Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド
Application Agentでは,トランザクションログのバックアップを取得する拡張コマンド(EX_DRM_SQL_TLOG_BACKUP)を提供しています。Application Agentは,内部で正ボリュームから副ボリュームへのバックアップとトランザクションログのバックアップの連鎖を管理しています。このため,次のような注意が必要です。
- この項の構成
- (1) ロールフォワード後のトランザクションログのバックアップについて
(1) ロールフォワード後のトランザクションログのバックアップについて
Application Agentでバックアップしたトランザクションログを適用後,Application Agentのコマンドでトランザクションログをバックアップするときには,次のどちらかの流れで運用する必要があります。
- ロールフォワードですべてのトランザクションログのバックアップを適用する。
図6-5 ロールフォワード後のトランザクションログのバックアップ1
- ロールフォワード実行後,Application Agentによる正ボリュームから副ボリュームへのバックアップを実行してからトランザクションログのバックアップを取得する。
図6-6 ロールフォワード後のトランザクションログのバックアップ2
この場合,正ボリュームから副ボリュームへのバックアップ(2度目)を実行した時点で,副ボリュームの内容は更新されます。再度正ボリュームから副ボリュームへのバックアップ(1度目)から副ボリュームにリストアしたいときは,テープ装置から副ボリュームにリストアしたあとで,副ボリュームから正ボリュームにリストアしてください。
正ボリュームから副ボリュームへのバックアップをしないでトランザクションログをバックアップしようとするとエラーとなります。図6-7 ロールフォワード後のトランザクションログのバックアップがエラーになる場合
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