Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド

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7.6.2 リストア時にトランザクションログをロールフォワードする

VSSを使用して正ボリュームから副ボリュームにバックアップされたストレージグループから,特定のインフォメーションストアだけを正ボリュームにリストアし,トランザクションログをロールフォワードする手順について説明します。

VSSを使用してバックアップしたデータをリストアする場合には,バックアップサーバでProtection Managerサービスが稼働している必要があります。

リストア時にトランザクションログをロールフォワードするには:

  1. バックアップデータのバックアップIDおよびインフォメーションストア名を確認します。
    バックアップIDおよびインフォメーションストアを確認するには,drmexgcatコマンドを実行します。バックアップIDは「BACKUP-ID」に,インフォメーションストア名は「INFORMATIONSTORE」に表示されます。この例では,メールボックスストアをリストアするので,「OBJECT」が「MAILBOXSTORE」となっている項目のインフォメーションストア名を確認してください。
    DBServer > drmexgcat -target SG1
    STORAGEGROUP: SG1
    BACKUP-ID:0000000001 BACKUP-MODE: VSS STORAGEGROUP: ST1 ORIGINAL-ID:0000000001
    START-TIME:2007/06/01 10:30:00 END-TIME: 2007/06/01 10:31:00 HOSTNAME:DBServer
    T OBJECT       INFORMATIONSTORE     FILE                   FS          DG      DEVICE       COPY-GROUP
    M MAILBOXSTORE IS12(SG1)            E:\SG1\IS12.edb        G:          -       Harddisk1    VG01,vol03
    - -            -                    -                      -           -       -            VG01,vol03
    P PUBLICSTORE  IS11(SG1)            E:\SG1\IS11.edb        F:          -       Harddisk1    VG01,vol02
    - -            -                    -                      -           -       -            VG01,vol02
    T TRANSACT     -                    E:\SG1\E00*.log         E:          -       Harddisk1    VG01,vol01
    - -            -                    -                      -           -       -            VG01,vol01
    C CHECKPOINT   -                    E:\SG1\E00.chk         E:          -       Harddisk1    VG01,vol01
    - -            -                    -                      -           -       -            VG01,vol01
  2. バックアップID記録ファイルを作成します。
    バックアップIDを指定してEX_DRM_BACKUPID_SETを実行し,バックアップID記録ファイルを作成します。ここでは,オペレーションIDとして「Operation_A」を使用します。
    DBServer > EX_DRM_BACKUPID_SET Operation_A -backup_id 0000000001
  3. インフォメーションストア名を指定して副ボリュームから正ボリュームへリストアし,トランザクションログをロールフォワードします。
    正ボリュームと副ボリュームを再同期することでリストアします。リストアするには,データベースサーバでEX_DRM_EXG_RESTOREを実行します。
    ロールフォワードを実行するには-recoveryオプションを,インフォメーションストア名を指定するには-targetオプションを指定します。
    DBServer > EX_DRM_EXG_RESTORE Operation_A -resync -recovery -target SG1\IS12

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