Replication Manager Software システム構成ガイド
不要なファイルを削除してもディスク領域の空き容量が確保できない場合は,空き容量の多いほかのディスク領域にHitachi Command Suite共通コンポーネントのデータベースのデータを移動する必要があります。
参考
- ここでの手順は,Hitachi Command Suite共通コンポーネントのサービスが起動していることを前提としています。
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのデータベースからデータを移動する手順を説明します。
- 次のコマンドを実行し,データベースの内容をファイルに出力します。
<データの入出力先ディレクトリ(フォルダ)>には,絶対パスを指定してください。SolarisまたはLinuxの場合,<データの入出力先ディレクトリ>には,空白文字を含むディレクトリ名は指定できません。
- Windowsの場合
- <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmdsdbmove /export /datapath <データの入出力先フォルダ>
- SolarisまたはLinuxの場合
- <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/bin/hcmdsdbmove -export -datapath <データの入出力先ディレクトリ>
重要
- hcmdsdbmoveコマンドは,2つ以上同時に実行しないでください。また,このコマンドとhcmdsgetlogsコマンドを同時に実行しないでください。
- ほかのHitachi Command Suite製品が動作している場合,「4.2.2 Replication Managerの停止」に記載されている手順を実行し,そのHitachi Command Suite製品に関連するサービスを停止します(HBase Storage Mgmt Web ServiceおよびHBase Storage Mgmt Common Service)。
- 次のコマンドを実行し,ディスク上にデータベースシステムを再作成します。
- Windowsの場合
- <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmdsdbremake /databasepath <新規データベースの再作成先フォルダ>
- SolarisまたはLinuxの場合
- <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/bin/hcmdsdbremake -databasepath <新規データベースの再作成先ディレクトリ>
重要
- <新規データベースの再作成先フォルダ>(または<新規データベースの再作成先ディレクトリ>)には63バイト以内の絶対パスを指定してください。
- 再作成先フォルダ(ディレクトリ)名の末尾の文字としてパスの区切り文字を指定した場合,コマンドの実行に失敗します。
- SolarisまたはLinuxの場合,ディレクトリ名に空白文字を指定できません。
重要
- hcmdsdbremakeコマンドを実行すると,HiRDBが使用するポート番号がデフォルト値(23032)に戻ります。デフォルト以外のポート番号に変更した場合は,コマンド実行後にポート番号を設定し直す必要があります。ポート番号の変更方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド」を参照してください。
- 次のコマンドを実行し,手順1で出力したデータベースの内容をデータベースに登録します。
- Windowsの場合
- <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmdsdbmove /import /datapath <データの入出力先フォルダ>
- SolarisまたはLinuxの場合
- <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/bin/hcmdsdbmove -import -datapath <データの入出力先ディレクトリ>
重要
- <データの入出力先ディレクトリ>(または<データの入出力先フォルダ>)には,絶対パスを指定してください。
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