Tuning Manager Software ユーザーズガイド
htm-csv-convert [ -h | --help ] { -i | --input_file } <入力ファイルパス> [ { -o | --output_file } <出力ファイルパス> ] [ { -dc | --date_column } <日時列の列番号> ] [ { -kc | --key_column } <キー列の列番号> [, <キー列の列番号>... ] ] { -vc | --value_column } <データ列の列番号> [, <データ列の列番号>... ] [ --date_format <日時列の日付フォーマット> ] [ --date_separator <日時列の日付セパレータ> ] [ --input_characterCode <入力ファイルの文字コード> ] [ --output_characterCode <出力ファイルの文字コード> ] [ --column_limit <1ファイル当たりに出力する列数> ]CSVファイルで出力したレポートを,一般的な表計算ソフトでグラフ化しやすい形式に変換して,別のCSVファイルを作成します。
この機能のことを「CSVレポート形式変換機能」といいます。CSVレポート形式変換機能についての詳細は,「5.5 CSVレポートの形式変換」を参照してください。
- Windowsの場合
- Administrators権限を持つユーザー
- SolarisおよびLinuxの場合
- rootユーザー権限を持つユーザー
- Windowsの場合
- <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\bin\
- Solarisの場合
- /opt/HiCommand/TuningManager/bin/
- Linuxの場合
- <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/bin/
htm-csv-convertコマンド引数のオプションを次の表に示します。
- 注意
- 各オプションの先頭および末尾には,半角スペースやタブを指定できません。
表11-31 htm-csv-convertコマンド引数のオプション
オプション 必須
任意目的 -h
--help任意 「11.5 共通オプション」を参照してください。 -i
--input_file
<入力ファイルパス>必須 入力ファイルのファイル名を,絶対パスまたは,コマンドを実行するディレクトリからの相対パスで指定します。
入力ファイルとして指定できるCSVファイルについては,「5.5.1 CSVレポート形式変換機能の概要」の形式を変換できるCSVファイルについて記載している個所を参照してください。
- 指定したファイルには,次に示すアクセス権の付与が必要です。
- Windowsの場合
- Administratorユーザーに対して,read権限が必要です。
- SolarisおよびLinuxの場合
- rootユーザーに対して,read権限が必要です。
- ショートカットファイルは指定できません。
- 指定できるファイルパスは,各OSの仕様に準拠します。
-o
--output_file
<出力ファイルパス>任意 出力ファイルのファイル名を,絶対パスまたは,コマンドを実行するディレクトリからの相対パスで指定します。
- 存在しないディレクトリ,または,すでに同名のファイルが存在するディレクトリは指定できません。
- 指定したディレクトリには,次に示すアクセス権の付与が必要です。
- Windowsの場合
- Administratorユーザーに対して,フルコントロールのアクセス権が必要です。
- SolarisおよびLinuxの場合
- rootユーザーに対して,read権限およびwrite権限が必要です。
- 指定できるファイルパスは,各OSの仕様に準拠します。
- 指定を省略した場合など,出力ファイルの仕様についての詳細は,「5.5.2 CSVレポート形式変換機能による出力ファイルの仕様」を参照してください。
-dc
--date_column
<日時列の列番号>任意 入力ファイルの日時列※1の列番号を指定します。
- 指定できる列番号は,1から2147483647までです。
- -kcオプションおよび,-vcオプションと同じ列番号は指定できません。
- 指定を省略した場合は1となります。
-kc
--key_column
<キー列の列番号>任意 キー列※1と見なす入力ファイルの列番号を指定します。
- 複数指定する場合は,コンマ区切りで指定します。
複数指定できるのは,最大10列で,その場合同じ列番号は指定できません。
なお,指定したキー列の順番に,CSVファイルに出力されます。- 指定できる列番号は,1から2147483647までです。
- -dcオプションおよび,-vcオプションと同じ列番号は指定できません。
- 指定を省略した場合は2となります。
-vc
--value_column
<データ列の列番号>必須 データ列※1と見なす入力ファイルの列番号を指定します。
- 複数指定する場合は,コンマ区切りで指定します。
複数指定できるのは,最大50列で,その場合同じ列番号は指定できません。
なお,指定したデータ列の順番に,CSVファイルに出力されます。- 指定できる列番号は,1から2147483647までです。
- -dcオプションおよび,-kcオプションと同じ列番号は指定できません。
--date_format
<日時列の日付フォーマット>任意※2 入力ファイルの日時列※1の日付フォーマットを指定します。
- 指定できる日付フォーマットは,次のどれかです。
- ddMMyyyy
- MMddyyyy
- yyyyMMdd
- 大文字,小文字は区別しません。
- 指定を省略した場合は,CSVレポート形式変換用プロパティファイルのdateFormatプロパティでの設定値または,デフォルト値になります。※3
--date_separator
<日時列の日付セパレータ>任意 出力ファイルの日時列※1に付与する日付セパレータを指定します。
- 指定できる日付セパレータは,次のどちらかです。
- slash
- hyphen
- 大文字,小文字は区別しません。
- 指定を省略した場合は,CSVレポート形式変換用プロパティファイルのdateSeparatorプロパティでの設定値または,デフォルト値になります。※3
--input_characterCode
<入力ファイルの文字コード>任意 入力ファイルの文字コードを指定します。
- 指定できる文字コードは,次のどれかです。
- US-ASCII
- windows-1252
- ISO-8859-1
- UTF-8
- UTF-16
- UTF-16BE
- UTF-16LE
- Shift_JIS
- EUC-JP
- EUC-JP-LINUX
- MS932
- 大文字,小文字は区別しません。
- 指定を省略した場合は,CSVレポート形式変換用プロパティファイルのinputCharacterCodeプロパティでの設定値または,デフォルト値になります。※3
- 注意
- デフォルトの文字コードを変えて出力したCSVファイルを使用する場合には,このオプションまたは,CSVレポート形式変換用プロパティファイルで該当する文字コードを指定してください。
--output_characterCode
<出力ファイルの文字コード>任意 出力ファイルの文字コードを指定します。
- 指定できる文字コードは,次のどれかです。
- US-ASCII
- windows-1252
- ISO-8859-1
- UTF-8
- UTF-16
- UTF-16BE
- UTF-16LE
- Shift_JIS
- EUC-JP
- EUC-JP-LINUX
- MS932
- 大文字,小文字は区別しません。
- 指定を省略した場合は,CSVレポート形式変換用プロパティファイルのoutputCharacterCodeプロパティでの設定値または,デフォルト値になります。※3
--column_limit
<1ファイル当たりに出力する列数>任意 1ファイル当たりに出力する列数を指定します。日時列は含みません。
- 指定できる列数は,1から2147483647までです。
- -vcオプションで指定する列番号の個数より小さい値は指定できません。
- 指定を省略した場合は,CSVレポート形式変換用プロパティファイルのcolumnLimitプロパティでの設定値または,デフォルト値になります。※3
- 注※1
- 日時列,キー列およびデータ列については,「5.5.1 CSVレポート形式変換機能の概要」を参照してください。
- 注※2
- 入力ファイルの日時列の日付フォーマットがデフォルト値と異なるかどうかを確認して,異なる場合には必須で指定してください。
- 日付フォーマットのデフォルト値については,CSVレポート形式変換用プロパティファイルのdateFormatプロパティを参照してください。
- 注※3
- CSVレポート形式変換用プロパティファイルについての詳細は,「5.5.3 CSVレポート形式変換用プロパティファイルの設定」を参照してください。
- Tuning Manager serverがインストールされたマシン上で実行してください。ただし,Tuning Manager serverにログインしている必要はありません。
- このコマンドが出力するCSVファイルのディスク使用量の見積もり式を次に示します(結果の単位はバイト)。ただし,少なくとも50MBの空き容量が必要です。
<1データポイント※1当たりのリソース数※2> * <データ列として指定する列数> *( <データポイント※1数> + 1 ) * 30※3
- 注※1
- データポイントとは,出力ファイルに出力される行のことです。
- 注※2
- リソース数とは,CSVファイルの同一日時内の行数に該当します。
(例)
- 注※3
- 30は,1フィールド当たりの文字数です。
次の条件の場合の見積もり式を示します。
- 入力ファイル:htm-hostgroupsコマンド(-dtオプションを指定して,ホストグループに関連するLDEV個別の性能情報を出力)の出力結果
- 1データポイント当たりのLDEV数:2,048
- データ列として指定する列数:2(Random Read IOPSとRandom Write IOPS)
- データポイント数:1分単位で1日分(1,440(=60(分)*24(時間))
2048 * 2 * (1440 + 1) * 30 = 177070080つまり,約170MBはディスクを使用することがわかります。- このコマンドは多重実行および,ほかのレポート表示コマンドと同時に実行しても問題ありません。
表11-32 htm-csv-convertコマンドを実行した場合の戻り値
戻り値 意味 0 正常終了 11 出力ファイルと同名のファイルが存在しています 12 出力先ディレクトリが存在していません 上記以外 異常終了
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