Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド

2.11.2 ボリューム構成を変更した場合の注意事項

バックアップ運用の対象となっている論理ボリュームマネージャー，ファイルシステムまたはRAID Managerの構成定義ファイル（horcm<n>.conf）に対して次の操作，変更をした場合，バックアップを実行する前にディクショナリマップファイルを更新してください。ディクショナリマップファイルを更新しないでバックアップを実行した場合，システムに不整合が発生するおそれがありますのでご注意ください。ディクショナリマップファイルの更新は，drmfsdisplayコマンド，drmsqldisplayコマンド，drmexgdisplayコマンドを使用してください。コマンドの使用方法については，マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI リファレンスガイド」を参照してください。

ファイルシステム以下のディレクトリに新たにファイルシステムをマウントした。

ファイルシステムをアンマウントした。

ファイルシステムを別のディレクトリに移動してマウントした。

ディスクグループの削除，無効化などの変更をした。

ディスクグループに割り当てられた論理ボリュームの追加，削除などの変更をした。

ディスクグループに属する物理ボリュームの追加，削除，交換などの変更をした。

RAID Managerの構成定義ファイル（horcm<n>.conf）に対してペアボリュームの追加，削除などの変更をした。

ディクショナリマップファイルを更新する構成変更をしたあと，それ以前のバックアップデータをファイルサーバやデータベースサーバにリストアする場合は，論理ボリュームマネージャーやファイルシステムの構成を，バックアップ取得時点の構成に戻してからリストアを実行してください。誤ってリストアを実行した場合は，システムに不整合が発生するおそれがありますのでご注意ください。バックアップ取得時点の構成確認は，drmfscatコマンド，drmsqlcatコマンド，drmexgcatコマンドを使用してください。コマンドの使用方法については，マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI リファレンスガイド」を参照してください。なお，物理ボリュームを交換した場合のリストア運用については，「付録C. Application Agentの運用中に正ボリュームや副ボリュームをディスク交換する手順」を参照してください。

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