Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Windows®用)
追加したLUおよびパスをHDLMの管理対象にする手順を説明します。
この追加したLUをHDLMの管理対象にする手順は,ストレージの増設に伴うLU追加および既設のストレージに対するLU追加のどちらの場合でも同じになります。
LUを新規に追加する場合,HDLMが正常に新規LUを認識できたかどうかを確認するまでは,シングルパス構成のままにしてください。
追加したLUに対しては,署名の書き込み,パーティションの作成,およびフォーマットを行ってください。
- この項の構成
- (1) 追加したLUをHDLMの管理対象にする
- (2) 追加したパスを確認する
- LUを追加します。
使用するストレージシステムによっては,ストレージシステムの再起動が必要です。各ストレージシステムのマニュアルに従って作業してください。- [ディスクの管理]を起動します。
- LUがディスク管理の画面に表示されていない場合は,次に示す手順を実行するとLUが管理対象のデバイスとして追加されます。
- Windowsの「デバイスマネージャ」画面で[ディスクドライブ]を選択して,[ハードウェア変更のスキャン]を実行してください。
- Windowsの「ディスクの管理」画面で[ディスクの再スキャン]を実行してください。
- dlnkmgr view -pathコマンド,またはHDLM GUIで,PathIDが追加されていることを確認します。
LUの追加をコマンドで確認する例を次に示します。HDLM GUIについては,「Hitachi Command Suite Dynamic Link Manager Software GUIヘルプ」を参照してください。
- 新規LUに対して,署名の書き込み,パーティションの作成,およびフォーマットを行います。
- 注意事項
- PathIDは,番号の小さい順に,空いている番号に追加されます。このため,いったんパスを削除して,もう一度追加したときは,削除する前のPathIDと異なる番号になることがあります(以前の番号に戻るとは限りません)。
- LUを追加します。
- ノードBを停止します。
- ノードAで「MSCSを使用していない場合」に示す手順を実行します。
- ノードAを停止してから,ノードBを起動します。
- ノードBで「MSCSを使用していない場合」に示す手順を実行します。
パーティションを作成するとき,手順3.でノードAに割り当てたドライブレターと同じドライブレターを割り当ててください。- ノードBを停止してから,ノードAを起動します。
- ノードAで新規LUをMSCSに登録,設定します。
- ノードBを起動します。
HDLMがインストールされているホストの稼働中に,既存のLUに対してケーブルを新たに増設するなどによってパスを追加できます。
パスを追加しただけで,LUの追加がない場合は,ディスクの管理上の表示は変わりません。
追加したパスは,HDLMコマンドのviewオペレーション,またはHDLM GUIで確認できます。パスの追加をコマンドで確認する例を次に示します。HDLM GUIでパスの追加を確認する例については,「Hitachi Command Suite Dynamic Link Manager Software GUIヘルプ」を参照してください。
- 注意事項
- PathIDは,番号の小さい順に,空いている番号に追加されます。このため,いったんパスを削除して,もう一度追加したときは,削除する前のPathIDと異なる番号になることがあります(以前の番号に戻るとは限りません)。
- Windowsに一度も認識されていないパスを,はじめてLUに追加した場合,次に示すメッセージが出力されることがあります。
これは,Windowsの動作による現象で,障害ではありません。
- KAPL08019-EおよびKAPL08022-E
- KAPL05301-E
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