Tuning Manager - Storage Mapping Agent

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7.5.2 UNIXの場合

この項の構成
(1) 資料採取コマンドを実行する
(2) オペレーション内容を確認する
(3) エラー情報を採取する

(1) 資料採取コマンドを実行する

トラブルの要因を調べるための資料の採取には,jpcrasコマンドを使用します。資料採取コマンドの実行手順を次に示します。なお,ここで説明する操作は,OSユーザーとしてrootユーザー権限を持つユーザーが実行してください。また,PFM - Managerが存在するサーバ,および問題が発生しているPFM - Agentサーバで実行してください。

  1. 資料採取するサービスがインストールされているホストにログインする。
  2. 採取する資料および資料の格納先ディレクトリを指定して,jpcrasコマンドを実行する。
    jpcrasコマンドで,採取できるすべての情報を/tmp/jpc/agtディレクトリに格納する場合の,コマンドの指定例を次に示します。
    jpcras /tmp/jpc/agt all all
    資料採取コマンドで収集された資料は,tarコマンドおよびcompressコマンドで圧縮された形式で,指定されたディレクトリに格納されます。ファイル名を次に示します。
    jpcrasYYMMDD.tar.Z
    YYMMDDには年月日が付加されます。

jpcrasコマンドを実行すると,PFMサービスの一覧取得および起動状態の確認のため,内部でjpctool service list -id * -host *jpcctrl list * host=*)コマンドが実行されます。コマンド実行ホストとほかのPerformance Managementシステムのホストとの間にファイアウォールが設定されていたり,システム構成が大規模であったりすると,jpctool service list -id * -host *jpcctrl list * host=*)コマンドの実行に時間が掛かる場合があります。そのような場合は,環境変数JPC_COLCTRLNOHOSTに1を設定することでjpctool service list -id * -host *jpcctrl list * host=*)コマンドの処理を抑止し,コマンドの実行時間を短縮できます。

jpcrasコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。

(2) オペレーション内容を確認する

トラブル発生時のオペレーション内容を確認し,記録しておいてください。確認が必要な情報を次に示します。

(3) エラー情報を採取する

次に示すエラー情報を採取してください。

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