Replication Manager Software Application Agent CLI リファレンスガイド
SQL Serverのパラメーターを登録する場合
drmsqlinit インスタンス名登録したSQL Serverのパラメーターを表示する場合
drmsqlinit -v インスタンス名SQL Serverデータベースをバックアップするために必要なSQL Serverのパラメーターをインスタンス単位に対話形式で登録します。次の情報を登録します。
設定内容 入力する内容 VDIメタファイル格納ディレクトリ(任意)※1 VDIメタファイルを格納するためのディレクトリ名を絶対パスで指定します。既存のディレクトリを指定してください。
VDIメタファイル格納ディレクトリに何も指定しないと,VDIメタファイルはSQL Serverデータベースのデータファイルと同じ場所に格納されます。VDIメタファイルを管理しやすくするため,VDIメタファイル格納ディレクトリを指定しないことを推奨します。VDI生成タイムアウト秒数(必須) VDIメタファイルを生成するときにタイムアウトする秒数を指定します。
タイムアウトの秒数は0から3600の値が指定できます。0を指定した場合,VDIメタファイルが生成されるまで無期限に待ちます。UNDOファイル格納ディレクトリ(任意)※2 UNDOファイルを格納するためのディレクトリ名を絶対パスで指定します。既存のディレクトリを指定してください。 トランザクションログバックアップファイル格納ディレクトリ(任意)※3 drmsqllogbackupコマンドでバックアップするトランザクションログファイルの退避先を指定します。ディレクトリ名を絶対パスで指定します。データベースが格納されている,正ボリュームおよび副ボリューム以外の場所を指定します。
- 注※1
- VDIメタファイル格納ディレクトリとして,SQL Serverデータベース構成定義ファイル(パラメーターが登録される「<インスタンス名>.dat」)が格納されるディレクトリは指定できません。
- 注※2
- UNDOファイル格納ディレクトリに何も設定していない場合,drmsqlrestoreコマンドおよびdrmsqlrecoverコマンドに-undoオプションを指定して実行すると,「drmsqlinitコマンドでパラメーターが設定されていません」というエラーメッセージが表示されます。また,drmsqlrecovertoolダイアログボックスでRecovery Modeに「Standby」を指定して実行した場合も同じエラーメッセージが表示されます。
- このエラーメッセージが表示された場合は,drmsqlinitコマンドでUNDOファイル格納ディレクトリを設定してください。ただし,UNDOファイル格納ディレクトリとして,SQL Serverデータベース構成定義ファイル(パラメーターが登録される「<インスタンス名>.dat」)が格納されるディレクトリは指定できません。
- 注※3
- トランザクションログバックアップファイル格納ディレクトリに何も設定していない場合,drmsqllogbackupコマンドを実行すると,「drmsqlinitコマンドでパラメーターが設定されていません」というエラーメッセージが表示されます。このエラーメッセージが表示された場合は,drmsqlinitコマンドでトランザクションログバックアップ格納ディレクトリを設定してください。
各ディレクトリの指定可否は,指定方法によって異なります。各ディレクトリの指定可否を次に示します。
ディレクトリの種類 ローカルドライブ パスマウント UNC※1 ネットワークドライブ※2 VDIメタファイル格納ディレクトリ ○ ○ × × UNDOファイル格納ディレクトリ ○ ○ × × トランザクションログバックアップファイル格納ディレクトリ ○ ○ × ×
- 凡例
- ○:指定できる。
- ×:指定できない。
- 注※1
- \\<IPアドレス>\<ディレクトリパス>,または\\<ホスト名>\<ディレクトリパス>で指定する方法です。
- 注※2
- ネットワークドライブとして,マウントポイントに指定する方法です。
このコマンドで登録したパラメーターは,次の場所に格納されます。
<Application Agentのインストール先>\DRM\conf\MSSQL\インスタンス名.datパラメーターを登録したインスタンスを削除した場合は,「削除したインスタンス名.dat」を削除してください。
-v
登録したパラメーターを表示する場合に指定します。
インスタンス名
バックアップ対象のSQL Serverインスタンスの名称を指定します。バックアップ対象がSQL Serverで既定のインスタンスの場合,「DEFAULT」と指定します。
0:正常終了した場合
0以外:エラーが発生した場合
- インスタンス「SQL1」をセットアップする。
PROMPT> drmsqlinit SQL1 KAVX1100-I VDIメタファイル格納ディレクトリ名を入力してください: D:\MSSQL\Meta KAVX1101-I VDI生成タイムアウト秒数を入力してください: 10 KAVX1102-I UNDOファイル格納ディレクトリ名を入力してください: D:\MSSQL\Undo KAVX1107-I バックアップログ格納ディレクトリ名を入力してください: D:\MSSQL\Log KAVX1103-I SQL Serverの情報を更新しました。 PROMPT>- インスタンス「SQL1」のパラメーターを表示する。
PROMPT> drmsqlinit -v SQL1 VDIメタファイル格納ディレクトリ名: D:\MSSQL\Meta VDI生成タイムアウト秒数 ( 0 - 3600 ): 10 UNDOファイル格納ディレクトリ: D:\MSSQL\Undo トランザクションログバックアップファイル格納ディレクトリ: D:\MSSQL\Log PROMPT>
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