Tuning Manager Software インストールガイド
- Tuning Manager serverをインストールする前に,次に示すポート番号の使用状況を確認してください。
- 22900~22999
- Tuning Manager serverは,これらのポート番号を必ず使用します。ほかの製品が同じポート番号を使用している場合は,Tuning Manager serverをインストールする前に,ほかの製品の設定を変更してください。
Tuning Manager serverが使用するポートは,Tuning Manager serverとDevice Managerを同一ホストにインストールするかどうかによって異なります。
- 45001~49000
- Windows Server 2003,Solaris,およびLinuxの場合,共通コンポーネントは,これらのポート番号を必ず使用します。Hitachi Command Suite製品以外の製品が同じポート番号を使用している場合は,Tuning Manager serverをインストールする前に,Hitachi Command Suite製品以外の製品の設定を変更してください。
- 注意
- Windows Server 2008およびWindows Server 2012の場合,共通コンポーネントはOSが動的に割り当てたポートを使用します。
Tuning Manager serverとDevice Managerを同一ホストにインストールする場合Tuning Manager serverとDevice Managerを別のホストにインストールする場合
- 23015~23026,23031および23032
- Tuning Manager serverは,これらのポート番号をデフォルトで使用します。Tuning Manager serverをインストールしたあとは,Tuning Manager serverの設定を変更してもかまいません。
なお,23015~23018,23031および23032は共通コンポーネントが使用するポート番号です。すでに共通コンポーネントがインストールされた環境で,これらのポートを変更して運用している場合でも,Tuning Manager serverのインストールは可能です。デフォルトのポートに戻す必要はありません。
- 23015~23024,23032および24220
- Tuning Manager serverは,これらのポート番号をデフォルトで使用します。Tuning Manager serverをインストールしたあとは,Tuning Manager serverの設定を変更してもかまいません。
参照
各ポートの用途およびポート番号の変更方法については,次のマニュアルを参照してください。
- 22900~22999および24220
- マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」のTuning Manager serverの使用ポートについて説明している個所を参照してください。
- 23015~23024,23031,23032および45001~49000
- マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」の共通コンポーネントの使用ポートについて説明している個所を参照してください。
- 23025および23026
- マニュアル「Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド」のポートの設定について説明している個所を参照してください。
- Tuning Manager serverを構成するファイルおよびディレクトリがほかのプログラムと競合していると,インストールに失敗します。Tuning Manager serverをインストールする前に,次に示す項目を確認してください。
新規インストールの場合上書きインストールの場合
- Windowsのイベントビューアが起動していないこと。
- Windowsのイベントビューアが起動していないこと。
- コマンドプロンプトのカレントディレクトリがTuning Manager serverを構成するディレクトリになっていないこと。
- ほかのプログラムがTuning Manager serverを構成するファイルにアクセスしていないこと。
- OSにバンドルされているファイアウォール機能の中には,ローカルホスト内のソケット通信も遮断するものがあります。ローカルホスト内のソケット通信が遮断される環境では,Hitachi Command Suite製品のインストールおよび運用ができません。OSが提供しているファイアウォールを設定する場合,ローカルホスト内のソケット通信を遮断しないように設定してください。
- Tuning Manager serverはFQDN形式のホスト名に対応していません。ドメイン名を除いたホスト名を使用してください。
- ホスト名が32バイトを超えている場合,PFM - Managerが提供する監視ホスト名設定機能を使用して,任意のホスト名(エイリアス名)を監視ホスト名に設定する必要があります。監視ホスト名は,Tuning Manager serverをインストールしたあとTuning Manager serverを起動する前に設定してください。監視ホスト名設定機能の使用方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のインストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
なお,Tuning Manager serverが監視対象とするホストを監視ホスト名設定機能を使って監視する場合,監視条件によってはTuning Manager serverで設定が必要になります。詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」のホスト名にエイリアスを設定している場合の運用手順について説明している個所を参照してください。- Tuning Manager serverのインストール中,Windowsイベントログまたはsyslogにエラーメッセージが出力されることがあります。しかし,Tuning Manager serverのインストールが正常に終了していれば,出力されたエラーメッセージへの対処は不要です。
- Windowsの場合,次に示す環境変数が定義されていることを確認してください。
- %SystemDrive%
- %SystemRoot%
- %TEMP%または%TMP%
- %Path%
- %ComSpec%
- Windowsの場合,システムにTCP/IPがセットアップされていることを確認してください。
- SolarisおよびLinuxの場合,Tuning Manager serverをインストールする前に,カーネルパラメーターの値を設定してください。カーネルパラメーターの設定方法の詳細については,「2.9 カーネルパラメーターの設定方法(Solarisの場合)」または「2.10 カーネルパラメーターおよびシェル制限の設定方法(Linuxの場合)」を参照してください。
- v6.0より前のTuning Manager serverの起動URLが共通コンポーネントに登録されていると,Tuning Manager serverへのログインやポーリングに失敗するおそれがあります。
Tuning Manager serverのインストールが完了したら,「2.13 インストール後の確認事項」を参照して,v6.0より前のTuning Manager serverの起動URLが共通コンポーネントに登録されていないことを確認してください。この確認作業は,Tuning Manager serverの上書きインストール時またはアップグレードインストール時だけでなく,Tuning Manager serverをいったんアンインストールしたあとの新規インストール時も必要です。
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