Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
オブジェクトサーバの初期設定パラメタファイル及びシステム定義ファイルを作成します。これらの定義ファイルは,Groupmaxサーバ環境設定ユティリティを使うと,簡単に作成できます。Groupmaxサーバ環境設定ユティリティについては,「付録C Groupmaxサーバ環境設定ユティリティによる環境設定」を参照してください。ここでは,手動で作成する場合の定義ファイルの作成方法について説明します。
初期設定パラメタファイルには,データベースに使用するエリアの初期設定情報を記述します。初期設定パラメタファイルは,テキスト形式のファイルとして作成します。
初期設定パラメタファイルの記述例については「付録A 初期設定パラメタの指定例」を参照してください。また,初期設定情報の記述方法については,「7.5 初期設定パラメタファイル」を参照してください。
システム共通定義ファイル(%XODCONFPATH%¥xodrc)には,オブジェクトサーバのシステムに共通する定義情報を記述します。システム定義ファイルは,テキスト形式のファイルとして作成します。
次に,省略値(ユーザが値を定義しなかった場合に設定される値)を使用した,システム共通定義の例を示します。初期設定パラメタファイルに指定したマスタディレクトリファイルの名称,グローバルキャッシュの面数及びグローバルキャッシュの用途以外の省略値は,標準的な機器構成での定義値です。システム共通定義の定義項目については,「7.2 システム共通定義ファイル」を参照してください。
set system_id = al a:
set lck_limit = 6000 b:
set trn_tran_process_count = 32 c:
set prc_process_count = 230 d:
set static_shmpool_size = 5120 e:
set dynamic_shmpool_size = 10000 f:
set dbm_master = マスタディレクトリのファイル名 g:
set ujerror = CONTINUE h:
gcache -n xod_gcache_area -m 200 -u AREA
gcache -n xod_gcache_oidindex -m 100 -u OIDINDEX i:j:k:
ujfile -n 正常時用ユーザジャーナル出力ファイル名 \ l:
-e 障害時用ユーザジャーナル出力ファイル名 m:
a:OMS識別子 b:最大同時排他要求数 c:並行して実行するトランザクションブランチ数 d:並行して実行するクライアントプロセス数 e:システム開始から終了までに占有する共有メモリの総量 f:アプリケーションプログラムが使用する共用メモリ量 g:初期設定パラメタファイルに指定したマスタディレクトリファイルの名称 ドライブ名から始まるパス名(絶対パス名) h:ユーザジャーナルの出力に失敗したときに,処理を続けるか,中止するかを指定 i:-n xod_gcache_oidindex グローバルキャッシュの名称 j:-m 100 グローバルキャッシュの面数 k:-u OIDINDEX グローバルキャッシュの用途 l:正常時用のユーザジャーナル出力ファイルの名称 ドライブ名から始まるパス名(絶対パス名) m:障害時用のユーザジャーナル出力ファイルの名称 ドライブ名から始まるパス名(絶対パス名)
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