Replication Manager Software システム構成ガイド
ここでは,Application Agentの保守情報の採取方法を説明します。
データベースサーバまたはバックアップサーバで,Application Agentの保守情報を採取する場合,同一ホストにDevice Managerエージェント6.3以降がインストールされているかどうかによって,採取方法が異なります。
- Device Managerエージェント6.3以降がインストールされている場合
- データベースサーバまたはバックアップサーバ上で,Device ManagerエージェントのTICコマンドを実行します。ほかのエージェントに関する保守情報と一緒に,Application Agentの保守情報が採取されます。
- TICコマンドについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド」を参照してください。
- Device Managerエージェント6.3以降がインストールされていない場合
- データベースサーバまたはバックアップサーバ上で,hrpmap_getrasコマンドを実行して,Application Agentの保守情報を採取します。
- hrpmap_getrasコマンドについては,以降で説明します。
- バージョン6.3より前のDevice Managerエージェントがインストールされている場合には,TICコマンドを実行し,ほかのエージェントに関する保守情報も採取します。
- TICコマンドについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド」を参照してください。
hrpmap_getrasコマンドは,Administratorsグループのユーザーで実行してください。
hrpmap_getrasコマンドで採取できるファイルを次に示します。
- Application Agentのトレースログファイル
- Application Agentのインストールログファイル
- Application Agentのアンインストールログファイル
- プロパティファイル
- アプリケーション連携に関するログファイル
hrpmap_getrasコマンドの形式を次に示します。
hrpmap_getras {<ディレクトリ名> [-y]|-h}hrpmap_getrasコマンドは次の場所に格納されています。
<Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントのインストールフォルダ>\bin引数とオプションを次に示します。
<ディレクトリ名> 採取した保守情報を格納するローカルディスク上のディレクトリ名を,絶対パスで指定します。マルチバイト文字は使用できません。指定したディレクトリが存在する場合,ディレクトリをいったん削除して,新たに作成することを確認するメッセージが表示されます。 -y <ディレクトリ名>で指定したディレクトリが存在する場合に表示される確認メッセージを,表示しないようにします。このオプションを指定した場合,指定したディレクトリが存在するときは,ディレクトリをいったん削除して,新たに作成されます。 -h hrpmap_getrasコマンドの形式を表示します。
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