Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)

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11.4.4 構成定義ファイルを利用する上での注意事項

RAID ManagerまたはP9000 RAID Managerの構成定義ファイルを利用して,コピーペアを管理する場合の注意事項を次に示します。

構成定義ファイルを編集した場合
Device Managerを使用して構成定義ファイルを作成または変更した場合は,構成定義ファイルの内容は自動的にDevice Managerサーバに通知されます。
ただし,Replication Managerを使用したり,手動で直接構成定義ファイルを編集したりするなど,Device Managerを使用しないで構成定義ファイルを作成または変更した場合は,Device Managerサーバに構成定義ファイルの情報を手動通知する必要があります。
Device ManagerのGUIまたはCLIを使用してストレージシステムのリフレッシュを実行すると,構成定義ファイルの情報がDevice Managerサーバに通知されます。構成定義ファイルに記述したコピーペアボリュームが属するストレージシステムをリフレッシュしてください。

構成定義ファイルを最適化する場合
server.propertiesファイルのserver.agent.rm.optimization.userHorcmFileプロパティにtrueが指定されている場合,Device Managerエージェントのサービス起動時およびコピーペアの操作時に,Device Managerエージェントによって構成定義ファイルの内容が最適化されます。このとき,次の点に注意してください。
  • 構成定義ファイルのバックアップについて
    最適化処理の実行時には,元の構成定義ファイルhorcmXX.confhorcmXX.conf.bkとしてバックアップします。バックアップファイルは1世代しか作成されないため,最適化処理が2回以上実行されると,ユーザーが作成したオリジナルの構成定義ファイルは失われます。必要に応じてバックアップを作成してください。
  • コマンドデバイスの定義に追加されるコメントについて
    RAID ManagerまたはP9000 RAID Managerの構成定義ファイルに対して最適化処理が実施されると,コマンドデバイスを定義している行の1行前にコマンドデバイスのユニットID,論理デバイス番号およびシリアル番号がコメントとして追加されます。このとき,次の点に注意してください。
    ・Device Managerエージェントが追加されたコメントを参照するので,コメントの内容を変更しないでください。
    ・Device Managerエージェントが管理している構成定義ファイルをコピーして,新たに構成定義ファイルを作成する場合,コメントは削除してください。

コピーペアを削除する場合
管理クライアントからコピーペアの削除を実行する場合,対象となる構成定義ファイルのコピーペアの定義がすべて削除されるときには,構成定義ファイルも削除されます。構成定義ファイルを削除したくない場合は,削除実行前に構成定義ファイルをバックアップしておいてください。

関連項目

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