Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)

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8.3.4 アンインストール(Solaris)

ここでは,管理サーバのOSがSolarisで,クラスタ構成となっている場合に,Hitachi Command Suiteをアンインストールする手順について説明します。

この項の構成
(1) アンインストール(Veritas Cluster Serverの場合)
(2) アンインストール(Sun Clusterの場合)

(1) アンインストール(Veritas Cluster Serverの場合)

アンインストールの手順を次に示します。

  1. Cluster Manager(Java Console)を起動します。
  2. Hitachi Command Suite製品のサービスを登録しているリソースグループを,実行系ノードに移動します。
    Cluster Explorerウィンドウで[Service Groups]タブを選択します。Hitachi Command Suite製品のサービスを登録しているリソースグループを右クリックして,コンテキストメニューから次の操作を順に実行します。
    • Unfreeze]を選択します。
    • Switch To]-[<ホスト名>]を選択します。
  3. 次のサービスをオフラインにします。
    • HiCommand Tiered Storage Manager
    • HiCommandServer
    • HCS Device Manager Web Service
    • HBase Storage Mgmt Web Service
    • HBase Storage Mgmt Common Service
  4. hcmdssrvコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
  5. 次のサービスをオフラインにします。
    • HiRDB
  6. 次のリソースがほかの製品で使われていない場合は削除します。
    • HiCommand Tiered Storage Manager
    • HiCommandServer
    • HCS Device Manager Web Service
    • HBase Storage Mgmt Web Service
    • HBase Storage Mgmt Common Service
    • HiRDB
    注意
    IPアドレスおよび共有ディスクのリソースは,この手順では削除しないでください。
  7. 削除しないリソースについては,右クリックのコンテキストメニューから[Enabled]のチェックを外します。
  8. Cluster Explorerウィンドウの[Service Groups]タブを選択します。
  9. Hitachi Command Suite製品のサービスを登録しているリソースグループを右クリックして,コンテキストメニューから[Freeze]-[Temporary]を選択します。
  10. 次のコマンドを実行して,データベースをバックアップします。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/bin/hcmdsbackups -dirバックアップファイルの格納先ディレクトリ-auto

    dir
    データベースのバックアップファイルを格納するローカルディスク上のディレクトリを絶対パスで指定します。
    dirオプションに指定するディレクトリが空であることを確認してください。

    auto
    Hitachi Command Suite製品のサービスを自動的に起動/停止するオプションです。
    重要
    hcmdsbackupsコマンドを実行すると,dirオプションに指定したバックアップファイルの格納先ディレクトリにdatabaseというディレクトリが作成され,データベースのバックアップファイルがbackup.hdbというファイル名で格納されます。
  11. hcmdssrvコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
  12. 実行系ノードでHitachi Command Suiteをアンインストールします。
    注意
    クラスタ環境でのインストール中に作成された不要なディレクトリおよびファイルは手動で削除してください。
  13. Hitachi Command Suite製品のサービスを登録していたリソースグループを,待機系ノードに移動します。
    Cluster Explorerウィンドウで[Service Groups]タブを選択します。Hitachi Command Suite製品のサービスを登録していたリソースグループを右クリックして,コンテキストメニューから次の操作を順に実行します。
    • Unfreeze]を選択します。
    • Switch To]-[<ホスト名>]を選択します。
    • Freeze]-[Temporary]を選択します。
  14. 待機系ノードでHitachi Command Suiteをアンインストールします。
    注意
    クラスタ環境でのインストール中に作成された不要なディレクトリおよびファイルは手動で削除してください。
  15. 次のリソースがほかの製品で使われていない場合は削除します。
    • IPアドレス
    • 共有ディスク
  16. Hitachi Command Suite製品のサービスを登録しているリソースグループが不要になった場合は,リソースグループを削除します。
  17. リソースグループを削除しない場合は,Cluster Explorerウィンドウで[Service Groups]タブを選択します。Hitachi Command Suite製品のサービスを登録しているリソースグループを右クリックして,コンテキストメニューから[Unfreeze]を選択します。
  18. 手順7で無効にしたリソースを有効にします。

関連項目

(2) アンインストール(Sun Clusterの場合)

アンインストールの手順を次に示します。

  1. 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスを登録しているリソースグループを実行系ノードに移動します。
    # /usr/cluster/bin/scswitch -z -g リソースグループ名 -h ホスト名
  2. 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite共通コンポーネント,Device ManagerおよびTiered Storage Managerのリソースの監視を無効にします。
    # /usr/cluster/bin/scswitch -n -M -j TieredStorageManager
    # /usr/cluster/bin/scswitch -n -M -j HiCommandServer
    # /usr/cluster/bin/scswitch -n -M -j HCSDeviceManagerWebService
    # /usr/cluster/bin/scswitch -n -M -j BaseWebService
    # /usr/cluster/bin/scswitch -n -M -j BaseCommonService
    # /usr/cluster/bin/scswitch -n -M -j HiRDB
  3. 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite共通コンポーネント(HiRDBを除く),Device ManagerおよびTiered Storage Managerのリソースを無効にします。
    # /usr/cluster/bin/scswitch -n -j TieredStorageManager
    # /usr/cluster/bin/scswitch -n -j HiCommandServer
    # /usr/cluster/bin/scswitch -n -j HCSDeviceManagerWebService
    # /usr/cluster/bin/scswitch -n -j BaseWebService
    # /usr/cluster/bin/scswitch -n -j BaseCommonService
  4. hcmdssrvコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
  5. 次のコマンドを実行して,HiRDBのリソースを無効にします。
    # /usr/cluster/bin/scswitch -n -j HiRDB
  6. 次のリソースがほかの製品で使われていない場合は削除します。
    • HiCommand Tiered Storage Manager
    • HiCommandServer
    • HCS Device Manager Web Service
    • HBase Storage Mgmt Web Service
    • HBase Storage Mgmt Common Service
    • HiRDB
    注意
    IPアドレスおよび共有ディスクのリソースは,この手順では削除しないでください。
  7. 次のコマンドを実行して,データベースをバックアップします。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ/bin/hcmdsbackups -dirバックアップファイルの格納先ディレクトリ-auto

    dir
    データベースのバックアップファイルを格納するローカルディスク上のディレクトリを絶対パスで指定します。
    dirオプションに指定するディレクトリが空であることを確認してください。

    auto
    Hitachi Command Suite製品のサービスを自動的に起動/停止するオプションです。
    重要
    hcmdsbackupsコマンドを実行すると,dirオプションに指定したバックアップファイルの格納先ディレクトリにdatabaseというディレクトリが作成され,データベースのバックアップファイルがbackup.hdbというファイル名で格納されます。
  8. hcmdssrvコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
  9. 実行系ノードでHitachi Command Suiteをアンインストールします。
    注意
    クラスタ環境でのインストール中に作成された不要なディレクトリおよびファイルは手動で削除してください。
  10. 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスを登録していたリソースグループを待機系ノードに移動します。
    # /usr/cluster/bin/scswitch -z -g リソースグループ名 -h ホスト名
  11. 待機系ノードでHitachi Command Suiteをアンインストールします。
    注意
    クラスタ環境でのインストール中に作成された不要なディレクトリおよびファイルは手動で削除してください。
  12. 次のリソースがほかの製品で使われていない場合は削除します。
    • IPアドレス
    • 共有ディスク
  13. Hitachi Command Suite製品のサービスを登録しているリソースグループが不要になった場合は,リソースグループを削除します。
  14. リソースグループを削除しない場合は,削除しなかったサービスに対して,次のコマンドを実行します。
    # /usr/cluster/bin/scswitch -e -j サービス名
    # /usr/cluster/bin/scswitch -e -M -j サービス名

関連項目

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