Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
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ここではデータベースをバックアップ時点の状態に回復する方法について説明します。この方法では,取得したバックアップだけを使用して回復します。バックアップからデータベースを回復するときには,連携プログラムで管理しているファイルも同時に回復する必要があります。
回復は,連携プログラム及びオブジェクトサーバを停止させてから実行してください。
正常に回復ができたら,スタートアップパラメタに「normal」を指定して,オブジェクトサーバを強制正常開始してください。
データベースファイルの回復には,データベースファイルを一括して回復する方法と,アプリケーションプログラムごとに回復する方法があります。それぞれの方法について説明します。
- <この項の構成>
- (1) データベースファイルを一括して回復する
- (2) アプリケーションプログラムごとに回復する
データベースファイルを一括して取得した最新のバックアップを使用して,すべてのデータベースファイルを回復してください。
アプリケーションプログラムごとに回復する方法について説明します。
- バックアップからデータベースを回復する
連携プログラム用データ格納ファイルをバックアップから回復してください。ただし,次のことに注意してください。
- 次の操作を実行した場合,オブジェクトサーバ管理ファイルが更新されます。この操作を実行した連携プログラムを回復する場合は,オブジェクトサーバ管理ファイルと連携プログラム用データ格納ファイルの同期の取れたバックアップから回復する必要があります。
連携しているプログラムの環境設定をした場合
Groupmax Document Managerで,一般文書データベース及びフォーム文書データベースを新規に定義したとき
Groupmax Document Managerで,一般文書データベース及びフォーム文書データベースに属性を追加したとき
- オブジェクトサーバ管理ファイルを回復する場合は,オブジェクトサーバ管理ファイルと同期の取れたGroupmax Document Managerのプログラム用データ格納ファイルを,バックアップから回復してください。
- [データベースの再編成]ユティリティを実行して,OIDインデクスを再作成する
バックアップから回復した状態では,各ファイルの整合性が取れていません。再編成パラメタファイルのrecreateパラメタに「-a OIDインデクスエリア名」を指定して[データベースの再編成]ユティリティを実行してください。
[データベースの再編成]ユティリティについては「8.4.1 データベースの再編成」を,再編成パラメタファイルについては「7.7 再編成パラメタファイル」を参照してください。
なお,再編成パラメタファイルのrerogパラメタ又はareaパラメタを指定したデータベースの再編成は,各ファイルの整合性が取れていない状態では実行できません。必ずOIDインデクスを再作成してから実行してください。
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