Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド

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7.11.5 パッシブメールボックスデータベースコピーのバックアップデータをリストアする

パッシブメールボックスデータベースコピーのバックアップデータをリストアする場合の運用例を示します。

  1. リストア対象のメールボックスデータベースコピーをアクティブにします。
    データベースサーバ1でアクティブになっているメールボックスデータベースコピーを,データベースサーバ2でアクティブになるように切り替えます。
  2. バックアップサーバ2で,Protection Managerサービスを起動します。
  3. バックアップサーバ2で,テープ装置上のバックアップIDを確認します。
    PROMPT> drmtapecat
    BACKUP-ID   BACKUP-OBJECT    SNAPSHOT TIME        EXPIRATION TIME      BACKUP-MEDIA
    0000000002  MSEXCHANGE       2010/01/01 12:00:00  2010/01/01 13:00:00  MEDIA1
    PROMPT>
  4. バックアップサーバ2で,テープ装置からリストアするために副ボリュームをマウントします。
    バックアップID「0000000002」を指定してdrmmountコマンドを実行します。
    PROMPT> drmmount 0000000002 -mount_pt W:
    KAVX0001-I drmmountコマンドを開始します。
    KAVX0400-I マウントを開始します。
               マウントポイント = W:
    KAVX0401-I マウントを完了しました。
               マウントポイント = W:
    KAVX0400-I マウントを開始します。
               マウントポイント = X:
    KAVX0401-I マウントを完了しました。
               マウントポイント = X:
    KAVX0002-I drmmountコマンドを終了します。
    PROMPT>
  5. バックアップサーバ2で,バックアップデータをテープ装置から副ボリュームへリストアします。
    バックアップID「0000000002」を指定してdrmmediarestoreコマンドを実行します。
    バックアップID「0000000001」は削除され,新バックアップID「0000000003」が登録さ れます。
    PROMPT> drmmediarestore 0000000002
    KAVX0001-I drmmediarestoreコマンドを開始します。
    KAVX0404-I リストアを開始します。
               リストアの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。
               リストア元 = W:
               リストア先 = W:
    KAVX0404-I リストアを開始します。
               リストアの進行状況について詳しく確認する場合,バックアップ管理製品が提供する監視方法を使用し,確認してください。
               リストア元 = X:
               リストア先 = X:
    KAVX0405-I リストアを完了しました。
               リストア元 = W:
               リストア先 = W:
    KAVX0405-I リストアを完了しました。
               リストア元 = X:
               リストア先 = X:
    KAVX0040-I バックアップは以下の内容で取得されています。
               バックアップID = 0000000003
    KAVX0002-I drmmediarestoreコマンドを終了します。
    PROMPT>
  6. バックアップサーバ2で,テープ装置から副ボリュームへのリストアの実行結果を確認します。
    PROMPT> drmexgcat
    STORAGEGROUP: /EXCHANGE
    BACKUP-ID: 0000000003  BACKUP-MODE: VSS  STORAGEGROUP: /EXCHANGE  ORIGINAL-ID: 0000000001
    START-TIME: 2010/01/01 11:00:00  END-TIME: 2010/01/01 11:30:00  HOSTNAME: EXG_SRV2
    T OBJECT         INFORMATIONSTORE   FILE                      FS   DG   DEVICE       COPY-GROUP
    M MAILBOXSTORE   Mail1              D:\Mail1\mail.edb         D:   -    Harddisk2    EXG002,B001
    - -              -                  -                         -    -    -            EXG002,B001
    T TRANSACT       Mail1              E:\Mail1\E01*.log         E:   -    Harddisk3    EXG002,B002
    - -              -                  -                         -    -    -            EXG002,B002
    C CHECKPOINT     Mail1              E:\Mail1\Mail2\E01.chk    E:   -    Harddisk3    EXG002,B002
    - -              -                  -                         -    -    -            EXG002,B002
    PROMPT>
  7. バックアップサーバ2で,テープ装置からのリストアが完了した副ボリュームをアンマウントしま す。
    バックアップID「0000000002」を指定して,drmumountコマンドを実行します。
    PROMPT> drmumount 0000000002
    KAVX0001-I drmumountコマンドを開始します。
    KAVX0406-I アンマウントを開始します。
               マウントポイント = W:
    KAVX0407-I アンマウントを完了しました。
               マウントポイント = W:
    KAVX0406-I アンマウントを開始します。
               マウントポイント = X:
    KAVX0407-I アンマウントを完了しました。
               マウントポイント = X:
    KAVX0002-I drmumountコマンドを終了します。
    PROMPT>
  8. バックアップサーバ2で,バックアップカタログ情報を一時ファイルへエクスポートします。
    PROMPT> drmdbexport 0000000003 -f C:\FTP_ROOT\0000000003.drm
    KAVX0001-I drmdbexportコマンドを開始します。
    KAVX0002-I drmdbexportコマンドを終了します。
    PROMPT>
  9. バックアップサーバ2で,エクスポートした一時ファイルをデータベースサーバ2にftp転送します。
    PROMPT> ftpデータベースサーバ2の名称
    ftp> Username: (ログイン名を入力)
    ftp> password: (パスワードを入力)
    ftp> get 0000000003.drm
    ftp> quit
    PROMPT>
  10. データベースサーバ2で,バックアップサーバ2から転送した一時ファイルをバックアップカタログにインポートします。
    バックアップカタログに,新バックアップIDでバックアップカタログ情報が登録されます。
    バックアップIDは,未使用のID「0000000002」が付与されます。
    PROMPT> drmdbimport -f C:\0000000003.drm
    KAVX0001-I drmdbimportコマンドを開始します。
    KAVX0418-I ファイル名で指定されたバックアップ情報をバックアップカタログに追加しました。
               インポートされたバックアップID = 0000000002
    KAVX0002-I drmdbimportコマンドを終了します。
    PROMPT>
  11. データベースサーバ2で,インポートの実行結果を確認します。
    PROMPT> drmexgcat
    STORAGEGROUP: /EXCHANGE
    BACKUP-ID: 0000000001  BACKUP-MODE: VSS  STORAGEGROUP: /EXCHANGE  ORIGINAL-ID: 0000000001
    START-TIME: 2010/01/01 11:00:00  END-TIME: 2010/01/01 11:30:00  HOSTNAME: EXG_SRV2
    T OBJECT         INFORMATIONSTORE   FILE                      FS   DG   DEVICE       COPY-GROUP
    M MAILBOXSTORE   Mail1              D:\Mail1\mail.edb         D:   -    Harddisk2    EXG002,B001
    - -              -                  -                         -    -    -            EXG002,B001
    T TRANSACT       Mail1              E:\Mail1\E01*.log         E:   -    Harddisk3    EXG002,B002
    - -              -                  -                         -    -    -            EXG002,B002
    C CHECKPOINT     Mail1              E:\Mail1\Mail2\E01.chk    E:   -    Harddisk3    EXG002,B002
    - -              -                  -                         -    -    -            EXG002,B002
    PROMPT>
  12. バックアップサーバ2で,副ボリュームのバックアップデータを正ボリュームへポイントインタイムリストアします。
    PROMPT> drmexgrestore 0000000002 -resync
    KAVX0001-I drmexgrestoreコマンドを開始します。
    KAVX0256-I Protection Managerサービスに接続します。
               ホスト名 = バックアップサーバ2
    KAVX1753-I Exchange Serverのレプリケーション機能を中断しました。レプリケーション機能が自動的に再開しない場合,手動でレプリケーション機能を再開してください。
               Exchangeサーバ名 = データベースサーバ1
               インフォメーションストア名 = Mail01
    KAVX1808-I インフォメーションストアをディスマウントしています。
               インフォメーションストア名 = Mail01
    KAVX1700-I リストアを開始します。
    KAVX5111-I アンマウントを実行します。
               マウントポイント名 = D:
    KAVX5111-I アンマウントを実行します。
               マウントポイント名 = E:
    KAVX5108-I コピーグループの再同期を実行します。
               コピーグループ名 = EXG002,B001
    KAVX5108-I コピーグループの再同期を実行します。
               コピーグループ名 = EXG002,B002
    KAVX5109-I コピーグループのペア分割を実行します。
               コピーグループ名 = EXG002,B002
    KAVX5109-I コピーグループのペア分割を実行します。
               コピーグループ名 = EXG002,B001
    KAVX5111-I アンマウントを実行します。
               マウントポイント名 = E:
    KAVX5110-I マウントを実行します。
               マウントポイント名 = D:
    KAVX1701-I リストアを完了しました。
    KAVX1809-I インフォメーションストアをマウントしています。
               インフォメーションストア名 = Mail01
    KAVX0002-I drmexgrestoreコマンドを終了します。
    PROMPT>

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