Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)
管理サーバの保守情報を取得するには,hcmdsgetlogsコマンドを実行します。
- Administrator権限(Windowsの場合)またはroot(SolarisまたはLinuxの場合)でのログイン
- Windows:
- <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmdsgetlogs /dir <フォルダ名> [/types <Hitachi Command Suite製品の名称>[ <Hitachi Command Suite製品の名称> ...]] [/arc <アーカイブファイル名>] [/logtypes <ログファイル種別>[ <ログファイル種別> ...]]
- SolarisまたはLinux:
- <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/bin/hcmdsgetlogs -dir <ディレクトリ名> [-types <Hitachi Command Suite製品の名称>[ <Hitachi Command Suite製品の名称> ...]] [-arc <アーカイブファイル名>] [-logtypes <ログファイル種別>[ <ログファイル種別> ...]]
注意
- hcmdsgetlogsコマンドは,2つ以上同時に実行しないでください。
- dir
- 採取した保守情報を格納するローカルディスク上のディレクトリを絶対パスで指定し ます。あらかじめディレクトリを作成している場合は,ディレクトリを空にしてください。
- 指定できるパスの最大長は41バイトです。パスには一部の特殊文字を除いたASCII印字可能文字コードを指定できます。指定できない特殊文字を示します。
- \ / : , ; * ? " < > | $ % & ' `
- ただし,パスの区切り文字として,Windowsの場合は円記号(\),コロン(:)およびスラント(/),SolarisまたはLinuxの場合はスラント(/)を使用できます。パスの末尾にはパスの区切り文字を指定しないでください。
- Windowsの場合,パス中に空白を指定するときは,パスを引用符(")で囲んで指定してください。SolarisまたはLinuxの場合は,パス中に空白は指定できません。
- types
- 障害などの理由によって,特定のHitachi Command Suite製品の保守情報しか取得できない場合に,次の表に従って取得対象の製品の名称を指定します。複数の製品名を指定する場合は,空白文字で区切ってください。
表13-1 保守情報を取得する場合のtypeオプションの指定値
製品 指定値 Device Manager DeviceManager Tiered Storage Manager TieredStorageManager Replication Manager ReplicationManager そのほかの製品 それぞれの製品のマニュアルを参照 - このオプションを指定する場合,logtypesオプションでログファイルの種別にlogを含めて指定してください。
- このオプションを省略した場合,同一管理サーバにインストールされている全Hitachi Command Suite製品の保守情報が取得されます。
- arc
- 作成されるアーカイブファイルの名前を指定します。このオプションを省略した場合,ファイル名は「HiCommand_log」になります。
- ファイル名には一部の特殊文字を除いたASCII印字可能文字コードを指定できます。指定できない特殊文字を次に示します。SolarisまたはLinuxの場合,空白は指定できません。
- \ / : , ; * ? " < > | $ % & ' `
- logtypes
- 障害などの理由によって,特定のログファイルしか取得できない場合に,取得対象のログファイルの種別を指定します。
- log:.jarファイルと.hdb.jarファイルだけを取得する場合に指定します。
- db:.db.jarファイルだけを取得する場合に指定します。
- csv:.csv.jarファイルだけを取得する場合に指定します。
- 複数の種別を指定する場合は,空白文字で区切ってください。
- このオプションを省略した場合,すべてのログファイルが取得されます。
このコマンドを実行すると,メッセージKAPM05318-IまたはKAPM05319-Eが出力されます。 また,保守情報(ログファイルとデータベースファイル)が取得され,dirオプションで指定したディレクトリの下に4つのアーカイブファイル(.jar,.hdb.jar,.db.jarおよび.csv.jar)が作成されます。
参考
- メッセージKAPM05318-IまたはKAPM05319-Eが出力されない場合,dirオプションで指定するディレクトリに十分な空き容量がないため,hcmdsgetlogsコマンドが途中で終了しています。dirオプションで指定するディレクトリに十分な空き容量を確保したあとで,再度hcmdsgetlogsコマンドを実行してください。
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