース定義ファイルの削除]ダイアログのヘルプを表示します。

(7) [システム環境への登録]ダイアログ

(a) 機能

[システム環境への登録]ダイアログで指定した定義ファイルを,システム環境に登録します。

このユティリティで,作成した定義ファイルをシステム環境に登録すると,次に実行するオブジェクトサーバのユティリティに,次に示す定義ファイルの情報が引き継がれます。また,初期設定の場合はデータベース作成ディレクトリが作成されます。

定義ファイルをシステムに登録して,オブジェクトサーバのユティリティのダイアログを表示すると,引き継がれたファイル名がすでに入力された状態で表示されます。また,データベース作成ディレクトリも作成されます。そのため,[OK]ボタンをクリックするだけで,ユティリティを実行できます。

(b) 操作

[システム環境への登録]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [Object Server簡易設定]ダイアログの「システム環境への登録」を選択する
    [システム環境への登録]ダイアログが表示されます。
  2. パラメタ名称を入力する
  3. [登録(E)]ボタンを選択する
    指定したファイルがシステム環境に登録されます。
(c) ダイアログで指定する項目

図C-16に[システム環境への登録]ダイアログを示します。

図C-16 [システム環境への登録]ダイアログ

[図データ]

パラメタ名称(S):
データベース定義ファイル作成時に付けた論理的な名称を,リストから選択できます。

登録(E):
指定した定義ファイルをシステム環境に登録します。その後,[Object Server簡易設定]ダイアログに戻ります。

キャンセル(C):
定義ファイルをシステム環境に登録しないで[システム環境への登録]ダイアログを終了します。その後,[Object Server簡易設定]ダイアログに戻ります。

ヘルプ(H):
[システム環境への登録]ダイアログのヘルプを表示します。

(8) [再編成パラメタの作成]ダイアログ

(a) 機能

[再編成パラメタの作成]ダイアログで指定した内容を基に,再編成パラメタファイルが作成されます。

(b) 操作

[再編成パラメタの作成]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [データベース定義ファイルの作成]ダイアログの「データベース再編成用パラメタの作成」を選択する
    [再編成パラメタの作成]ダイアログが表示されます。
  2. ディレクトリ名称を入力する
  3. [完了]ボタンを選択する
    データベース再編成用パラメタが作成されます。
(c) ダイアログで指定する項目

図C-17に[再編成パラメタの作成]ダイアログを示します。

図C-17 [再編成パラメタの作成]ダイアログ

[図データ]

再編成のための一時ファイル格納ディレクトリの設定
ディレクトリ名称(D):
データベース再編成のアンロードファイル及びワークファイルを作成するディレクトリを指定します。デフォルト値として,「オブジェクトサーバのシステムディレクトリ(組み込みディレクトリ)\spool\work」が表示されています。
デフォルト値を変更する場合は,「オブジェクトサーバのシステムディレクトリ(組み込みディレクトリ)」を含まないディレクトリ名称にしてください。
参照(R)...:
ファイルシステムから一時ファイル格納ディレクトリを選択できます。

完了:
データベース再編成パラメタを作成します。その後,[Object Server簡易設定]ダイアログに戻ります。

キャンセル(C):
データベース再編成パラメタを作成しないで[再編成パラメタの作成]ダイアログを終了します。その後,[Object Server簡易設定]ダイアログに戻ります。

ヘルプ(H):
[再編成パラメタの作成]ダイアログのヘルプを表示します。

(9) [再構成パラメタの作成]ダイアログ

(a) 機能

[再構成パラメタの作成]ダイアログで指定した内容を基に,再構成パラメタファイルが作成されます。

(b) 操作

[再構成パラメタの作成]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [データベース定義ファイルの作成]ダイアログの「データベース再構成用パラメタの作成」を選択する
    [再構成パラメタの作成]ダイアログが表示されます。
  2. パラメタ名称を入力する
  3. ディレクトリ名称を入力する
  4. [次へ...>]ボタンを選択する
    データベース再構成用パラメタが作成されます。
    [データベースエリアの再作成]ユティリティ実行後に,作成されたesetrc.txtをxodrcに上書きしてください。
(c) ダイアログで指定する項目

図C-18に[再構成パラメタの作成]ダイアログを示します。

図C-18 [再構成パラメタの作成]ダイアログ

[図データ]

パラメタ名称(S):
データベース定義ファイル作成時に付けた論理的な名称を,リストから選択できます。
パラメタ名称は,データベース初期化用パラメタのパラメタ名称を指定してください。
他のパラメタを選択した場合,[次へ...>]ボタンが活性化されません。

再構成のための一時ファイル格納ディレクトリの設定

ディレクトリ名称(D):
データベース再構成のアンロードファイル及びワークファイルを作成するディレクトリを指定します。デフォルト値として,以下のように表示されます。
Windows NTの場合
「オブジェクトサーバのシステムディレクトリ(組み込みディレクトリ)\spool\work」
HI-UX/WE2,HP-UX及びAIXの場合
「/usr/OMSDB」
デフォルト値を変更する場合,「オブジェクトサーバのシステムディレクトリ(組み込みディレクトリ)」を含まないディレクトリ名称にしてください。
参照(R)...:
ファイルシステムから一時ファイル格納ディレクトリを選択できます。

<戻る(B):
[再構成パラメタの作成]ダイアログを終了して,[データベース定義ファイルの作成]ダイアログに戻ります。

次へ(N)...>:
[システム構成の設定]ダイアログを開きます。

ヘルプ(H):
[再構成パラメタの作成]ダイアログのヘルプを表示します。

(10) [システム構成の設定]ダイアログ

(a) 機能

[システム構成の設定]ダイアログでは,データベース初期化用パラメタ,データベース構成変更用パラメタ又はデータベース再構成用パラメタを作成するための情報を設定します。

ここで指定するのは,システム全体の情報です。Groupmaxサーバ環境設定ユティリティは,この情報をそれぞれのサーバプログラムの詳細な指定値へと展開し,それを基にパラメタの指定値を決めます。各サーバプログラムの詳細な指定値は,[詳細(Y)...]ボタンを選択して表示される[詳細設定]ダイアログで参照及び変更できます。

これらで指定した内容を基に,パラメタファイル及びシステム共通定義ファイルが作成されます。OS種別にUNIX(HI-UX/WE2,HP-UX,又はAIX)を設定した場合は,カーネルパラメタの変更情報の通知ファイルも作成されます。

(b) 操作

[システム構成の設定]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [データベース定義ファイルの作成]ダイアログの「データベース初期化用パラメタの作成」又は「データベース構成変更用パラメタの作成」を選択する
    [システム構成の設定]ダイアログが表示されます。
  2. 構築する環境に見合う値をそれぞれの項目に入力する
    詳細設定が必要な場合は,[詳細(Y)...]を選択すると表示される[詳細設定]ダイアログで指定してください。
  3. [完了]ボタンを選択する
    データベース初期化用パラメタ又はデータベース構成変更用パラメタが作成されます。
(c) ダイアログで指定する項目

図C-19に[システム構成の設定]ダイアログを示します。

図C-19 [システム構成の設定]ダイアログ

[図データ]

システム環境の設定
システム内の全ユーザ数(T):
各サーバで登録するユーザ数の総数を指定します。
次の固定値を選択できます。また,任意のユーザ数を直接入力することもできます。デフォルト値として,1〜100が表示されています。
  • 1〜100
  • 101〜1000
  • 1001〜5000
  • 5001〜10000
  • 10001〜20000
このサーバに登録するユーザ数(U):
設定しようとしているサーバに登録するユーザ数を指定します。
次の固定値を選択できます。また,任意のユーザ数を直接入力することもできます。デフォルト値として,1〜10が表示されています。
  • 1〜10
  • 11〜50
  • 51〜100
  • 101〜500
  • 501〜1000
  • 1001〜2000
  • 2001〜3000
  • 3001〜4000
  • 4001〜5000
メモリサイズ(E):
このサーバのハードウェアに実装されたメモリサイズを入力します。指定できる値は64〜2048です。
OS種別(O):
パラメタを作成するシステムのOSを次の中から選択します。デフォルト値として,Windows NTが表示されています。
使用するOSがWindows 2003,Windows 2008,Windows 2012の場合でも,Windows NTと表示されます。
  • Windows NT
  • HI-UX/WE2
  • HP-UX
  • AIX
性能優先モード(共用メモリ上限値拡大)(Q):
Groupmaxサーバの動作性能を向上するために,共用メモリ(static_shmpool_size)の上限値を拡大するかどうかを指定します。デフォルト値は拡大しない(チェックなし)です。
チェックしない場合,最大で73500になります。チェックした場合,最大で745000で値を計算します。
なお,構成変更用パラメタの作成時は,初期化用パラメタの作成時と同じ値を指定してください。

プログラムの選択:
パラメタ作成の対象となるサーバプログラムのチェックボックスを選択します。対象となるサーバプログラムがインストールされていなくても,選択して,パラメタを作成できます。
  • メール(M):Groupmax Mail Server
  • 文書管理(F):Groupmax Document Manager
  • 文書管理(高機能版)(F):Groupmax High-end Document Manager(ただし,表示では「ハイエンド文書管理」)
  • 電子アドレス帳(A):Groupmax Address Server
  • ワークフロー(W):Groupmax Workflow Server
  • ワークフロー(高機能版)(W):Groupmax High-end Workflow Server(ただし,表示では「ハイエンドワークフロー」)
  • ワークフロー(ドメイン間連携機能使用時)(W):Groupmax Workflow Server + Groupmax Workflow Server Connection(ただし,表示では「ワークフロー(ドメイン)」)
  • ワークフロー(高機能版:ドメイン間連携機能使用時)(W):Groupmax High-end Workflow Server + Groupmax Workflow Server Connection(ただし,表示では「ハイエンドWF(ドメイン)」)
  • スケジュール管理(J):Groupmax Scheduler Server
  • 施設管理(C):Groupmax Facilities Manager
  • WWW(Z):Groupmax World Wide Web
  • リモートインストール(R):Groupmax Remote Installation Server
  • 統合運転席(K):Groupmax System Agent - TCP/IP
  • エージェントサーバ(G):Groupmax Agent Server
  • エージェントメールオプション(X):Groupmax Agent Server Mail Option
  • エージェントメールサーバ(L):Groupmax Agent - Mail Server
  • エージェントメールファンクション(I):Groupmax Agent - Mail Function
  • エージェント文書管理サーバ(N):Groupmax Agent - Document Manager Server
  • エージェントワークフローサーバ(V):Groupmax Agent - Workflow Server
  • オブジェクトサーバ(9):Groupmax Object Server(ただし,表示では「Object Server」)
  • オブジェクトサーバ(高機能版)(9):Groupmax High-end Object Server(ただし,表示では「High-end Object Server」)
なお,OS種別でWindows NTを選択した場合は,メール(M),文書管理(F),電子アドレス帳(A),ワークフロー(W),及びスケジュール管理(J)だけが選択できます。他のプログラムの選択は不要です。
メールを選択すると,電子アドレス帳も選択されます。それ以外のプログラムはそれぞれ単独で選択できます。
また,文書管理とワークフローは高機能版かどうかをリストボックスから選択します。
オブジェクトサーバ及びオブジェクトサーバ(高機能版)は前提必須のサーバとなるため,チェックボックスはなく,種別を選択するリストボックスだけとなります。また,文書管理(高機能版)又はワークフロー(高機能版)を選択した場合はオブジェクトサーバ(高機能版)が前提となるため,自動的にオブジェクトサーバ(高機能版)が選択されて,種別の変更が不可(項目が非活性)となります。文書管理,ワークフローの両方で高機能版以外を再度選択した場合,オブジェクトサーバの種別の変更は可(項目が活性)となりますが,オブジェクトサーバ(高機能版)が選択されたままとなりますのでご注意ください。

データベースの作成
データベース名称(スキーマ名称)(S):
初期設定時は,データベースに付けるスキーマ名称を設定します。構成変更時は,スキーマ名称にはすでに設定されているもの又は"********"が表示され,非活性となります。
データベース作成ディレクトリ(D):
データベースファイルを作成するディレクトリを指定します。デフォルト値として,「e:\OBJECTSV\DATABASE」が表示されています。
なお,(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)下のディレクトリにはデータベースを作成しないでください。(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)下のディレクトリは,Object Serverシステムが使用するディレクトリであり,インストール時及びアンインストール時に削除されることがあります。保守性及び拡張性の観点から,データベースは,Object Serverのインストールボリュームとは別のボリュームに作成することを推奨します。Object Serverが使用するシステムディレクトリについては,「2.3.1 プログラムの組み込みと削除」の「表2-1 組み込みファイル一覧(オブジェクトサーバ)」を参照してください。
性能及び運用の観点から,データベースはWindowsやGroupmaxサーバのインストールボリュームとは別の独立したボリュームに作成することを推奨します。
また,
参照(R)...:
ファイルシステムからデータベースを作成するディレクトリを選択できます。
なお,[参照]ボタンによるディレクトリの参照時,デフォルトでは,(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)\binディレクトリが表示されますが,このディレクトリ下にはデータベースを作成しないでください。
プログラム毎の設定(P):
チェックボックスを選択すると,プログラムごとにデータベース作成ディレクトリを分けられます。ディレクトリ名称は,[詳細設定]ダイアログで指定します。

詳細(Y)...:
[詳細設定]ダイアログが表示されます。

オプション(B)...:
[オプション設定]ダイアログが表示されます。

完了:
データベース容量を確認してから,データベース初期設定用パラメタ又はデータベース構成変更用パラメタを作成します。その後,[Object Server簡易設定]ダイアログに戻ります。

キャンセル:
パラメタを作成しないで[システム構成の設定]ダイアログを終了します。その後[Object Server簡易設定]ダイアログに戻ります。

ヘルプ(H):
[システム構成の設定]ダイアログのヘルプを表示します。

(11) [詳細設定]ダイアログ

(a) 機能

[詳細設定]ダイアログでは,データベース初期化用パラメタ,データベース構成変更用パラメタ又は再構成用パラメタを作成するための情報を設定します。

ここで指定するのは,各サーバプログラムの詳細な指定値です。[システム構成の設定]ダイアログで選択したサーバプログラムの指定値を参照,更新できます。

この内容を基に,パラメタファイル及びシステム共通定義ファイルが作成されます。[システム構成の設定]ダイアログのOS種別にUNIX(HI-UX/WE2,HP-UX,又はAIX)を設定すると,カーネルパラメタの変更情報の通知ファイルも作成されます。

なお,[詳細設定]ダイアログで設定値を変更,確定した後に[システム構成の設定]ダイアログでの指定値を変更すると,[詳細設定]ダイアログでの設定値は無効になりますので,ご注意ください。

また,OS種別でWindows NTを選択した場合は,次の詳細情報は設定できません。

(b) 操作

[詳細設定]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [システム構成の設定]ダイアログの[詳細(Y)...]を選択する
    [詳細設定]ダイアログが表示されます。
  2. 構築する環境に見合う値をそれぞれの項目に入力する
  3. [更新]ボタンを選択する
    指定値を確定して,[詳細設定]ダイアログを終了し,[システム構成の設定]ダイアログに戻ります。
(c) ダイアログで指定する項目

図C-20に[詳細設定]ダイアログを示します。

図C-20 [詳細設定]ダイアログ

[図データ]

それぞれのサーバプログラムでの設定項目
[電子アドレス帳/メール/文書管理]又は[ワークフロー]のタグを選択すると,それぞれのサーバプログラムでの詳細な設定項目が表示されます。ここで,[システム構成の設定]ダイアログで選択したプログラムの指定値の参照,更新ができます。それぞれの項目には,[システム構成の設定]ダイアログで設定した値から算出された値が表示されています。
表C-2にそれぞれのサーバプログラムでの設定項目を示します。

表C-2 それぞれのサーバプログラムでの設定項目

プログラム名 指定内容 説明
電子アドレス帳 全組織数
(1〜9999)
一人以上のユーザから構成される集まりが組織です。会社の構造に例えると部や課に相当します。この組織の総数を指定します。
電子アドレス帳 1ユーザあたりのユーザ任意情報の定義数の平均(1〜8) 見出し(項目)の数を指定します。ユーザ任意情報を使用しない場合は1を指定します。
メール 送信メール1通あたりの宛先数の平均
(1〜999)
メールを送信する場合の宛先数の平均値を入力します。個人メール中心であれば1〜2,業務上,宛先数が多いことが判明している場合は,その値を指定します。
メール 全マスタ掲示板数 (1〜9999) 掲示物を登録するものが掲示板であり,マスタ掲示板とレプリカ(マスタ掲示板の複写)掲示板から構成されます。すべての掲示板のうち,レプリカ掲示板を除いた掲示板の総数を指定します。
メール 1つのメールボックスが保持する受信メールの平均(1〜999) メールボックスは組織,ユーザ単位に作成します。この一つのメールボックスが保持する受信メール数の平均を指定します。
メール 1人が1日に送信するメール数(1〜999) 一人のユーザが1日に送信するメール数の平均を指定します。
メール サーバ1台が1日あたりに受信するメール数の平均(1〜999999) 1台のサーバが1日に受信するメール数の平均を指定します。
メール E-mailアドレスの平均長(1〜256) E-mailアドレスの平均長を指定します。
文書管理 1ユーザあたりの同時アクセス文書数 (1〜999) 一人のユーザがログイン中に参照・編集などの操作を実施する一般文書とフォーム文書の平均の数を指定します。
文書管理 全フォーム文書数 (0〜1000000) すべてのフォーム文書データベースに格納されるフォーム文書の総数を指定します。
文書管理 文書あたりに保持するバージョン数(0〜99) 一つの一般文書が保持するバージョン数を指定します。Groupmax Document Managerの環境設定で「文書の最大バージョン数」に設定した値を指定します。
文書管理 分類,分類索引の総数
(0〜1000000)
分類索引とは,一般文書を分類する分類体系の一つです。サーバに対して複数の分類索引を定義できます。分類とは,分類索引を構成する節のことです。ここでは,分類索引と分類の総数を指定します。
文書管理 全一般文書数(旧:全文書数(一般文書のみ))
(0〜1000000)
すべての一般文書データベースに格納される文書の総数を指定します。
文書管理 フォーム文書データベース数
(0〜5000)
フォーム文書データベースとは,日報などの定型文書の情報を主体に管理するデータベースです。定型文書の種類ごとにフォーム文書データベースを定義して使用します。定型文書固有の情報はユーザ定義属性として定義します。属性の登録には,Groupmax Formで作成したフォーム(電子帳票)を使用します。アプリケーションファイルは添付ファイルとして操作できます。ここでは,フォーム文書データベースの総数を指定します。
文書管理 一般文書データベース数
(1〜5000)
一般文書データベースとは,日報などの定型文書の情報を主体に管理するデータベースです。システム文書データベースの属性として定義されている文書の書誌情報のほかに,ユーザが文書群に共通の情報をユーザ定義属性として個別に定義して一般文書データベースを作成できます。ここでは,システム文書データベースとユーザが作成する一般文書データベースの総数を指定します。
文書管理 配布文書グループ数
(0〜1500)
一つのサーバの一般文書を別のサーバに配布することを文書配布といいます。文書を配布する側のサーバを配布元サーバ,配布される側のサーバを配布先サーバといいます。文書は,配布元サーバで配布対象となる文書を定義して配布します。これらの文書群を文書配布対象グループ数といいます。ここでは,この文書配布対象グループの総数を指定します。
文書管理 配布で取り込まれた文書の総数
(0〜1000000)
文書配布機能を使用して取り込まれる一般文書の総数を指定します。配布元サーバでは,一般文書数の中に含まれます。
文書管理 1つの一般文書データベースの文字列型ユーザ定義属性数の平均値
(0〜100)
一般文書データベースにはユーザ固有の情報を定義できます。この情報をユーザ定義属性と呼びます。例えば,「会議録」データベースに「開催日」という属性を定義できます。ここでは,一般文書データベースに登録する文字列型のユーザ定義属性の平均値を指定します。
文書管理 1つのフォーム文書データベースの文字列型ユーザ定義属性数の平均値
(0〜100)
フォーム文書データベースに指定する可変長文字列型のユーザ定義属性の定義数の平均値を指定します。フォーム文書の項目の定義にはリッチテキストも含まれます。
文書管理 フォルダ数
(2〜1000000)
フォルダとは,一般文書を分類する体系の一つです。一つのサーバに一つのフォルダ体系が存在します。通常,Groupmax Integrated Desktopの共用キャビネット下に表示されます。フォルダは,物理的格納位置との対応付けができます。ここでは,サーバ上に作成されるフォルダの総数を指定します。
文書管理 同時ログインユーザ数
(1〜256。ただし,Groupmax High-end Document Managerを使用する場合は1〜1000)
同時にログインするユーザ数の最大値を指定します。
文書管理 複数グループアクセス権機能(ON,OFF) 一つしかできないデータベースへのグループアクセス権を複数個設定できる機能を,使用するかどうかを指定します。
ワークフロー 1日あたりのワーク数
(1〜9999)
1日に発生するワーク数を指定します。
ワークフロー ワーク処理日数
(1〜999)
ソースから投入した回覧データがシンクで終了するまでの平均処理日数を指定します。
ワークフロー ワーク保存日数
(1〜999)
終了したワークを保存するための日数を指定します。保存日数を過ぎたワークはワーク削除ユティリティで削除できます。
ワークフロー 1ビジネスプロセスあたりの定義ノード数
(1〜999)
ビジネスプロセス上で,ユーザ又はシステムが何らかの処理をする場所をノードと呼びます。ビジネスプロセス上の平均ノード数を指定します。
ワークフロー ビジネスプロセス定義数
(1〜9999)
基本フローモデルに基づいて表現した業務の流れをビジネスプロセスといいます。このビジネスプロセス定義の総数を指定します。
ワークフロー ワーク内のケース数
(1〜999)
ワークフローで回覧される文書又はメモを格納する入れ物をケースといいます。ケースには,ビジネスプロセス定義で定義するケースの他にシステムが自動的に作成するルートケースがあります。ワークに投入される平均ケース数を指定します。
ワークフロー ケース内の文書数
(1〜999)
ケースに格納して送付する書類を文書といいます。文書は,各種アプリケーション固有の形式で作成された文書実体ファイルと,文書全体を管理する文書オブジェクトで構成されます。ケースに格納する平均文書数を指定します。
ワークフロー ロール数
(1〜9999)
ロールは仕事をする上での役割です。複数のユーザをロールとしてグループ化し,ビジネスプロセス定義のノード上の作業者として割り当てることができます。このロールの総数を指定します。
ワークフロー 最大ログインユーザ数
(1〜1000。ただし,Groupmax High-end Workflow Serverを使用する場合は1〜4096)
ログインするユーザ数の最大値を指定します。
ワークフロー 1ユーザあたりの同時接続セション数(1〜5) 1ユーザあたりの同時に接続するセション数の最大値を設定します。
ワークフロー キャッシュメモリサイズ(MB)(1〜32) キャッシュのメモリサイズを指定します。単位はメガバイトです。
ワークフロー ワークフローデータベースへの同時アクセス数(1〜32) ワークフローデータベースへの同時アクセス数を指定します。
ワークフロー マルチサーバの総サーバ数(0〜400) マルチサーバ構成時のサーバ数を指定します。シングルサーバ構成の場合は0を指定してください。
ワークフロー 管理者用最大ログインユーザ数(1〜200) 同時にログインする管理者用のユーザ数の最大値を指定します。
ワークフロー ワークID採番用管理情報遅延更新機能(ON,OFF) ワークID採番用管理情報遅延更新機能を使用するかどうかを指定します。
ワークフロー 1日あたりのドメイン間連携ノードに到達するケース数(0〜8000) 1日あたりのドメイン間連携ノードに到達するケース数を指定します。
ワークフロー 1日あたりのドメイン間連携機能で投入されるワーク数(0〜9999) 1日あたりのドメイン間連携機能で投入されるワーク数を指定します。ただし,ワークフローの1日あたりのワーク数の内数で指定します。
ワークフロー WFの環境設定の「ドメイン間連携管理情報最大保存期間」で指定した値(0〜70560) Workflowの環境設定の「ドメイン間連携管理情報最大保存期間」で指定した値を指定します。単位は分です。
ワークフロー ユーザ内ヒストリ数(50〜1023) ユーザのユーザヒストリ取得最大数を指定します。
ワークフロー ワーク下のオブジェクト数(最大値)(1〜32767) ワーク下のオブジェクト数を指定します。
エージェントサーバ 同時に動作するエージェント数(クラスB)
(1〜32)
同時に動作させるクラスBのエージェントの数を指定します。
エージェントサーバ 同時に動作するエージェント数(クラスC)
(1〜32)
同時に動作させるクラスCのエージェントの数を指定します。
エージェントサーバ 接続するPPサーバ数の最大(1〜64) エージェントサーバに接続する最大PPサーバ数を指定します。
エージェントサーバ 同時に接続するユーザ数の最大(1〜256) エージェントサーバに同時に接続する最大ユーザ数を指定します。
スケジュール管理/施設管理 ユーザが所属する組織の数(旧:全組織数) (1〜9999) 組織の総数を指定します。ここで指定する組織とは,一人以上のユーザから構成される集まりです。会社の構造に例えると部や課に相当します。
スケジュール管理/施設管理 施設が所属する組織の数 (1〜9999) 組織の総数を指定します。ここで指定する組織とは,1か所以上の施設から構成される集まりです。 会社の構造に例えると部や課に相当します。
スケジュール管理/施設管理 当該サーバに登録する施設数(1〜10000) 会議室や体育館などの施設の総数を指定します。
スケジュール管理/施設管理 ユーザを登録する組織の階層数の最大値 (1〜50) ユーザを階層化したときの階層数を指定します。
スケジュール管理/施設管理 施設を登録する組織の階層数の最大値(旧:施設を登録した全階層数) (1〜50) 施設を階層化したときの階層数を指定します。

電子アドレス帳/メール/ワークフローの場合,データベース運用期間(データベースの再編成までの期間)は30日を仮定しています。運用期間ごとに[データベースの再編成]ユティリティを実行してください。又は,データベースのファイルの増分に備えて,ディスクのパーティションの空きが十分か定期的に確認してください。

ここで求められる値は1サーバの値です。OSにHP-UXを使用していて,workflowの複数サービス機能を使用する場合は,各サーバの値で作成した個々のカーネルパラメタ変更情報ファイルを手作業でマージする必要があります。

ディレクトリ名称(F),(P),(K):
[システム構成の設定]ダイアログで,[プログラム毎の設定]を選択すると,入力できます。プログラムごとに異なるディレクトリにデータベースファイルを作成する場合に指定します。
なお,(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)下のディレクトリにはデータベースを作成しないでください。(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)下のディレクトリは,Object Serverシステムが使用するディレクトリであり,インストール時及びアンインストール時に削除されることがあります。保守性及び拡張性の観点から,データベースは,Object Serverのインストールボリュームとは別のボリュームに作成することを推奨します。Object Serverが使用するシステムディレクトリについては,「2.3.1 プログラムの組み込みと削除」の「表2-1 組み込みファイル一覧(オブジェクトサーバ)」を参照してください。

参照(I)...,(L)...,(R)...:
プログラムごとに異なるディレクトリにデータベースファイルを作成する場合に,ファイルシステムからデータベースを作成するディレクトリを選択できます。
なお,[参照]ボタンによるディレクトリの参照時,デフォルトでは,(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)\binディレクトリが表示されますが,このディレクトリ下にはデータベースを作成しないでください。

デフォルト(D):
手前に表示しているプログラムの設定値が,[システム構成の設定]ダイアログの内容からシステムが算出したデフォルト値に戻ります。

更新:
指定値を確定して,[詳細設定]ダイアログを終了し,[システム構成の設定]ダイアログに戻ります。

キャンセル:
指定値を確定しないで[詳細設定]ダイアログを終了し,[システム構成の設定]ダイアログに戻ります。

ヘルプ(H):
[詳細設定]ダイアログのヘルプを表示します。

(12) [オプション設定]ダイアログ

(a) 機能

[オプション設定]ダイアログでは, Object Server又はHigh-end Object Serverで必要な,次に示す項目を設定します。

カーネルパラメタ変更情報作成時にはボタンを押すことはできません。

(b) 操作

[オプション設定]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [システム構成の設定]ダイアログの[オプション(B)...]を選択する
    [オプション設定]ダイアログが表示されます。
  2. 必要な情報を入力します。
    [システム構成の設定]ダイアログの「プログラムの選択」で,Object Server又はHigh-end Object Serverのどちらを選択しているかにより,必要な入力情報が変わります。
    Object Serverを使用する場合の設定項目
    • 簡易ジャーナルファイル名を指定します。
    High-end Object Serverを使用する場合の設定項目:
    • ステータスファイルを定義する。新たに追加する場合は[追加]ボタンを押す。
    • 削除する場合は削除する項目を選択後,[削除]ボタンを押す。
    • 設定した内容を修正する場合は修正する項目を選択後,[修正]ボタンを押す。
    • ステータスファイルの項目を最大で七つまで定義する。
      ステータスファイルの障害に備えて,A系,B系はそれぞれ別々のパーティション上に作成してください。
    • システムジャーナルサービスを定義する。
      操作はステータスファイルの作成と同じです。ジャーナルファイルも物理ファイルを複数のディスクに分けてください。
    • マルチサービス対応の設定をする。
      マルチサービス対応を使用する場合,マルチサービス対応(M)のチェックボックスを選択して,OMS識別子(S)を入力します。OMS識別子は,半角英字で始まる,半角英数字2文字で入力してください。
  3. [OK]ボタンを選択する
    指定値を確定して,[オプション設定]ダイアログを終了し,[システム構成の設定]ダイアログに戻ります。
(c) ダイアログで指定する項目

図C-21に[オプション設定]ダイアログを示します。

図C-21 [オプション設定]ダイアログ

[図データ]

Object Server(O):
「プログラムの選択」でObject Serverを選択している場合に指定できる項目のグループです。

簡易ジャーナルファイル名(H):
簡易ジャーナルファイルの出力先ファイル名を指定します。デフォルト値として,「(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)\spool\sysjnl」が表示されています。
クラスタ環境で使用する場合を除いて,デフォルト値を設定してください。
OS種別をHI-UX/WE2,HP-UX又はAIXとした場合,デフォルト値は空欄のままです。
デフォルト値を変更する場合は,「(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)」を含まないファイル名称にしてください。
指定を省略した(空欄にする)場合,次に示すファイル名が仮定されます。
OS種別がWindows NTの場合:
%XODDIR%\spool\sysjnl
OS種別がHI-UX/WE2,HP-UX又はAIXの場合:
$XODDIR/spool/sysjnl

参照(K)...:
ファイルシステムから簡易ジャーナルファイルを格納するディレクトリを指定できます。ファイル名は記述してください。
なお,[参照]ボタンによるディレクトリの参照時,デフォルトでは,(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)\binディレクトリが表示されますが,このディレクトリ下には簡易ジャーナルファイルを作成しないでください。クラスタ環境で使用する場合を除いて,(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)\spool\sysjnlと指定してください。

High-end Object Server(E):
「プログラムの選択」でHigh-end Object Serverを選択している場合に指定できる項目のグループです。

追加(A)..., 追加(X)...,:
新たにステータスサービス定義又はシステムジャーナルサービス定義をする場合に選択します。

削除(D)..., 削除(Y)...,:
選択したステータスサービス定義又はシステムジャーナルサービス定義を削除します。

修正(F)..., 修正(Z)...,:
選択したステータスサービス定義又はシステムジャーナルサービス定義を修正します。

マルチサービス対応(M):
マルチサービス対応を使用する場合に選択します。

OMS識別子(S):
OMS識別子を指定します。

OK(N):
設定した内容を確定して,[オプション設定]ダイアログを終了し,[システム構成の設定]ダイアログに戻ります。

キャンセル(C):
設定した内容を確定しないで[オプション設定]ダイアログを終了し,[システム構成の設定]ダイアログに戻ります。

ヘルプ(L):
[オプション設定]ダイアログのヘルプを表示します。
(d) ステータスサービス定義の設定画面で指定する項目

図C-22に[ステータスサービス定義の設定]ダイアログを示します。

図C-22 [ステータスサービス定義の設定]ダイアログ

[図データ]

論理ファイル名(L):
ステータスファイルの論理ファイル名を先頭が英字で1〜8バイトの半角英数字で指定します。

A系ステータスファイル名(A):

B系ステータスファイル名(B):
論理ファイルを構成するA系及びB系ステータスファイル名を63バイト以下のドライブ名から始まる絶対パス名で指定します。
性能及び運用の観点から,ステータスファイルはデータベースが格納されているドライブとは別のディスクに作成することを推奨します。
ハードディスクの障害によってすべてのステータスファイルが障害とならないようにするため,A系ファイル名とB系ファイル名はできるだけ別ディスクに作成することを推奨します。また,それぞれの論理ファイルも,できるだけ別ディスクに作成することを推奨します。
※すべてのステータスファイルが障害となった場合,High-end Object Serverは異常終了して,再開始できない状態になります。
なお,(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)下のディレクトリにはステータスファイルを作成しないでください。(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)下のディレクトリは,Object Serverシステムが使用するディレクトリであり,インストール時及びアンインストール時に削除されることがあります。保守性及び拡張性の観点から,ステータスファイルは,Object Serverのインストールボリュームとは別のボリュームに作成することを推奨します。Object Serverが使用するシステムディレクトリについては,「2.3.1 プログラムの組み込みと削除」の「表2-1 組み込みファイル一覧(オブジェクトサーバ)」を参照してください。

参照(R)..., 参照(S)...:
ファイルシステムからステータスファイルを格納するディレクトリを指定できます。ファイル名は記述してください。
なお,[参照]ボタンによるディレクトリの参照時,デフォルトでは,(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)\binディレクトリが表示されますが,このディレクトリ下にはステータスファイルを作成しないでください。

OK(N):
設定を有効にして,[オプション設定]ダイアログに戻ります。

キャンセル(C):
設定を破棄して,[オプション設定]ダイアログに戻ります。

ヘルプ(H):
[ステータスサービス定義の設定]ダイアログのヘルプを表示します。

※注意事項
  • A系,B系ステータスファイルのレコード数は32固定となります。
    High-end Object Serverは,レコード数32を超えて使用しないので,生成されたパラメタを変更する必要はありません。
  • 1レコードは4608バイトです。
(e) システムジャーナルサービス定義の設定画面で指定する項目

図C-23に[システムジャーナルサービス定義の設定]ダイアログを示します。

図C-23 [システムジャーナルサービス定義の設定]ダイアログ

[図データ]

ファイルグループ名(G):
ジャーナルファイルのグループ名を1〜8バイトの半角英数字で指定します。ただし,先頭文字に数字を用いることができません。

物理ファイル名(P):
ファイルグループを構成する物理ファイル名を63バイト以下のドライブ名から始まる絶対パス名で指定します。
なお,(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)下のディレクトリには物理ファイルを作成しないでください。(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)下のディレクトリは,Object Serverシステムが使用するディレクトリであり,インストール時及びアンインストール時に削除されることがあります。保守性及び拡張性の観点から,物理ファイルは,Object Serverのインストールボリュームとは別のボリュームに作成することを推奨します。Object Serverが使用するシステムディレクトリについては,「2.3.1 プログラムの組み込みと削除」の「表2-1 組み込みファイル一覧(オブジェクトサーバ)」を参照してください。
性能及び運用の観点から,物理ファイルはデータベースが格納されているドライブとは別のディスクに作成することを推奨します。
ハードディスクの障害によってすべての物理ファイルが障害とならないようにするため,複数のディスクに物理ファイルを作成することを推奨します。

参照(R)...:
ファイルシステムから物理ファイルを格納するディレクトリを指定できます。
ファイル名は記述してください。
なお,[参照]ボタンによるディレクトリの参照時,デフォルトでは,(オブジェクトサーバの組み込みディレクトリ)\binディレクトリが表示されますが,このディレクトリ下には物理ファイルを作成しないでください。

レコード数(R):
初期設定するレコード数(20〜262144)を指定します。

OK(N):
設定を有効にして,[オプション設定]ダイアログに戻ります。

キャンセル(C):
設定を破棄して,[オプション設定]ダイアログに戻ります。

ヘルプ(H):
[システムジャーナルサービス定義の設定]ダイアログのヘルプを表示します。

※注意事項
  • レコード数のデフォルト値は25000です。
  • 1レコードは4096バイトです。
  • jnl_unload_check=Yになります。
  • jnl_return_swap=Nになります。
  • jnl_cdintervalには,次の値を設定します。連携するGroupmaxアプリケーションの指示に従ってチューニングしてください。
    この項目については「7.4 システムジャーナルサービス定義ファイル(High-end Object Server)」をご覧ください。
【設定値】
メール及びワークフローを使用しない場合:100
メールを使用する場合:200
メール及びワークフローを使用する場合:300
(f) ジャーナルファイルの見積もりについて

ジャーナルの容量は,次に示した方法で見積もることをお勧めします。なお,次に示す方法は,毎日夜間にジャーナルをアンロードするという運用を前提にしています。

  1. 1日のジャーナル出力量をGroupmaxの各PPの計算式から見積もる。
  2. 次の指針から,一つのジャーナルファイルの容量を求める。
    • ジャーナルのスワップ回数は,数回/日が推奨。
    • ジャーナルファイルの障害に備えて,アンロードしなくても,1日ですべてのジャーナルファイルを使い切らないように(例えば,八つのジャーナルファイルがあれば3〜4個は使わず残るように),一つのファイルサイズを決定する。
  3. 運用後,ジャーナルファイルの使用状況を監視し,ジャーナル量の見積もり値を検証する。

1日のジャーナル出力量をGroupmaxの各PPの計算式から見積もることが困難な場合は,次の手順で見積もってください。

  1. 仮のジャーナルサイズでジャーナルファイルを複数作成する(例:デフォルトサイズ及び個数)。
  2. High-end Object Serverのシステムサービス定義の,ジャーナルアンロードチェックの指定(jnl_unload_check)を,一時的にN指定(ジャーナルアンロードチェックをしない)に変更する。
    ※Nを指定した場合,ジャーナルのアンロードをしなくても,自動的にジャーナルファイルが再利用されます。しかし,ジャーナルによるデータベースの回復ができなくなりますので,データベースのバックアップを毎日取得するなどによって,障害に備えてください。
  3. ジャーナルファイルのスワップ回数の監視などによって,ジャーナルの使用状況を監視して,1日で必要なジャーナル容量を求める。
  4. 求められた値によって,ジャーナルファイルを再作成する。
  5. High-end Object Serverのシステムサービス定義のジャーナルアンロードチェックの指定(jnl_unload_check)を元に戻す。

(13) [データベース容量の確認]ダイアログ

(a) 機能

[データベース容量の確認]ダイアログでは,作成したパラメタを使用してデータベースを作成したときの,データベース容量を確認できます。

(b) 操作

[データベース容量の確認]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [システム構成の設定]ダイアログの[完了]を選択する
    [データベース容量の確認]ダイアログが表示されます。
  2. データベース容量を確認する
    データベース容量が不足していても,パラメタ作成に支障はありませんが,データベース初期設定,又は構成変更を実行するまでに,必要なディスク容量を確保してください。ディスク容量を確保できない場合は,[システム構成の設定]ダイアログ及び[詳細設定]ダイアログで,設定値を見直してください。
  3. 確認後,問題がなければ[OK]ボタンを選択する
    データベース初期化用パラメタ又はデータベース構成変更用パラメタが作成されます。作成後,[Object Server簡易設定]ダイアログに戻ります。
(c) ダイアログで表示する項目及び指定する項目

図C-24に[データベース容量の確認]ダイアログ(Windows NT)を,図C-25に[データベース容量の確認]ダイアログ(UNIX)を示します。

図C-24 [データベース容量の確認]ダイアログ(Windows NT)

[図データ]

図C-25 [データベース容量の確認]ダイアログ(UNIX)

[図データ]

必要なディスク容量:
必要なディスク容量が表示されます。Windows NTの場合はドライブ単位に,UNIXの場合はプログラム単位に表示されます。

ディスク空き容量:
データベース作成のディレクトリとして指定したドライブのディスクの空き容量が表示されます。Windows NTの場合だけ表示されます。

OK(N):
データベース初期化用パラメタ又はデータベース構成変更用パラメタを作成します。その後,[Object Server簡易設定]ダイアログに戻ります。
なお,システム共通定義ファイルのstatic_shmpool_sizeが上限を超え,通常の丸め処理では丸めきれない場合,以下のメッセージが表示されます。
KFXO90315-W static_shmpool_sizeの値が上限を超えました。
resipoolパラメタ DICTIONARYの-mオペランド値を減らしてパラメタ生成処理を続行する場合「OK」をクリックして下さい。
但し,この場合,Groupmaxシステム全体の性能が低下する可能性があります。
パラメタの調整を行う場合は,「キャンセル」をクリックして,以下のパラメタの見直しを行ってください。
  • 一般文書データベース数
  • フォーム文書データベース数
  • 1つの一般文書データベースの文字列型ユーザ定義属性数の平均値
  • 1つのフォーム文書データベースの文字列型ユーザ定義属性数の平均値
  • 複数グループアクセス権機能
また,データベースのエリアを構成するファイル数が90を超える場合は,以下のメッセージが表示されます。
KFXO90314-W 初期設定/構成変更/再構成パラメタファイルのfileパラメタの指定が90個を超えました。(作成fileパラメタ:xxx個)
fileパラメタの指定が90個を超えると,エラーが発生したり性能が低下する場合があります。
生成されたパラメタファイルを修正して,fileパラメタの指定が90個以内になるように調整してください。
xxxには,数字が入ります。

キャンセル(C):
パラメタを作成しないで[データベース容量の確認]ダイアログを終了し,[システム構成の設定]ダイアログに戻ります。

ヘルプ(H):
[データベース容量の確認]ダイアログのヘルプを表示します。

(14) [カーネルパラメタ情報設定]ダイアログ

(a) 機能

[カーネルパラメタ情報設定]ダイアログでは, UNIXサーバで用いるカーネルパラメタ変更情報ファイルに対する操作種別を指定します。

注意
[カーネルパラメタ情報設定]ダイアログは,[Object Server簡易設定]ダイアログと同時に起動することはできません。[Object Server簡易設定]ダイアログを終了させてから実行してください。
(b) 操作

[カーネルパラメタ情報設定]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [Groupmax環境設定]ウィンドウの[カーネルパラメタ情報設定]アイコンを選択する
    [カーネルパラメタ情報設定]ダイアログが表示されます。
  2. 該当する項目を選択する
  3. [次へ(N)...>]ボタンを選択する
    選択した操作を実行する,次のダイアログが表示されます。
(c) ダイアログで指定する項目

図C-26に[カーネルパラメタ情報設定]ダイアログを示します。

図C-26 [カーネルパラメタ情報設定]ダイアログ

[図データ]

カーネルパラメタの作成(M):
UNIXで用いるカーネルパラメタ変更情報ファイルを作成する場合に選択します。選択すると,次に[カーネルパラメタの作成]ダイアログが表示されます。

カーネルパラメタの参照・更新(R):
作成済みのカーネルパラメタ変更情報ファイルの内容を参照したり,更新したりする場合に選択します。選択すると,次に[カーネルパラメタの参照・更新]ダイアログが表示されます。

カーネルパラメタの削除(D):
作成済みのカーネルパラメタ変更情報ファイルの内容を削除する場合に選択します。選択すると,次に[カーネルパラメタの削除]ダイアログが表示されます。

(15) [カーネルパラメタの作成]ダイアログ

(a) 機能

[カーネルパラメタの作成]ダイアログでは,UNIXサーバの環境設定に必要なカーネルパラメタ変更情報の通知ファイルを新規に作成するための設定をします。

ここで指定するのは,カーネルパラメタ変更情報の通知ファイルの論理的な名称です。

(b) 操作

[カーネルパラメタの作成]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [カーネルパラメタ情報設定]ダイアログの[カーネルパラメタの作成]を選択する
    [カーネルパラメタの作成]ダイアログが表示されます。
  2. パラメタ名称を入力する
  3. [次へ(N)...>]ボタンを選択する
    [カーネルパラメタ設定]ダイアログが表示されます。
(c) ダイアログで設定する項目

図C-27に[カーネルパラメタの作成]ダイアログを示します。

図C-27 [カーネルパラメタの作成]ダイアログ

[図データ]

パラメタ名称(S):
カーネルパラメタ変更情報通知ファイルに付ける論理的な名称を1〜31バイトの半角英数字で入力します。すでに存在するパラメタ名称を入力すると,エラーになります。
デフォルト値として"myhost"が表示されます。

閉じる(C):
[カーネルパラメタの作成]ダイアログを終了して,[カーネルパラメタ情報設定]ダイアログに戻ります。

次へ(N):
[カーネルパラメタ設定]ダイアログを開きます。

ヘルプ(H):
[カーネルパラメタの作成]ダイアログのヘルプを表示します。

(16) [カーネルパラメタの参照・更新]ダイアログ

(a) 機能

[カーネルパラメタの参照・更新]ダイアログでは,参照・更新するパラメタ名称を指定します。指定したファイルの設定情報が,[カーネルパラメタ設定]ダイアログ及び[詳細設定]ダイアログに表示されます。

(b) 操作

[カーネルパラメタの参照・更新]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [カーネルパラメタ情報設定]ダイアログの[カーネルパラメタの参照・更新]を選択する
    [カーネルパラメタの参照・更新]ダイアログが表示されます。
  2. パラメタ名称を入力する
  3. [次へ(N)...>]ボタンを選択する
    [カーネルパラメタ設定]ダイアログが表示されます。
(c) ダイアログで設定する項目

図C-28に[カーネルパラメタの参照・更新]ダイアログを示します。

図C-28 [カーネルパラメタの参照・更新]ダイアログ

[図データ]

パラメタ名称(S):
カーネルパラメタの作成時に付けた論理的な名称を,リストから選択できます。

戻る(B):
[カーネルパラメタの参照・設定]ダイアログを終了して,[カーネルパラメタ情報設定]ダイアログに戻ります。

次へ(N):
[カーネルパラメタ設定]ダイアログを開きます。

ヘルプ(H):
[カーネルパラメタの参照・更新]ダイアログのヘルプを表示します。

(17) [カーネルパラメタの削除]ダイアログ

(a) 機能

[カーネルパラメタの削除]ダイアログでは,指定したカーネルパラメタファイルを削除します。

(b) 操作

[カーネルパラメタの削除]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [カーネルパラメタ情報設定]ダイアログの[カーネルパラメタの削除]を選択する
    [カーネルパラメタの削除]ダイアログが表示されます。
  2. パラメタ名称を入力する
  3. [削除(D)]ボタンを選択する
    指定したファイルが削除されます。
(c) ダイアログで設定する項目

図C-29に[カーネルパラメタの削除]ダイアログを示します。

図C-29 [カーネルパラメタの削除]ダイアログ

[図データ]

パラメタ名称(S):
カーネルパラメタファイル作成時に付けた論理的な名称を,リストから選択できます。

削除(D):
指定したカーネルパラメタファイルを削除します。その後[カーネルパラメタ情報設定]ダイアログに戻ります。

キャンセル(C):
カーネルパラメタファイルを削除しないで[カーネルパラメタの削除]ダイアログを終了します。その後[カーネルパラメタ情報設定]ダイアログに戻ります。

ヘルプ(H):
[カーネルパラメタの削除]ダイアログのヘルプを表示します。

(18) [カーネルパラメタ設定]ダイアログ

(a) 機能

[カーネルパラメタ設定]ダイアログでは,カーネルパラメタ変更情報の通知ファイルを作成するための情報を設定します。

ここで指定するのは,システム全体の情報です。Groupmaxサーバ環境設定ユティリティは,この情報をそれぞれのサーバプログラムの詳細な指定値へと展開し,それを基にパラメタの指定値を決めます。各サーバプログラムの詳細な指定値は,[詳細(Y)...]ボタンを選択して表示される[詳細設定]ダイアログで参照及び変更できます。

これらで指定した内容を基に,カーネルパラメタ変更情報の通知ファイルが作成されます。

(b) 操作

[カーネルパラメタ設定]ダイアログの操作方法を説明します。

  1. [カーネルパラメタの作成]ダイアログ又は[カーネルパラメタの参照・更新]ダイアログの「次へ(N)...>」を選択する
    [カーネルパラメタ設定]ダイアログが表示されます。
  2. 構築する環境に見合う値をそれぞれの項目に入力する
    詳細設定が必要な場合は,[詳細(Y)...]を選択すると表示される[詳細設定]ダイアログで指定してください。
    [オプション(B)]は選択できません。
  3. [完了]ボタンを選択する
    カーネルパラメタ変更情報の通知ファイルを作成します。
(c) ダイアログで指定する項目

図C-30に[カーネルパラメタ設定]ダイアログを示します。

図C-30 [カーネルパラメタ設定]ダイアログ

[図データ]

次に示す項目については,[システム構成の設定]ダイアログの「付録C.3(10)(c)ダイアログで指定する項目」の説明を参照してください。

データベースの作成:
このダイアログでデータベースの作成はできません。

完了:
カーネルパラメタ変更情報の通知ファイルを作成して,[カーネルパラメタ情報設定]ダイアログに戻ります。

キャンセル:
カーネルパラメタ変更情報の通知ファイルを作成しないで,[カーネルパラメタ情報設定]ダイアログに戻ります。

ヘルプ(H):
[カーネルパラメタ設定]ダイアログのヘルプを表示します。