Hitachi Command Suite Software CLI リファレンスガイド
AddConfigFileForReplicationコマンドは,ShadowImage,TrueCopy Sync,TrueCopy Async,QuickShadow,Copy-on-Write Snapshot,Universal Replicatorに対するコピーペアを作成するためのRAID ManagerのHORCM構成ファイルを作成します。
重要
- このコマンドは,SANRISE9900VおよびHitachi SMSでは使用できません。
- Thin Imageに対する操作はできません。
- Device Managerでは,1つのHORCMインスタンスにP-VOLとS-VOLが混在している構成をサポートしていません。HORCMインスタンス内のすべてのボリュームが,P-VOLまたはS-VOLのどちらか一方になるように構成してください。
- Hitachi AMS/WMSのボリュームをP-VOLとしてTrueCopyAsyncのコピーペアを作成する場合,S-VOLに指定したボリュームがあるストレージシステムに,データプールのプールID0および1があることを確認してください。このとき,ストレージシステムによっては,ストレージシステムの管理ツールで1と表示されるデータプールの番号が,Device Manager CLI(PoolインスタンスのpoolID属性)では16と表示されることがあります。Device Manager CLIでの表示については,「5.28 Poolインスタンス」を参照してください。
- HUS100およびHitachi AMS2000/AMS/WMSの場合,TrueCopyAsyncとCopy-on-Write Snapshotでカスケード構成にするときには,TrueCopyAsyncのコピーペアの状態をSplitにしてからCopy-on-Write Snapshotのコピーペアを作成してください。コピーペアの状態がPairだと,Copy-on-Write Snapshotのコピーペアの作成に失敗します。
作成方法は,次の3とおりの方法があります。
- 方法1:HORCM構成ファイルにある既存のグループにコピーペアの定義を追加します。この場合,書式は次のようになります。
HiCommandCLI [URL] AddConfigFileForReplication [オプション] groupname=コピーグループ名 pvolhostid=ホストID pvolinstancenum=インスタンス番号 svolhostid=ホストID svolinstancenum=インスタンス番号 pvolarraytype=モデル pvolserialnum=シリアル番号 pvoldevnum=デバイス番号 [pvolportid=ポート番号|pvolportname=ポート名] [pvolpoolid=プールID] svolarraytype=モデル svolserialnum=シリアル番号 svoldevnum=デバイス番号 [svolportid=ポート番号|svolportname=ポート名] [svolpoolid=プールID] replicationfunction={ShadowImage|TrueCopySync|TrueCopyAsync|QuickShadow|UniversalReplicator} [munum=MU番号]- 方法2:HORCM構成ファイルにグループを追加し,そのグループにコピーペアの定義を追加します。この場合,書式は次のようになります。
HiCommandCLI [URL] AddConfigFileForReplication [オプション] [groupname=コピーグループ名] pvolhostid=ホストID pvolinstancenum=インスタンス番号 [pvolportnum=ポート番号] svolhostid=ホストID svolinstancenum=インスタンス番号 [svolportnum=ポート番号] pvolarraytype=モデル pvolserialnum=シリアル番号 pvoldevnum=デバイス番号 [pvolportid=ポート番号|pvolportname=ポート名] [pvolpoolid=プールID] svolarraytype=モデル svolserialnum=シリアル番号 svoldevnum=デバイス番号 [svolportid=ポート番号|svolportname=ポート名] [svolpoolid=プールID] replicationfunction={ShadowImage|TrueCopySync|TrueCopyAsync|QuickShadow|UniversalReplicator} [munum=MU番号]- 方法3:新しくHORCM構成ファイルを作成します。この場合,書式は次のようになります。
HiCommandCLI [URL] AddConfigFileForReplication [オプション] [groupname=コピーグループ名] pvolhostid=ホストID [pvolinstancenum=インスタンス番号] pvolportnum=ポート番号 svolhostid=ホストID [svolinstancenum=インスタンス番号] svolportnum=ポート番号 pvolarraytype=モデル pvolserialnum=シリアル番号 pvoldevnum=デバイス番号 [pvolportid=ポート番号|pvolportname=ポート名] [pvolpoolid=プールID] svolarraytype=モデル svolserialnum=シリアル番号 svoldevnum=デバイス番号 [svolportid=ポート番号|svolportname=ポート名] [svolpoolid=プールID] replicationfunction={ShadowImage|TrueCopySync|TrueCopyAsync|QuickShadow|UniversalReplicator} [munum=MU番号]表4-100 AddConfigFileForReplicationコマンドのパラメーター
パラメーター名 指定のレベル 説明 groupname 任意 RAID Managerで使用されるグループ名
指定できる文字数は31バイトまでです。符号(#)またはハイフン(-)で始まる名前は指定できません。
方法1の場合は,HORCM構成ファイルにあるグループ名を指定します。
方法1の場合,このパラメーターは必ず指定してください。pvolhostid 必須 P-VOLを認識するホストID
方法1の場合は,HORCM構成ファイルにあるグループのP-VOLのホストIDを指定します。pvolinstancenum 任意 P-VOLを管理するHORCMインスタンスのインスタンス番号
方法1の場合は,HORCM構成ファイルにあるグループのP-VOLのインスタンス番号を指定します。
方法1または方法2の場合,このパラメーターは必ず指定してください。pvolportnum 任意 P-VOLを管理するHORCMインスタンスのポート番号
ホストのOSによって,次の値を指定します。方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
- Solaris:0~65535の整数
- AIX,Windows,HP-UX,またはLinux:1~65535の整数
svolhostid 必須 S-VOLを認識するホストID
方法1の場合は,HORCM構成ファイルにあるグループのS-VOLのホストIDを指定します。svolinstancenum 任意 S-VOLを管理するHORCMインスタンスのインスタンス番号
方法1の場合は,HORCM構成ファイルにあるグループのS-VOLのインスタンス番号を指定します。
方法1または方法2の場合,このパラメーターは必ず指定してください。svolportnum 任意 S-VOLを管理するHORCMインスタンスのポート番号
ホストのOSによって,次の値を指定します。方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
- Solaris:0~65535の整数
- AIX,Windows,HP-UX,またはLinux:1~65535の整数
pvolarraytype 必須 P-VOLを含むストレージシステムのモデル pvolserialnum 必須 P-VOLを含むストレージシステムのシリアル番号 pvoldevnum 必須 P-VOLのデバイス番号 実行結果は10進数で出力されます。
- Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
- Hitachi USPの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。
- そのほかのストレージシステムの場合:
- 10進数で指定します。
pvolportid 任意 P-VOLパスを管理するHORCM構成ファイル内のポート番号
このパラメーターを指定する場合は,pvolportidまたはpvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。pvolportname 任意 P-VOLパスを管理するHORCM構成ファイル内のポート名
このパラメーターを指定する場合は,pvolportidまたはpvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。pvolpoolid 任意 P-VOLの差分データやジャーナルデータを格納するプールのプールID そのほかの場合,このパラメーターを指定しても,値は無視されます。
- QuickShadowまたはCopy-on-Write Snapshotの場合:
- このパラメーターは必ず指定してください。
- ただし,HUS100の場合,次のデバイス番号をパラメーターpvoldevnumに指定するときには,このパラメーターを省略してください。
- - Copy-on-Write SnapshotのP-VOLとして使用しているデバイス番号
- - TrueCopy AsyncのP-VOLまたはS-VOLとして使用しているデバイス番号
- TrueCopy Asyncの場合:
- このパラメーターは必ず指定してください。
- ただし,HUS100場合,Copy-on-Write SnapshotのP-VOLとして使用しているデバイス番号をパラメーターpvoldevnumに指定するときには,このパラメーターを省略してください。
- Universal Replicatorの場合:
- 方法2または方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
svolarraytype 必須 S-VOLを含むストレージシステムのモデル svolserialnum 必須 S-VOLを含むストレージシステムのシリアル番号 svoldevnum 必須 S-VOLのデバイス番号 実行結果は10進数で出力されます。
- Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
- Hitachi USPの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。
- そのほかのストレージシステムの場合:
- 10進数で指定します。
svolportid 任意 S-VOLパスを管理するHORCM構成ファイル内のポート番号
このパラメーターを指定する場合は,svolportidまたはsvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。svolportname 任意 S-VOLパスを管理するHORCM構成ファイル内のポート名
このパラメーターを指定する場合は,svolportidまたはsvolportnameのどちらか一方を指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。svolpoolid 任意 S-VOLの差分データやジャーナルデータを格納するプールのプールID そのほかの場合,このパラメーターを指定しても,値は無視されます。
- TrueCopy Asyncの場合:
- このパラメーターは必ず指定してください。
- ただし,HUS100場合,Copy-on-Write SnapshotのP-VOLとして使用しているデバイス番号をパラメーターsvoldevnumに指定するときには,このパラメーターを省略してください。
- Universal Replicatorの場合:
- 方法2または方法3の場合,このパラメーターは必ず指定してください。
replicationfunction 必須 コピーペアで実行される操作のタイプ
指定できる値は次のとおりです。
- ShadowImage:ShadowImage
- TrueCopySync:TrueCopy
- TrueCopyAsync:TrueCopy Async
- QuickShadow:QuickShadowまたはCopy-on-Write Snapshot
- UniversalReplicator:Universal Replicator
munum 任意 P-VOLのMU番号
このパラメーターはUniversal Replicatorの場合にだけ指定できます。
Universal Replicatorでこのパラメーターを指定しない場合,作成したRAID ManagerのHORCM構成ファイルのMU番号に1が設定されます。
ShadowImage,QuickShadowまたはCopy-on-Write Snapshotの場合,作成したRAID ManagerのHORCM構成ファイルのMU番号に0が設定されます。なお,TrueCopyの場合,MU番号は必要でないため,RAID ManagerのHORCM構成ファイルのMU番号は設定されません。pairoption 任意 未サポートです。 事前に取得するパラメーター値は,構成定義ファイルを作成する方法によって異なります。
- 方法1(すでにコピーペアが定義されているグループに,新たにコピーペアの定義を追加する場合)
次の表の項番1,項番5,項番6を参照してください。- 方法1(コピーペアが未作成のグループにコピーペアの定義を追加する場合)
次の表の項番2,項番3,項番5,項番6を参照してください。- 方法2の場合
次の表の項番2,項番4,項番5,項番6,項番7を参照してください。- 方法3の場合
次の表の項番2,項番5,項番6,項番7を参照してください。表4-101 パラメーター値の取得方法(AddConfigFileForReplicationコマンド)
項番 パラメーター名 取得方法 1 pvolhostid
svolhostid
pvolinstancenum
svolinstancenum
groupnameGetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。 GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ReplicationGroupの配下にgroupName値,pvolHostID値,pvolInstanceNumber値,svolHostID値,svolInstanceNumber値が表示されます。groupName値に処理対象のグループ名が表示されたAn instance of ReplicationGroupを参照してください。実行結果とパラメーターの対応を次に示します。
- 通常構成でコピーペアを管理している場合
P-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定します。- 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
一括で管理しているホストを指定します。
- pvolHostID値:パラメーターpvolhostid
- pvolInstanceNumber値:パラメーターpvolinstancenum
- svolHostID値:パラメーターsvolhostid
- svolInstanceNumber値:パラメーターsvolinstancenum
2 pvolhostid
svolhostidGetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
- 通常構成でコピーペアを管理している場合
パラメーターpvolhostidを取得するには,P-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定します。
パラメーターsvolhostidを取得するには,S-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of Hostの配下にhostID値が表示されます。hostID値は,P-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定した場合は,パラメーターpvolhostidに,S-VOLを管理するRAID Managerがインストールされているホストを指定した場合は,パラメーターsvolhostidに対応します。- 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
一括で管理しているホストを指定します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of Hostの配下にhostID値が表示されます。hostID値がパラメーターpvolhostidまたはsvolhostidに対応します。3 pvolinstancenum
svolinstancenum
groupnameGetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
- 通常構成でコピーペアを管理している場合
最初に,P-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ConfigFileの配下にvalid値instanceNumber値が,An instance of ReplicationGroupの配下にgroupName値が表示されます。
valid値に「1」と表示されているAn instance of ConfigFileを参照してください。P-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumに対応します。
このとき,対象のグループ名(groupName値)を控えておいてください。
次に,S-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。groupName値が先ほど控えたグループ名と同じで,かつvalid値が「1」と表示されたAn instance of ConfigFileを参照してください。そのinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。- 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
一括で管理しているホストを指定します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of ConfigFileの配下にvalid値instanceNumber値が,An instance of ReplicationGroupの配下にgroupName値が表示されます。
An instance of ReplicationGroupの配下に表示されるgroupName値が対象のグループ名で,かつvalid値が「1」と表示されたAn instance of ConfigFileを1つ参照してください。それぞれ,P-VOLまたはS-VOLを管理する構成定義ファイル情報です。それぞれのinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumまたはsvolinstancenumに対応します。4 pvolinstancenum
svolinstancenumGetHostコマンドのパラメーターhostnameに,次のホスト名を指定して実行します。
- 通常構成でコピーペアを管理している場合
最初に,P-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
GetHostコマンドの実行結果には,valid値instanceNumber値がAn instance of ConfigFile(構成定義ファイル情報)の下に表示されます。
valid値が「1」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,P-VOLを管理する構成定義ファイル情報を参照してください。instanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumに対応します。
同様に,S-VOLを管理するホストを指定してGetHostコマンドを実行します。
valid値が「1」と表示されているAn instance of ConfigFileのうち,S-VOLを管理する構成定義ファイル情報のinstanceNumber値がパラメーターsvolinstancenumに対応します。- 一括管理構成でコピーペアを管理している場合
一括で管理しているホストを指定します。
GetHostコマンドの実行結果には,valid値instanceNumber値がAn instance of ConfigFile(構成定義ファイル情報)の下に表示されます。
valid値が「1」と表示されたAn instance of ConfigFileを2つ参照してください。それぞれ,P-VOLまたはS-VOLを管理する構成定義ファイル情報です。それぞれのinstanceNumber値がパラメーターpvolinstancenumまたはsvolinstancenumに対応します。5 pvoldevnum
svoldevnumGetHostコマンドのパラメーターsubtargetに「LogicalUnit」を,パラメーターhostnameにP-VOLまたはS-VOLを認識するホストのホスト名を指定して実行します。
GetHostコマンドの実行結果には,An instance of LogicalUnitの配下にobjectID値(論理ユニットのオブジェクトID)devNum値が表示されます。
P-VOLを認識するホストを指定した場合,P-VOLとなるAn instance of LogicalUnitを参照してください。devNum値がパラメーターpvoldevnumに対応します。
このとき,そのobjectID値を控えておいてください。
S-VOLを認識するホストを指定した場合,S-VOLとなるAn instance of LogicalUnitのdevNum値がパラメーターsvoldevnumに対応します。
このとき,そのobjectID値を控えておいてください。6 pvolarraytype
pvolserialnum
svolarraytype
svolserialnumGetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドのパラメーターsubtargetに「LogicalUnit」を,パラメーターobjectIDにP-VOLまたはS-VOLとなる論理ユニットのオブジェクトID(項番5で控えたobjectID値)を指定して実行します。
GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドの実行結果には,指定したobjectIDがAn instance of LogicalUnitに表示されています。objectIDが表示されているAn instance of LogicalUnitを含むAn instance of StorageArray配下のarrayType値,displayArrayType値,serialNumber値を参照してください。
P-VOLとなる論理ユニットのオブジェクトIDを指定した場合,arrayType値またはdisplayArrayType値がパラメーターpvolarraytypeに,serialNumber値がパラメーターpvolserialnumに対応します。
S-VOLとなる論理ユニットのオブジェクトIDを指定した場合,同様にarrayType値またはdisplayArrayType値がパラメーターsvolarraytypeに,serialNumber値がパラメーターsvolserialnumに対応します。
このとき,作成するコピーペアのタイプがTrueCopyAsync,QuickShadow,Copy-on-Write Snapshot,またはUniversal Replicatorのときは,パラメーターpvolarraytype,pvolserialnum,svolarraytype,svolserialnumの値を控えておいてください。7 pvolpoolid
svolpoolidGetStorageArray (subtarget=Pool)コマンドのパラメーターsubtargetに「Pool」を,パラメーターmodelにモデル名を,パラメーターserialnumにシリアル番号を指定して実行します。
GetStorageArray (subtarget=Pool)コマンドの実行結果には,An instance of Pool配下にpoolFunction値poolID値が表示されます。
項番6で控えたpvolarraytypeとpvolserialnumをパラメーターmodelとserialnumに指定した場合,poolFunction値が作成するコピーペアのタイプと同じAn instance of Poolを参照してください。poolID値がパラメーターpvolpoolidに対応します。
項番6で控えたsvolarraytypeとsvolserialnumをパラメーターmodelとserialnumに指定した場合,poolFunction値が作成するコピーペアのタイプと同じAn instance of Poolを参照してください。poolID値がパラメーターsvolpoolidに対応します。この例では,グループ(グループ名:group1)にコピーペアを追加します。コピーペアの正ボリューム(P-VOL)のプライマリー値は,ストレージシステム(モデル:HDS9580V,シリアル番号:65010001)の論理デバイス(LDEV番号:5)です。正ボリュームを認識するホストのIDは1,正ボリュームを管理するHORCMのインスタンス番号は11です。副ボリューム(S-VOL)は,ストレージシステム(モデル:HDS9580V,シリアル番号:65010001)の論理デバイス(LDEV番号:10)です。副ボリュームを認識するホストのIDは1,副ボリュームを管理するHORCMのインスタンス番号は12です。
HiCommandCLI AddConfigFileForReplication -o "D:\logs\AddConfigFileForReplication.log" "groupname=group1" "pvolhostid=1" "pvolinstancenum=11" "svolhostid=1" "svolinstancenum=12" "pvolarraytype=HDS9580V" "pvolserialnum=65010001" "pvoldevnum=5" "svolarraytype=HDS9580V" "svolserialnum=65010012" "svoldevnum=10" "replicationfunction=TrueCopySync"RESPONSE: (Command completed; no data returned)この例では,RAID構成定義ファイルに新規にグループを作成し,そこにコピーペアを追加します。コピーペアの正ボリューム(P-VOL)のプライマリー値は,ストレージシステム(モデル:HDS9980V,シリアル番号:15001)の論理デバイス(LDEV番号:11)です。正ボリュームを認識するホストのIDは1,正ボリュームを管理するHORCMのインスタンス番号は11です。副ボリューム(S-VOL)は,ストレージシステム(モデル:HDS9980V,シリアル番号:15001)の論理デバイス(LDEV番号:12)です。副ボリュームを認識するホストのIDは1,副ボリュームを管理するHORCMのインスタンス番号は12です。
HiCommandCLI AddConfigFileForReplication -o "D:\logs\AddConfigFileForReplication.log" "pvolhostid=1" "pvolinstancenum=11" "svolhostid=1" "svolinstancenum=12" "pvolarraytype=HDS9980V" "pvolserialnum=15001" "pvoldevnum=11" "svolarraytype=HDS9980V" "svolserialnum=15001" "svoldevnum=12"RESPONSE: (Command completed; empty list returned)この例では,新規にRAID構成定義ファイルとグループを作成し,そのグループにコピーペアを追加します。コピーペアの正ボリューム(P-VOL)のプライマリー値は,ストレージシステム(モデル:HDS9980V,シリアル番号:50001)の論理デバイス(LDEV番号:11)です。正ボリュームを認識するホストのIDは5,正ボリュームを管理するHORCMのインスタンス番号は15です。副ボリューム(S-VOL)は,ストレージシステム(モデル:HDS9970V,シリアル番号:350001)の論理デバイス(LDEV番号:128)です。副ボリュームを認識するホストのIDは4,副ボリュームを管理するHORCMのインスタンス番号は15です。
HiCommandCLI AddConfigFileForReplication -o "D:\logs\AddConfigFileForReplication.log" "pvolhostid=5" "pvolinstancenum=15" "pvolportnum=50001" "svolhostid=4" "svolinstancenum=15" "svolportnum=50002" "pvolarraytype=HDS9980V" "pvolserialnum=15001" "pvoldevnum=11" "svolarraytype=HDS9970V" "svolserialnum=35001" "svoldevnum=128" "replicationfunction=TrueCopySync"RESPONSE: (Command completed; empty list returned)
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