Tiered Storage Manager Software CLI リファレンスガイド

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5.6.1 GetTasks

GetTasksコマンドは,idパラメーターで指定したタスクの情報,またはそのほかのパラメーターで指定する範囲のタスクの情報を取得します。

タスクの種類を示すtasktypeパラメーターで,対象のタスクの種類を指定することもできます。タスクの状態を示すstatusパラメーターで,対象のタスクの範囲を指定することもできます。作成日や終了日などのタスクに関連づけられた日付を用いて,取得するタスクの範囲を指定することもできます。以下の指定ができます。

GetTasksコマンドは,複数種類のタスクの一覧を取得して,出力できます。そのため,タスクの種類によって出力項目が変わります。出力項目では,タスクごとに示しています。

この項の構成
(1) 記述形式
(2) オプション
(3) パラメーター
(4) 出力項目(マイグレーションタスク)
(5) 出力項目(ロッキングタスク)
(6) 出力項目(アンロッキングタスク)
(7) 出力項目(シュレッディングタスク)
(8) コマンド指定例と実行結果(タスクの種類ごとに表示される場合)
(9) コマンド指定例と実行結果(複数種類のタスクが同時に表示される場合)

(1) 記述形式

  
htsmcli [ サーバのロケーション] GetTasks
  [ 共通オプション ]
  [ { -d | --detail } ]
  [ { id=タスクID |
      [ { storagedomainname=ストレージドメイン名
          [ migrationgroupname=マイグレーショングループ名 ]
          [ targetstoragetiername=ストレージ階層名 ]
          | subsystemname=ストレージシステム名 } ]
      [ status=状態 [ ,状態 ]... ]
      [ [ datetype = { Creation | End } ]
        daystobase=基準日までの日数
          [ direction={ Before | After | Just } ] ]
      [ tasktype={ Migration | Shredding | Locking | Unlocking
                 | VolumeCreation | ExternalMapping } ] } ]

(2) オプション

-dまたは--detail
CLIコマンド実行後に,詳細情報を標準出力に表示したいときに指定します。
省略した場合,サマリー情報だけが表示されます。

(3) パラメーター

パラメーターの指定は,任意です。

表5-46 GetTasksコマンドのパラメーター

パラメーター名 説明
id タスクIDを指定します。
このパラメーターは,ほかのパラメーターと同時には指定できません。
storagedomainname ストレージドメイン名を指定します。migrationgroupnameまたはtargetstoragetiernameを指定する場合には必ず指定してください。
migrationgroupname マイグレーショングループ名を指定します。storagedomainnameと組み合わせて指定してください。
targetstoragetiername 移動先ストレージ階層名を指定します。storagedomainnameと組み合わせて指定してください。このパラメーターは,マイグレーションタスクの絞り込みだけに適用されます。
subsystemname ストレージシステム名を指定します。
Device Manager CLIのGetStorageArrayStorageArrayオブジェクトのname属性に表示される値を指定します。
ストレージシステム名が不明な場合は,プロダクト名とシリアル番号を指定します。
省略時はストレージシステムによる絞り込みはしません。
status タスクの状態を指定します。
指定できる値の詳細については,「5.8 タスクの状態」を参照してください。
タスクの状態を複数個指定する場合には,コンマで区切ってください。
datetype 日付種別範囲指定で使用する,タスクに関連づけられた日付の種別(作成日,終了日)を指定します。
  • Creation:作成日(デフォルト)
  • End:終了日
daystobase 基準日とする日までの日数を,0または正の整数で指定します。タスクの取得範囲の基準日を,現在からの逆算日数(何日前か)で指定します。
direction タスクの取得範囲を,基準日からの向きで指定します。
  • Before:基準日以前(基準日を含みます)
  • After:基準日以降(基準日を含みます)
  • Just:基準日当日(デフォルトです)
tasktype タスクの種類を指定します。
  • Migration:マイグレーションタスク
  • Shredding:シュレッディングタスク
  • Locking:ロッキングタスク
  • Unlocking:アンロッキングタスク
  • VolumeCreation:ボリューム作成タスク(旧バージョンとの互換性を維持するための指定値です)
  • ExternalMapping:外部接続設定タスク(旧バージョンとの互換性を維持するための指定値です)
省略した場合,すべての種類のタスク情報を取得します。

(4) 出力項目(マイグレーションタスク)

重要
一部の出力項目では,次のどちらかに該当する場合に"-"または"Unknown"が表示されます。
  • プール検索条件を使用して作成したストレージ階層をマイグレーション移動先に選択した場合
    ボリュームの作成が完了するまで"Unknown"が表示されます。
  • 外部接続されたストレージがSMI-S enabledストレージシステムの場合
    "-"または"Unknown"が表示されます。

表5-47 GetTasksコマンドの出力項目(マイグレーションタスク)(Taskインスタンス)

項目名 説明
ID タスクIDです。
タスクIDの形式は,TK########です。ただし,########は時間+通番を36進数に変換した値です。
taskType タスクの種類です。
Migration:マイグレーションタスク
status タスクの状態です。
表示される値の詳細については,「5.8 タスクの状態」を参照してください。
timeEstimate タスク実行に掛かる時間の見積もり値です。タスク作成時にerasedataパラメーターを指定して実行した場合は,データ消去に掛かる時間も含みます。
"hhhh:mm:ss"の形式で表示されます。
見積もり値が10,000時間以上の場合は,"9999:59:59"が表示されます。
creationTime タスクの作成日時です。
executionRequestTime タスクの実行要求日時です。
timeElapsed タスク実行開始時点からの経過時間です。
"hhhh:mm:ss"の形式で表示されます。
経過時間が10,000時間以上の場合は,"9999:59:59"が表示されます。また,経過時間を取得できない場合は"n/a"が表示され,タスクが未実行の場合は何も表示されません。
endTime タスクの実行終了日時です。
migrationStartedTime マイグレーションの実行を開始した日時です。
[migrationCompletionTime] マイグレーションの実行が完了した日時です。
migrationProgress マイグレーションの進捗状況(%)を示します。1%未満は切り捨てて,整数で表示されます。
[estimatedMigrationCompletionTime] マイグレーションが完了する見込みの日時です。
dataErasureStartedTime データ消去の実行を開始した日時です。
[dataErasureCompletionTime] データ消去の実行が完了した日時です。
dataErasureProgress データ消去の進捗状況(%)を示します。1%未満は切り捨てて,整数で表示されます。
[estimatedDataErasureCompletionTime] データの消去が完了する見込みの日時です。
zeroDataDiscardStartedTime ゼロデータ破棄の実行を開始した日時です。
[zeroDataDiscardCompletionTime] ゼロデータ破棄の実行が完了した日時です。
zeroDataDiscardProgress ゼロデータ破棄の進捗状況(%)を示します。1%未満は切り捨てて,整数で表示されます。
[estimatedZeroDataDiscardCompletionTime] ゼロデータ破棄が完了する見込みの日時です。
ownerID タスクを作成したユーザーのユーザーIDです。
[ownerGroupID] タスクを作成したユーザーのユーザーグループIDです。
storageDomainName ストレージドメイン名です。
migrationGroupName マイグレーショングループ名です。
[previousTargetStorageTierName] 前回のマイグレーションの移動先ストレージ階層名です。以前にマイグレーションを実行していない場合は空文字が表示されます。
targetStorageTierName 移動先ストレージ階層名です。
eraseData マイグレーションが正常に終了したあとに移動元ボリュームのデータを消去するかどうかを示します。
zeroDataDiscard マイグレーションが正常に終了したあとに,移動先ボリュームのゼロデータを破棄するかどうかを示します。
マイグレーションタスク作成時にゼロデータを破棄するよう指定しても,ゼロデータを破棄できる条件を満たしていなければ,"No"が表示されます。
ゼロデータを破棄するための条件については,「表5-34 CreateMigrationTaskコマンドのパラメーター」のzerodatadiscardパラメーターを参照してください。
totalCapacityInGB マイグレーショングループ内でマイグレーション対象であるボリュームの総容量(単位はGB)です。1GB未満は切り捨てて,整数で表示されます。
notifyToURL イベント通知先のアドレスです。
description タスクの説明文です。

(凡例)
[ ]:-dまたは--detailオプションの指定があるときだけ出力されます。

次に示す「表5-48 GetTasksコマンドの出力項目(マイグレーションタスク)(ErrorInfoインスタンス)」および「表5-49 GetTasksコマンドの出力項目(マイグレーションタスク)(MigrationInfoインスタンス)」の出力項目は,-dまたは--detailオプションの指定があるときだけ出力されます。

表5-48 GetTasksコマンドの出力項目(マイグレーションタスク)(ErrorInfoインスタンス)

項目名 説明
message エラーメッセージです。

表5-49 GetTasksコマンドの出力項目(マイグレーションタスク)(MigrationInfoインスタンス)

項目名 説明
sourceControllerDeviceNumber 移動元ボリュームのコントローラー論理デバイス番号です。
16進数と" : "(コロン)を組み合わせた値で表示されます。
sourceSubsystemSerialNumber 移動元ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのシリアル番号です。
sourceSubsystemDisplayModel 移動元ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムの表示用モデル名です。
表示用モデル名が不明の場合は,プロダクト名が表示されます。
sourceSubsystemName 移動元ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステム名です。
ストレージシステム名称が不明の場合は,プロダクト名とシリアル番号が表示されます。
sourceSubsystemVendor 移動元ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのベンダー名です。
sourceSubsystemDeviceNumber 移動元ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのLUのデバイス番号です。
10進数,または,16進数と" : "(コロン)を組み合わせた値で表示されます。
sourceSubsystemDeviceID 移動元ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのLUのデバイスIDです。
日立ストレージシステムの場合は"-"が表示されます。
sourceSLPRNumber 移動元ボリュームのSLPR番号です。
sourceCLPRNumber 移動元ボリュームのCLPR番号です。
sourceRAIDLevel 移動元ボリュームのRAIDレベルです。
sourceDiskType 移動元ボリュームのドライブ種別です。
sourceControllerArrayGroupName 移動元ボリュームのコントローラーパリティグループ名です。
sourceArrayGroupName 移動元ボリュームのパリティグループ名です。
sourceArrayGroupBusyRate 移動元ボリュームのパリティグループの使用率(%)です。小数点第2位まで表示されます。
Tuning Managerから情報を取得できない状態になった場合に,空文字で表示されます。
sourceArrayGroupMaxBusyRate 移動元ボリュームのパリティグループの使用率(%)の最大値です。小数点第2位まで表示されます。
Tuning Managerから情報を取得できない状態になった場合に,空文字で表示されます。
targetControllerDeviceNumber 移動先ボリュームのコントローラー論理デバイス番号です。
16進数と" : "(コロン)を組み合わせた値で表示されます。
targetSubsystemSerialNumber 移動先ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのシリアル番号です。
targetSubsystemDisplayModel 移動先ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムの表示用モデル名です。
表示用モデル名が不明の場合は,プロダクト名が表示されます。
targetSubsystemName 移動先ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステム名です。
ストレージシステム名が不明の場合は,プロダクト名とシリアル番号が表示されます。
targetSubsystemVendor 移動先ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのベンダー名です。
targetSubsystemDeviceNumber 移動先ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのLUのデバイス番号です。
10進数,または,16進数と" : "(コロン)を組み合わせた値で表示されます。
targetSubsystemDeviceID 移動先ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのLUのデバイスIDです。
日立ストレージシステムの場合は"-"が表示されます。
targetSLPRNumber 移動先ボリュームのSLPR番号です。
targetCLPRNumber 移動先ボリュームのCLPR番号です。
targetRAIDLevel 移動先ボリュームのRAIDレベルです。
targetDiskType 移動先ボリュームのドライブ種別です。
targetControllerArrayGroupName 移動先ボリュームのコントローラーパリティグループ名です。
targetArrayGroupName 移動先ボリュームのパリティグループ名です。
targetArrayGroupBusyRate 移動先ボリュームのパリティグループの使用率(%)です。小数点第2位まで表示されます。
Tuning Managerから情報を取得できない状態になった場合に,空文字で表示されます。
targetArrayGroupMaxBusyRate 移動先ボリュームのパリティグループの使用率(%)の最大値です。小数点第2位まで表示されます。
Tuning Managerから情報を取得できない状態になった場合に,空文字で表示されます。
emulationType エミュレーションタイプです。
capacityInKB ボリュームの容量です。単位はKBで数値だけ表示されます。
status ボリュームごとのマイグレーション状態です。
表示される値の詳細については,「5.8 タスクの状態」を参照してください。
migrationProgress ボリュームごとのマイグレーションの進捗状況(%)を示します。1%未満は切り捨てて,整数で表示されます。
timeElapsed ボリュームごとのタスク実行開始時点からの経過時間です。
"hhhh:mm:ss"の形式で表示されます。
経過時間が10,000時間以上の場合は,"9999:59:59"が表示されます。また,経過時間を取得できない場合は"n/a"が表示され,タスクが未実行の場合は何も表示されません。
timeEstimate ボリュームごとのタスク実行に掛かる時間の見積もり値です。タスク作成時にerasedataパラメーターを指定して実行した場合は,データ消去に掛かる時間も含みます。
"hhhh:mm:ss"の形式で表示されます。
見積もり値が10,000時間以上の場合は,"9999:59:59"が表示されます。

(5) 出力項目(ロッキングタスク)

重要
一部の出力項目では,外部接続されたストレージがSMI-S enabledストレージシステムの場合は"-"または"Unknown"が表示されます。

表5-50 GetTasksコマンドの出力項目(ロッキングタスク)(Taskインスタンス)

項目名 説明
ID タスクIDです。
タスクIDの形式は,TK########です。ただし,########は時間+通番を36進数に変換した値です。
taskType タスクの種類です。
Locking:ロッキングタスク
status タスクの状態です。
表示される値の詳細については,「5.8 タスクの状態」を参照してください。
creationTime タスクの作成日時です。
executionRequestTime タスクの実行要求日時です。
startTime タスクの実行開始日時です。
timeElapsed タスク実行開始時点からの経過時間です。
"hhhh:mm:ss"の形式で表示されます。
経過時間が10,000時間以上の場合は,"9999:59:59"が表示されます。また,経過時間を取得できない場合は"n/a"が表示され,タスクが未実行の場合は何も表示されません。
endTime タスクの実行終了日時です。
lockingProgress ロッキングの進捗状況(%)を示します。1%未満は切り捨てて,整数で表示されます。
[estimatedLockingCompletionTime] ロックが完了する見込みの日時です。
ownerID タスクを作成したユーザーのユーザーIDです。
storageDomainName ストレージドメイン名です。
migrationGroupName マイグレーショングループ名です。
retentionDays ロック期間(単位:日)です。ロック期間が無期限の場合は,"-1(Unlimited)"が表示されます。
retainedThrough ロック期間が終了する日です。ロック期間が無期限の場合は,"Unlimited"が表示されます。
guardMode ロッキングタスクの実行時に適用するロック方法です。
  • Read only:書き込み禁止
  • Protect:読み書き禁止
moveToMigrationGroupName ロックの実行が完了したボリュームの移動先マイグレーショングループ名です。
notifyToURL イベントを通知する先のアドレスです。
description タスクの説明文です。

(凡例)
[ ]:-dまたは--detailオプションの指定があるときだけ出力されます。

次に示す「表5-51 GetTasksコマンドの出力項目(ロッキングタスク)(ErrorInfoインスタンス)」および「表5-52 GetTasksコマンドの出力項目(ロッキングタスク)(LockingInfoインスタンス)」の出力項目は,-dまたは--detailオプションの指定があるときだけ出力されます。

表5-51 GetTasksコマンドの出力項目(ロッキングタスク)(ErrorInfoインスタンス)

項目名 説明
message エラーメッセージです。

表5-52 GetTasksコマンドの出力項目(ロッキングタスク)(LockingInfoインスタンス)

項目名 説明
controllerDeviceNumber ボリュームのコントローラー論理デバイス番号です。
16進数と" : "(コロン)を組み合わせた値で表示されます。
subsystemSerialNumber ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのシリアル番号です。
subsystemDisplayModel ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムの表示用モデル名です。表示用モデル名が不明の場合は,プロダクト名が表示されます。
subsystemName ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステム名です。ストレージシステム名が不明の場合は,プロダクト名とシリアル番号が表示されます。
subsystemDeviceNumber ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのLUの論理デバイス番号です。
10進数,または,16進数と" : "(コロン)を組み合わせた値で表示されます。
subsystemDeviceID ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのLUの論理デバイスIDです。
日立ストレージシステムの場合は"-"が表示されます。
status ボリュームごとのロック状態です。
表示される値の詳細については,「5.8 タスクの状態」を参照してください。
timeElapsed ボリュームごとのタスク実行開始時点からの経過時間です。
"hhhh:mm:ss"の形式で表示されます。
経過時間が10,000時間以上の場合は,"9999:59:59"が表示されます。また,経過時間を取得できない場合は"n/a"が表示され,タスクが未実行の場合は何も表示されません。

(6) 出力項目(アンロッキングタスク)

重要
一部の出力項目では,外部接続されたストレージがSMI-S enabledストレージシステムの場合は"-"または"Unknown"が表示されます。

表5-53 GetTasksコマンドの出力項目(アンロッキングタスク)(Taskインスタンス)

項目名 説明
ID タスクIDです。タスクIDの形式は,TK########です。ただし,########は時間+通番を36進数に変換した値です。
taskType タスクの種類です。
Unlocking:アンロッキングタスク
status タスクの状態です。
表示される値の詳細については,「5.8 タスクの状態」を参照してください。
creationTime タスクの作成日時です。
executionRequestTime タスクの実行要求日時です。
startTime タスクの実行開始日時です。
timeElapsed タスク実行開始時点からの経過時間です。
"hhhh:mm:ss"の形式で表示されます。
経過時間が10,000時間以上の場合は,"9999:59:59"が表示されます。また,経過時間を取得できない場合は"n/a"が表示され,タスクが未実行の場合は何も表示されません。
endTime タスクの実行終了日時です。
unlockingProgress アンロックの進捗状況(%)を示します。1%未満は切り捨てて,整数で表示されます。
[estimatedUnlockingCompletionTime] アンロックが完了する見込みの日時です。
ownerID タスクを作成したユーザーのユーザーIDです。
storageDomainName ストレージドメイン名です。
migrationGroupName マイグレーショングループ名です。
moveToMigrationGroupName アンロックの実行が完了したボリュームの移動先マイグレーショングループ名です。
notifyToURL イベントを通知する先のアドレスです。
description タスクの説明文です。

(凡例)
[ ]:-dまたは--detailオプションの指定があるときだけ出力されます。

次に示す「表5-54 GetTasksコマンドの出力項目(アンロッキングタスク)(ErrorInfoインスタンス)」および「表5-55 GetTasksコマンドの出力項目(アンロッキングタスク)(UnlockingInfoインスタンス)」の出力項目は,-dまたは--detailオプションの指定があるときだけ出力されます。

表5-54 GetTasksコマンドの出力項目(アンロッキングタスク)(ErrorInfoインスタンス)

項目名 説明
message エラーメッセージです。

表5-55 GetTasksコマンドの出力項目(アンロッキングタスク)(UnlockingInfoインスタンス)

項目名 説明
controllerDeviceNumber ボリュームのコントローラー論理デバイス番号です。
16進数と" : "(コロン)を組み合わせた値で表示されます。
subsystemSerialNumber ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのシリアル番号です。
subsystemDisplayModel ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムの表示用モデル名です。表示用モデル名が不明の場合は,プロダクト名が表示されます。
subsystemName ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステム名です。ストレージシステム名が不明の場合は,プロダクト名とシリアル番号が表示されます。
subsystemDeviceNumber ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのLUの論理デバイス番号です。
10進数,または,16進数と" : "(コロン)を組み合わせた値で表示されます。
subsystemDeviceID ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのLUの論理デバイスIDです。
日立ストレージシステムの場合は"-"が表示されます。
status ボリュームごとのアンロック状態です。
表示される値の詳細については,「5.8 タスクの状態」を参照してください。
timeElapsed ボリュームごとのタスク実行開始時点からの経過時間です。
"hhhh:mm:ss"の形式で表示されます。
経過時間が10,000時間以上の場合は,"9999:59:59"が表示されます。また,経過時間を取得できない場合は"n/a"が表示され,タスクが未実行の場合は何も表示されません。

(7) 出力項目(シュレッディングタスク)

重要
一部の出力項目では,外部接続されたストレージがSMI-S enabledストレージシステムの場合は"-"または"Unknown"が表示されます。

表5-56 GetTasksコマンドの出力項目(シュレッディングタスク)(Taskインスタンス)

項目名 説明
ID タスクIDです。
タスクIDの形式は,TK########です。ただし,########は時間+通番を36進数に変換した値です。
taskType タスクの種類です。
Shredding:シュレッディングタスク
status タスクの状態です。
表示される値の詳細については,「5.8 タスクの状態」を参照してください。
timeEstimate タスク実行に掛かる時間の見積もり値です。
"hhhh:mm:ss"の形式で表示されます。
見積もり値が10,000時間以上の場合は,"9999:59:59"が表示されます。
creationTime タスクの作成日時です。
executionRequestTime タスクの実行要求日時です。
startTime タスクの実行開始日時です。
timeElapsed タスク実行開始時点からの経過時間です。
"hhhh:mm:ss"の形式で表示されます。
経過時間が10,000時間以上の場合は,"9999:59:59"が表示されます。また,経過時間を取得できない場合は"n/a"が表示され,タスクが未実行の場合は何も表示されません。
endTime タスクの実行終了日時です。
shreddingProgress シュレッディングの進捗状況(%)を示します。1%未満は切り捨てて,整数で表示されます。
[estimatedShreddingCompletionTime] シュレッディングが完了する見込みの日時です。
ownerID タスクを作成したユーザーのユーザーIDです。
storageDomainName ストレージドメイン名です。
migrationGroupName マイグレーショングループ名です。
shreddingMethod シュレッディング方式です。
  • ZERO-ONCE:"0"データが1回だけ書き込まれます。
  • DoD:DoD標準方式で書き込まれます。
moveToMigrationGroupName シュレッディングの実行が完了したボリュームの移動先マイグレーショングループ名です。
totalShreddingCapacityInGB マイグレーショングループ内でシュレッディング対象であるボリュームの総容量(単位はGB)です。1GB未満は切り捨てて,整数で表示されます。
notifyToURL イベント通知先のアドレスです。
description タスクの説明文です。

(凡例)
[ ]:-dまたは--detailオプションの指定があるときだけ出力されます。

次に示す「表5-57 GetTasksコマンドの出力項目(シュレッディングタスク)(ErrorInfoインスタンス)」および「表5-58 GetTasksコマンドの出力項目(シュレッディングタスク)(ShreddingInfoインスタンス)」の出力項目は,-dまたは--detailオプションの指定があるときだけ出力されます。

表5-57 GetTasksコマンドの出力項目(シュレッディングタスク)(ErrorInfoインスタンス)

項目名 説明
message エラーメッセージです。

表5-58 GetTasksコマンドの出力項目(シュレッディングタスク)(ShreddingInfoインスタンス)

項目名 説明
controllerDeviceNumber ボリュームのコントローラー論理デバイス番号です。
16進数と" : "(コロン)を組み合わせた値で表示されます。
subsystemSerialNumber ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのシリアル番号です。
subsystemDisplayModel ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムの表示用モデル名です。表示用モデル名が不明の場合は,プロダクト名が表示されます。
subsystemName ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステム名です。ストレージシステム名が不明の場合は,プロダクト名とシリアル番号が表示されます。
subsystemDeviceNumber ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのLUの論理デバイス番号です。
10進数,または,16進数と" : "(コロン)を組み合わせた値で表示されます。
subsystemDeviceID ボリュームの実際のデータを格納しているストレージシステムのLUの論理デバイスIDです。
日立ストレージシステムの場合は"-"が表示されます。
capacityInKB ボリュームの容量です。単位はKBで数値だけ表示されます。
status ボリュームごとのシュレッディング状態です。
表示される値の詳細については,「5.8 タスクの状態」を参照してください。
timeElapsed ボリュームごとのタスク実行開始時点からの経過時間です。
"hhhh:mm:ss"の形式で表示されます。
経過時間が10,000時間以上の場合は,"9999:59:59"が表示されます。また,経過時間を取得できない場合は"n/a"が表示され,タスクが未実行の場合は何も表示されません。
timeEstimate ボリュームごとのタスク実行に掛かる時間の見積もり値です。
"hhhh:mm:ss"の形式で表示されます。
見積もり値が10,000時間以上の場合は,"9999:59:59"が表示されます。

(8) コマンド指定例と実行結果(タスクの種類ごとに表示される場合)

(9) コマンド指定例と実行結果(複数種類のタスクが同時に表示される場合)

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