Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)
Hitachi Command Suite共通コンポーネントのメモリーヒープサイズを変更するには,hcmdschgheapコマンドを実行します。
- 管理対象となるLDEV数とコピーペア数
Device Manager,Tiered Storage ManagerおよびReplication Managerの運用で想定されるLDEV数およびコピーペア数から,必要なメモリーヒープサイズを算出してください。LDEV数から算出したメモリーヒープサイズとコピーペア数から算出したメモリーヒープサイズのうち,値が大きい方を設定してください。表1-2 Hitachi Command Suite共通コンポーネントのメモリーヒープサイズの目安
利用環境 設定するメモリーヒープサイズ OS 管理リソース Small
(下限:128MB,
上限:256MB)Medium
(下限:256MB,
上限:512MB)Large
(下限:512MB,
上限:1024MB)Windows(x86) 1台のストレージシステム当たりのLDEV数 8,000以下 8,001以上 -- 管理対象の全コピーペア数 オープンボリュームだけ 5,000以下 5,001以上 -- メインフレームボリュームだけ 5,000以下 5,001以上 -- 混在環境※ 40,000以下 40,001以上 -- Windows(x64),SolarisまたはLinux 1台のストレージシステム当たりのLDEV数 8,000以下 8,001~14,000 14,001以上 管理対象の全コピーペア数 オープンボリュームだけ 5,000以下 5,001~12,000 12,001以上 メインフレームボリュームだけ 5,000以下 5,001~60,000 60,001以上 混在環境※ 40,000以下 40,001~60,000 60,001以上
- (凡例)
- --:指定できません。
- 注※
- オープンボリュームとメインフレームボリュームの両方を管理する場合は,次の計算式を使ってコピーペア数を算出してください。
- (<オープン系システムのコピーペア数>×6)+<メインフレーム系システムのコピーペア数>
メモリーヒープサイズを変更するには:
- Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
- 現在のメモリーヒープサイズの設定を確認します。
- Windowsの場合:
- <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmdschgheap /print
- SolarisまたはLinuxの場合:
- <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/bin/hcmdschgheap -print
- メモリーヒープサイズを変更します。
- Windowsの場合:
- <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmdschgheap /set [Small|Medium|Large]
- SolarisまたはLinuxの場合:
- <Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/bin/hcmdschgheap -set [Small|Medium|Large]
- Hitachi Command Suite製品のサービスを起動します。
注意
- hcmdswebまたはhcmdsweb2コマンドを使ってヒープサイズを設定していた場合,すでに設定されている値よりも小さい値に変更することはできません。小さい値に変更したい場合は,一度Hitachi Command Suiteをアンインストールしたあと,再度インストールしてから,設定したいヒープサイズの値で変更してください。
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