Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド

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付録C.4 作成ファイルを他のサーバで使用する場合

Groupmaxサーバ環境設定ユティリティで作成した定義ファイルを他のサーバで使用する場合の手順を説明します。

定義ファイルを他のサーバで使用する場合は,システム環境への登録はできません。ファイルの転送後に,システム共通定義ファイルを%XODDIR%\conf\xodrcとして格納すること,及びデータベース作成ディレクトリを作成してあるかどうか確認することを忘れないでください。

<この項の構成>
(1) Windows NTサーバの場合
(2) UNIXサーバの場合

(1) Windows NTサーバの場合

次の手順でユティリティを実行してください。

  1. 作成した\ESET\usr\(パラメタ名称)下の初期設定パラメタファイル(esetinit.txt),構成変更パラメタファイル(esetcons.txt),又は再構成パラメタファイル(esetreco.txt),及びシステム共通定義ファイル(esetrc.txt)を他のサーバにコピーする。
    High-end Object Serverを使用する場合は,更に,ステータスサービス定義ファイル(esetsts.txt),システムジャーナルサービス定義ファイル(esetjnl.txt),システムファイル作成用バッチファイル(DBSINT.BAT)もコピーする。
  2. コピー先のサーバにログオンする。
  3. データベースの初期化,構成変更又は再構成をする場合は,システム共通定義ファイルを,%XODDIR%\conf\xodrcとして格納する。
  4. オブジェクトサーバの[データベースの初期化]ユティリティ,[データベースへのエリアの追加]ユティリティ又は[データベースリアの再作成ユティリティ]を実行する。
    実行時に,コピーされてきたファイルの名称を入力します。
    High-end Object Serverを使用する場合は,初期設定時,システムファイル作成用バッチファイルを起動してください。その後,ステータスサービス定義ファイルを%XODDIR%\conf\sts,システムジャーナルサービス定義ファイルを%XODDIR%\conf\sysjnlとしてそれぞれ格納します。

(2) UNIXサーバの場合

(a) 実行手順

次の手順でxodbinitコマンドを実行してください。

  1. UNIX用として作成した\ESET\usr\(パラメタ名称)下の初期設定パラメタファイル(esetinit.txt) 又は再構成パラメタファイル(esetreco.txt)及びシステム共通定義ファイル(esetrc.txt)をftpで他のサーバに転送する。
    High-end Object Serverを使用する場合は,更に,ステータスサービス定義ファイル(esetsts.jnl.txt),システムジャーナルサービス定義ファイル(esetjnl.txt),システムファイル作成用バッチファイル(DBSINT.BAT)も転送する。
  2. 転送先のサーバにログインする。
  3. データベースの初期化をする場合は,システム共通定義ファイルを,$XODDIR/conf/xodrcとして格納する。
  4. esetknl.txtの内容を参考にして,OSのカーネルパラメタの設定コマンドを使ってカーネルパラメタ値を変更する。
    カーネルパラメタ値の変更方法は「(b) カーネルパラメタ値の変更」を参照してください。
  5. オブジェクトサーバのxodbinitコマンドを実行する。
    実行時に,転送されてきた初期設定パラメタファイルの名称を指定します。
    High-end Object Serverを使用する場合は,初期設定時,システムファイル作成用バッチファイルを起動してください。その後,ステータスサービス定義ファイルを$XODDIR/conf/sts,システムジャーナルサービス定義ファイルを$XODDIR/conf/sysjnlとしてそれぞれ格納します。
(b) カーネルパラメタ値の変更

UNIXでは,xodbinitコマンドを実行する前に,カーネルパラメタ値を変更する必要があります。HI-UX/WE2又はHP-UXの場合,カーネルパラメタ値の変更には,samコマンドを使ってください。AIXの場合,カーネルパラメタ値の変更には,chuserコマンド,chdevコマンド,又はsmitコマンドを使ってください。また,このユティリティで作成したカーネルパラメタの変更情報の通知ファイルに記載されたパラメタごとの指定方法に従ってください。

次に,パラメタごとの指定方法を説明します。