Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド
バックアップ時と異なるSQL Serverインスタンスにリストアする操作の流れを次に示します。
- この項の構成
- (1) リストア(リカバリ)前の準備
- (2) リストア(リカバリ)時の操作
データベースサーバ2で,SQL Serverインスタンス「instB」が起動していることを確認します。
また,データベースサーバ2でdrmsqlinitコマンドを実行して,データベース構成定義ファイルを作成します。このとき,VDIメタファイル格納ディレクトリを指定しないでください。
リストア前にバックアップデータのバックアップIDを確認する場合は,drmsqlcatコマンドの引数として,バックアップしたSQL Serverインスタンス名「instA」を指定します。
リストア時には,データベースサーバ2で,SQL Serverインスタンス「instB」にデータベースをリストアします。drmsqlrestoreコマンドに次のオプションを指定してください。
- -instanceオプション
バックアップ時と異なるSQL Serverインスタンスにリストアするので,-instanceオプションでリストア先のインスタンス名(この場合は「instB」)を指定します。- -no_resyncオプション
ボリュームを再同期する必要がない場合,-no_resyncオプションを指定します。- -nochk_hostオプション
バックアップ時とは異なるサーバにリストアする場合,リストア時にバックアップカタログによるホスト名の整合性チェックを実施しないように-nochk_hostオプションを指定します。リカバリ時には,データベースサーバ2でSQL Serverインスタンス「instB」をリカバリします。drmsqlrecoverコマンドまたはdrmsqlrecovertoolコマンドの引数に「instB」を指定してください。
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