Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
オブジェクトサーバはインストールプログラムを実行して組み込みます。
また,オブジェクトサーバが組み込まれた状態でインストールプログラムを使用してプログラムを削除できます。
なお,プログラムを削除する場合又は再インストールする場合は,イベントビューアでオブジェクトサーバの正常終了を確認してから,削除又は組み込みの操作をしてください。また,オブジェクトサーバを組み込んだ後は,OSを再起動してから,ご使用ください。
オブジェクトサーバは,統合CD-ROMから組み込みます。インストールプログラムはHCD_INST.EXEです。
Groupmaxの連携プログラムのうち,システム管理者として使用するユーザはマシンで一つとし,同じユーザでプログラムのインストールを行ってください。
プログラムのインストールは,Windows NTを起動させて媒体をドライブにセットした状態で,インストールプログラムをダブルクリックして実行してください。
組み込み時はCD-ROMをセットしたドライブでインストールプログラムを起動してください。エクスプローラやファイルマネージャを使用してファイルをコピーしてインストールすることはできません。
オブジェクトサーバの組み込み時,組み込み先ディレクトリであるシステムディレクトリを指定します。インストールプログラムでの仮定値は,「(システムドライブ):¥Win32app¥HITACHI¥Groupmax¥ObjectSV」です。ディレクトリ所有者はオブジェクトサーバのシステム管理者としてください。
オブジェクトサーバの組み込み時,システム環境変数に次の環境変数をインストールプログラムが設定します。
オブジェクトサーバのインストールプログラムを実行すると,表2-1に示すディレクトリファイルが作成されます。
表2-1 組み込みファイル一覧(オブジェクトサーバ)
| 名称 | 用途 |
|---|---|
| bin※ | オブジェクトサーバ各種コマンド格納ディレクトリ |
| conf | オブジェクトサーバのシステム共通定義作成ディレクトリ |
| eset | オブジェクトサーバ環境設定ユティリティで使用する情報格納ディレクトリ |
| lib※ | オブジェクトサーバのサーバ内で使用するライブラリ格納ディレクトリ |
| sample※ | オブジェクトサーバ環境設定のサンプルファイル格納ディレクトリ(High-end Object Server) |
| spool※ | オブジェクトサーバ実行中に必要な実行環境作成ディレクトリ |
| tmp※ | オブジェクトサーバ実行中に使用する一時ファイル作成ディレクトリ |
| tools※ | オブジェクトサーバのトラブルシュート用コマンドファイル |
注※ bin,lib,sample,spool,tmp,toolsのディレクトリは,Object Serverシステムが使用するディレクトリです。インストール時及びアンインストール時に削除されるため,これらのディレクトリ下にユーザファイルやデータベースファイルを作成しないでください。
組み込んであるプログラムを削除するには,オブジェクトサーバのインストールプログラムを使用します。オブジェクトサーバをインストールしたユーザでインストールプログラムを起動し,ダイアログで削除を指定します。
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