Tiered Storage Manager Software CLI リファレンスガイド
CLIの一部のコマンドでは,filterconditionパラメーター(またはnewfilterconditionパラメーター)に,検索条件式を指定して,コマンドを実行する対象を絞り込んだり,検索結果を使用して,ストレージ階層を管理したりできます。
検索条件式は,プロパティの組み合わせで指定します。この章でいうプロパティとは,「4.2 検索条件式の構文」で記述している検索条件式中のcomparison-predicateを意味します。
検索条件式の種類を,次の表に示します。
種類と構文の名称 説明および指定できるコマンド 指定できるプロパティ ストレージ階層の検索条件式
(storage-tier-filter-condition)ストレージ階層で管理するボリュームやプールを指定するための検索条件式
1つのストレージ階層でボリュームとプールの両方は管理できないため,ボリューム検索条件とプール検索条件を同時に指定することはできません。
指定できるコマンド:
- CreateStorageTier
- ModifyStorageTier
ストレージ階層が管理する対象によって,指定するプロパティが異なります。
- 検索対象がボリュームの場合,「表4-2 ボリューム検索条件式に指定できるプロパティの概要」および「表4-5 ボリューム検索条件式のプロパティに指定できる値の範囲」を参照してください。
ただし,ストレージ階層で管理するボリュームを指定するための検索条件としては,指定できないプロパティもあります。- 検索対象がプールの場合,「表4-3 プール検索条件式に指定できるプロパティの概要」および「表4-6 プール検索条件式のプロパティに指定できる値の範囲」を参照してください。
ボリュームの検索条件式
(volume-filter-condition)ストレージドメインやストレージ階層内のボリュームを検索するための検索条件式
指定できるコマンド:
- CreateMigrationPlan
- GetVolumes
「表4-2 ボリューム検索条件式に指定できるプロパティの概要」および「表4-5 ボリューム検索条件式のプロパティに指定できる値の範囲」を参照してください。 プールの検索条件式
(pool-filter-condition)ストレージドメイン内のプールを検索するための検索条件式
指定できるコマンド:GetPools「表4-3 プール検索条件式に指定できるプロパティの概要」および「表4-6 プール検索条件式のプロパティに指定できる値の範囲」を参照してください。 空き容量の検索条件式
(unused-capacity-filter-condition)Device Managerに登録されているストレージシステム内の空き容量を検索するための検索条件式
指定できるコマンド:GetFreeSpaces「表4-4 空き容量検索条件式に指定できるプロパティの概要」および「表4-7 空き容量検索条件式のプロパティに指定できる値の範囲」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright© 2010, 2014, Hitachi, Ltd.