Tuning Manager - Storage Mapping Agent

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5.6 フィールドの値

ここでは,各フィールドに格納される値について説明します。

データソース

各フィールドには,Performance Managementや監視対象プログラムから取得した値や,これらの値をある計算式に基づいて計算した値が格納されます。各フィールドの値の取得先または計算方法は,フィールドの表の「データソース」列で示します。

「-」は,パフォーマンスデータを加工してフィールドの値を設定していないことを示します。

デルタ

累積値として管理されている情報を取得元とするフィールドのパフォーマンスデータを変化量で表すことを「デルタ」と呼びます。例えば,I/O回数のカウンタを取得元とするフィールドの場合,1回目に収集したときのカウンタの値が「3」,2回目に収集したときのカウンタの値が「7」とすると,2回目のデータ収集時に出力するフィールドの値は,デルタではない場合は,2回目のカウンタ値の「7」,デルタの場合は,2回目と1回目のカウンタ値の差分である「4」となります。

HTM - Storage Mapping Agentで収集されるパフォーマンスデータは,次の表のように異なります。

表5-6 レコードの値

レコードタイプ デルタ データ種別 [デルタ値で表示]のチェック レコードの値
PDレコードタイプ No リアルタイムデータ あり 収集時点の値が表示される。
なし 収集時点の値が表示される。
  • 履歴データ
  • アラームの監視データ
(該当しない) 収集時点の値が表示される。

HTM - Storage Mapping Agentでは,PIレコードタイプのレコードはありません。また,PDレコードタイプで「デルタ=Yes」として定義されるパフォーマンスデータはありません。

注※
次に示すPerformance Reporterのダイアログボックスの項目でチェックされていることを示します。
  • レポートウィザードの[編集 > 表示設定(リアルタイムレポート)]画面の[デルタ値で表示]
  • レポートウィンドウの[Properties]タブの[表示設定(リアルタイムレポート)]の[デルタ値で表示]

パフォーマンスデータが収集される際の注意事項を次に示します。

Intervalフィールドの値

Intervalフィールドの値を次に示します。

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