Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド

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8.6 ディクショナリマップファイル障害の対処

Application Agentのコマンド実行中に,システムが予想外のシャットダウンやコマンドの強制終了をした場合,ディクショナリマップファイルが不正な状態になるときがあります。

Application Agentのコマンドを実行すると,次のメッセージが出力されることがあります。

KAVX0006-E 処理続行不能なエラーが発生しました。
要因 = DRM-10106: 内部エラーが発生しました。

この場合,詳細トレースログに次のメッセージが出力されているときは,ディクショナリマップファイルが不正な状態です。

ISAM API error code = xxx (yyyyy)

ディクショナリマップファイルは,キー定義ファイル(.DEF),主キーファイル(.K01),副キーファイル(.Knnnn02~99)およびデータファイル(.DRFまたは.DAT)から構成されています。このため,ディクショナリマップファイル不正には,次の障害ケースが発生するおそれがあります。

ディクショナリマップファイルの障害の確認および障害からの回復をするためのユーティリティコマンドは,<Application Agentのインストール先>\DRM\bin\utilディレクトリに格納されています。このユーティリティコマンドを使用して,次の手順で障害の確認および回復をしてください。

次の手順では,ディクショナリマップファイルの格納パスはデフォルトパスを想定しているため,運用環境に合わせてディクショナリマップファイルの格納パスを変更してください。また,障害の回復作業をする前にすべてのディクショナリマップファイルをバックアップしてください。
この節の構成
8.6.1 ディクショナリマップファイルの検証
8.6.2 キー定義ファイル(.KDF)の回復
8.6.3 キーファイル(.K01または.Knn)の回復
8.6.4 紛失したデータファイル(.DRFまたは.DAT)の回復
8.6.5 不正なデータファイル(.DRFまたは.DAT)の回復
8.6.6 ディクショナリマップファイルの情報またはバックアップ情報の表示
8.6.7 ディクショナリマップファイルの再作成

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