Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)
Device Managerエージェントを運用する場合には,幾つかの注意事項があります。
- Device Managerエージェントをインストールしたあとに,下記の条件でホストのOSをバージョンアップした場合は,Device Managerエージェントを上書きインストールしてください。
- Solaris 9より前のバージョンからSolaris 9以降にバージョンアップ
- AIX 5.2より前のバージョンからAIX 5.3以降にバージョンアップ
- HP-UX 11i v2より前のバージョンからHP-UX 11i v2以降にバージョンアップ
- ホストのOSがWindowsの場合,Device Managerエージェントは,ドライブレターAまたはBが割り当てられたデバイスの情報を取得しません。Device Managerエージェントを使用して管理するデバイスには,C~Zのドライブレターを割り当ててください。
- AIX 7.1またはAIX 6.1 TL6以降のホストでrendevコマンドを使用してデバイスファイル名を変更する場合,変更後の文字列にはASCII印字可能文字だけを使用してください。ASCII印字可能文字以外の文字が含まれると,Device Managerエージェントが正しく動作しません。
- hdvm_info以外のDevice Managerエージェントのコマンドを実行するためには,Administrator権限またはスーパーユーザー権限が必要です。
- ホストで次のOSを使用している場合は,Device Managerエージェントのコマンドは,WOW64用のコマンドプロンプトから実行してください。
Windows Server 2003 R2(x64)
Windows Server 2008(x64およびIPF)
Windows Server 2008 R2(x64およびIPF)
Windows Server 2012(x64)
Windows Server 2012 R2(x64)
コマンドプロンプトの実行例を次に示します。
C:\WINDOWS\SysWOW64\cmd.exe- Windowsでは,Device Managerエージェントのコマンドがインストールされるフォルダが自動的に環境変数PATHに追加されます。このため,コマンドを実行するとき,コマンドが格納されているフォルダに移動する必要はありません。
- Device Managerエージェントを使用してストレージシステムで256以上のLUNを認識するLinuxホストを登録すると,KAIC03006-Eのエラーメッセージが出力され,操作が失敗します。
ホストのOSがLinuxの場合,Device Managerエージェントの管理対象ホストで認識するストレージシステムの1ポートごとのLU数は256以下,LUNの範囲は0~255となるように指定してください。
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