Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド
この例では,次の図に示すシステム構成を想定しています。なお,ここではデータベースサーバが1台の場合のシステム構成を例としていますが,データベースサーバを複数構成にすることもできます。
図7-7 ストレージグループをテープへバックアップ,リストアするためのシステム構成
なお,Application Agentでは,データベースサーバをクラスタ構成にできます。データベースサーバをフェールオーバー型のクラスタ構成にすることで,現用サーバに障害が発生したときに待機サーバに運用を引き継ぐことができます。
この例でのシステムの前提条件は次のとおりです。
- 正ボリュームは,NTFSでフォーマットされている。
- 正ボリュームと副ボリュームは,データベースサーバとバックアップサーバでペア定義されている。
- バックアップサーバにテープバックアップ管理用のソフトウェアがインストールされている。
- drmtapeinitコマンドを実行して,テープバックアップ管理用のソフトウェアのパラメーターが登録されている。
- バックアップサーバでFTPサービスが起動しており,データベースサーバのOSログオンユーザーを使用してFTPサーバへのログインおよびファイルの転送ができるように設定されている。FTPユーザーIDは「admin」,FTPユーザーパスワードは「password」とする。
- システムで使用しているExchange Server がExchange Server 2003のEnterprise Editionである。
- データベースサーバ(サーバ名:DBServer)上にはストレージグループ「STORAGE_1」が存在し,サービスが起動されている。
- データベースサーバおよびバックアップサーバで拡張コマンド用一時ディレクトリが作成されている。
- 副ボリュームは通常はマウントされていないで,運用時にだけEドライブ(ドライブ文字:E:)にマウントされる。
- 副ボリュームをテープへバックアップするまでは,バックアップ対象の副ボリュームとペアを構成している正ボリュームのバックアップを新たに実行することはないとする。
- コマンドプロンプトから「cscript //H:Cscript」コマンドが実行され,ホストパラメーターが変更されている。
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