Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)
Element Managerを使用して,ストレージシステムの要件に沿って環境構築してください。
表1-8 コピーペアを管理するためのストレージシステムの要件
ストレージシステム 機能 要件 Virtual Storage Platform
Universal Storage Platform V/VM
Hitachi USP
HUS VMUniversal Replicator ※1 参考:
- Universal Replicatorの前提ソフトウェアをインストールし,ライセンスを有効にする必要があります。
- M-Rパスに使用される2ポート間にファイバーチャネル接続が必要です。※2
- M-RパスのMCUポートがInitiatorポートであり,RCUポートがRCU Targetポートである必要があります。※2
- RCUとM-Rパスが,MCUに登録されている必要があります。※2
- ストレージシステムキャッシュまたは不揮発性メモリーが十分にある必要があります。
- ジャーナルグループにジャーナルボリュームが登録されている必要があります。
ポートの構成後,Device Managerでストレージシステムをリフレッシュする必要があります。また,キャッシュの追加が必要な場合は,保守員に連絡してください。TrueCopy ※1 参考:
- TrueCopyの前提ソフトウェアをインストールし,ライセンスを有効にする必要があります。
- M-Rパスに使用される2ポート間にファイバーチャネル接続が必要です。
- M-RパスのMCUポートがInitiatorポートであり,RCUポートがRCU Targetポートである必要があります。
- RCUとM-Rパスが,MCUに登録されている必要があります。
- ストレージシステムキャッシュまたは不揮発性メモリーが十分にある必要があります。
ポートの構成後,Device Managerでストレージシステムをリフレッシュする必要があります。また,キャッシュの追加が必要な場合は,保守員に連絡してください。ShadowImage ※1 ShadowImageの前提ソフトウェアをインストールし,ライセンスを有効にする必要があります。 Copy-on-Write Snapshot
- Copy-on-Write Snapshotの前提ソフトウェアをインストールし,ライセンスを有効にする必要があります。
- S-VOL用に,特殊なLUであるV-VOLをあらかじめ作成する必要があります。
次の順序で準備してください。
- プールの作成
- V-VOLの作成
Thin Image
- Thin Imageの前提ソフトウェアをインストールし,ライセンスを有効にする必要があります。
- スナップショットグループに定義されたThin Imageコピーペアの場合,ストレージシステム内のコマンドデバイスの認証モードを有効にし,ホストでraidcom -loginコマンドを実行して,ユーザー認証を行ってください。
- S-VOL用に,特殊なLUであるV-VOLをあらかじめ作成する必要があります。
次の順序で準備してください。
- プールの作成
- V-VOLの作成
HUS100
Hitachi AMS2000
Hitachi AMS/WMS
SANRISE9500VTrueCopy
- TrueCopyの前提ソフトウェアをインストールし,ライセンスを有効にする必要があります。
- パス経路に使用される2ポート間にファイバーチャネル接続が必要です。
- TrueCopyのパスが構成されている必要があります。HUS100およびHitachi AMS2000の場合,1台のストレージシステムから複数のストレージシステムにパスを設定できます。
- システムスタート属性がデュアルアクティブモードである必要があります。
- SANRISE9500Vの場合は,データシェアモードが有効である必要があります。
- SANRISE9500Vの場合は,SCSI ID/Port ID引き継ぎモードが使用しないに設定されている必要があります。
- Hitachi AMS2000およびHitachi AMS/WMSでTrueCopy remote replicationまたはTrueCopy Extended Distanceを使用する場合,またはHUS100でTrueCopy remote replicationを使用する場合は,DM-LUを設定する必要があります。
- Hitachi AMS2000およびHitachi AMS/WMSで,TrueCopy Extended Distanceを使用する場合はデータプールを設定する必要があります。
このデータプールはCopy-on-Write Snapshotのデータプールと共有できます。- HUS100でTrueCopy Extended Distanceを使用する場合は,DPプールを作成する必要があります。管理データと差分データが同じDPプールに格納されるように設定してください。
このDPプールはCopy-on-Write SnapshotのDPプールと共有できます。ShadowImage
- ShadowImageの前提ソフトウェアをインストールし,ライセンスを有効にする必要があります。
- システムスタート属性がデュアルアクティブモードである必要があります。
- SANRISE9500Vの場合は,データシェアモードが有効である必要があります。
- SANRISE9500Vの場合は,SCSI ID/Port ID引き継ぎモードが使用しないに設定されている必要があります。
- HUS100,Hitachi AMS2000およびHitachi AMS/WMSの場合は,DM-LUを設定する必要があります。
Copy-on-Write Snapshot
QuickShadow
- Copy-on-Write SnapshotまたはQuickShadowの前提ソフトウェアをインストールし,ライセンスを有効にする必要があります。
- S-VOL用に,特殊なLUであるV-VOLをあらかじめ作成する必要があります。
次の順序で準備してください。
HUS100の場合Hitachi AMS2000,Hitachi AMS/WMS,およびSANRISE9500Vの場合
- DPプールの作成
管理データと差分データが同じDPプールに格納されるように設定してください。
このDPプールはTrueCopy Extended DistanceのDPプールと共有できます。- V-VOLの作成
- データプールの作成
このデータプールはTrueCopy Extended Distanceのデータプールと共有できます。- V-VOLの作成
- Hitachi AMS2000およびHitachi AMS/WMSの場合は,DM-LUを設定する必要があります。
- 注※1
- メインフレームボリュームのコピーペアについては,構成の確認だけをCLIでできます。コピーペアの構成をDevice Manager CLIで確認するために必要なストレージシステムの要件はありません。
- 注※2
- TrueCopyでの設定を共用できます。ただし,Universal Replicatorの場合は,P-VOL側とS-VOL側の両方のストレージシステムに対して設定が必要です。
注意
- 要件に応じてストレージシステムを構成したあと,ストレージシステムをリフレッシュする必要があります。コピーペアに対する操作を実行する前には,最新の情報が反映されているか確認してください。
- Device Managerによって管理されるストレージシステムのシリアル番号は,すべて一意である必要があります。TrueCopyまたはUniversal Replicatorの場合は,Device Managerによって管理されないリモートストレージシステムのシリアル番号も一意である必要があります。
- Virtual Storage PlatformまたはHUS VMのLUでペアを作成する場合,デバイスグループに関連づけられているLUは使用しないでください。
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