Tuning Manager Software ユーザーズガイド

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6.3.3 複合レポートでの注意事項

複合レポートの注意事項を次に示します。

この項の構成
(1) グラフ種類,グラフオプションに関する注意事項
(2) グラフの描画順に関する注意事項
(3) グラフの横軸(X軸),縦軸(Y軸)に関する注意事項
(4) レポートのフィールド数に関する注意事項
(5) 系列グループの設定に関する注意事項
(6) レポートの対象期間に関する注意事項
(7) ベースライン表示期間
(8) PDレコードタイプのレコードを表示する場合の注意事項

(1) グラフ種類,グラフオプションに関する注意事項

(2) グラフの描画順に関する注意事項

複合レポートのグラフは次の順序で描画されます。

  1. 系列グループ1から順番に描画し,以降の系列グループが上書き描画します。
  2. 系列グループ内では,系列グループに登録されている登録レポート順に描画し,以降の登録レポートが上書き描画していきます。
  3. 登録レポート内では,登録レポート内のフィールド順に描画し,以降のフィールドが上書き描画していきます。

グラフの描画順のイメージを次の図に示します。

図6-17 グラフの描画順のイメージ

[図]

複合ブックマークの定義では,1.および2.は複合ブックマークの編集時に「系列グループの設定」で描画順序を決定できるため,描画されたグラフが隠れないように設定してください。また,3.についてはレポート定義画面で設定できます。

ただし,「3D集合縦棒/3D積み上げ縦棒」のグラフを含む系列グループと,「折れ線」のグラフを含む系列グループは,系列グループの順序に関係なくどちらかが最前面に表示されます。どちらを最前面に表示するかは,初期設定ファイル(config.xml)のforegroundCombinationGraphで指定します。

foregroundCombinationGraphの指定内容に応じたグラフの描画順序を次の表に示します。

表6-6 foregroundCombinationGraphの指定内容に応じたグラフの描画順序

foregroundCombinationGraphの指定値 描画順序
3DBAR(デフォルト) 前面側から背面側に向かって,次に示す順序で表示されます。
  1. 3D集合縦棒/3D積み上げ縦棒
  2. 折れ線
  3. 集合縦棒/積み上げ縦棒/面/積み上げ面
LINE 前面側から背面側に向かって,次に示す順序で表示されます。
  1. 折れ線
  2. 3D集合縦棒/3D積み上げ縦棒
  3. 集合縦棒/積み上げ縦棒/面/積み上げ面

初期設定ファイル(config.xml)の設定の詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」の,Performance Reporterの初期設定について説明している個所を参照してください。

(3) グラフの横軸(X軸),縦軸(Y軸)に関する注意事項

(4) レポートのフィールド数に関する注意事項

(5) 系列グループの設定に関する注意事項

(6) レポートの対象期間に関する注意事項

レポートの対象期間を「過去~以内(1時間等)」に設定した場合は,[レポート]画面で「最新情報に更新」を選択すると,現在日時から設定した対象期間でレポートが更新されます。ただし,ベースライン開始日時は変わりません。

対象期間を「レポートの表示時に指定」に設定した場合は,[レポート]画面で「最新情報に更新」を選択しても,設定したレポートの開始/終了日時,およびベースライン開始日時は変わりません。

(7) ベースライン表示期間

(8) PDレコードタイプのレコードを表示する場合の注意事項

Tuning Manager server v7.3以降で,PDレコードタイプのレコードを複合レポートの集合縦棒または積み上げ縦棒グラフで表示させる場合,次の現象が発生することがあります。

このため,Tuning Manager server v7.3以降で,PDレコードタイプのレコードを複合レポートで表示させる場合は,折れ線グラフにすることをお勧めします。

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