Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド
- システムデータベース(master,msdb,model,tempdb,distribution)は適用対象外です。
- データベースが一度リストアされた場合,復旧パスが異なるトランザクションログのバックアップが混在した状態で表示されます。
- drmsqllogbackupコマンドでトランザクションログのバックアップ操作を実行する場合,バックアップIDは最新のものを指定してください。なお,インスタンス名を指定した場合,最新のバックアップIDが操作対象となります。
- トランザクションログバックアップは,最後に取った完全バックアップが起点となります。ただし,バックアップ実行時のユーザースクリプトファイルのLOCAL_BACKUPにNOが設定されている場合は,バックアップIDが発生しないため,トランザクションログバックアップの起点が切り替わりません。
このため,drmsqllogbackupコマンドに-vオプションを指定して表示したトランザクションログバックアップの情報表示が誤った情報となります。
例えば,次の図のように,まず,LOCAL_BACKUPにYESを設定して,ローカルバックアップをしたとします。時点Aを起点として,トランザクションログバックアップ1と2が取得されます。
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続いて,LOCAL_BACKUPにNOを指定して,リモートだけバックアップします。
バックアップIDは0000000001のまま,トランザクションログバックアップ3が取得されます。
このとき,drmsqllogbackupコマンドに-vオプションを指定して実行すると,バックアップID:0000000001に関するトランザクションログバックアップとしてトランザクションログバックアップ1~3が表示されますが,バックアップID:0000000001をリストアした場合,トランザクションログバックアップ3はローカルサイトではリカバリできません(リモートサイトではリカバリできます)。
また,ローカルサイトで障害が発生してリモートサイトで運用を開始した場合,リモートサイトにはバックアップカタログが存在しないため,リモートサイトでのdrmsqllogbackup -vコマンドでの表示が誤った情報となります。- SQL ServerのBEGIN TRANSACTION MARKによってマークを付けたトランザクションログファイルによるロールフォワード,および復旧時間を指定したロールフォワードはサポートしていません。
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