Hitachi Command Suite Software CLI リファレンスガイド
AddLunコマンドは,ホストからボリュームへのパスを設定します。パスを設定するときはLUN拡張(LUSE)論理ユニットを指定できます。
重要
- ドメインIDが0以外のホストストレージドメインにLUNを追加すると,対象ポートのLUNセキュリティが自動で有効に設定されます。対象ポートのI/Oが停止していることを確認してください。
HiCommandCLI [URL] AddLun [オプション] serialnum=シリアル番号 model=モデル [name=名前] {port=ポート番号|portname=ポート名} domain=ドメインID [scsi=SCSI-ID] lun=有効なLUN {devnum=デバイス番号|lusedevnums=デバイス番号のリスト}
パラメーター名 指定のレベル 説明 serialnum 必須 新しいパスのストレージシステムのシリアル番号 model 必須 新しいパスのストレージシステムのモデル name 任意 新しいパスの名前
指定できる文字数は1~64バイトです。
最初または最後のスペースは登録されません。port 任意 新しいパスのポート番号
portまたはportnameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。portname 任意 新しいパスのポート名
portまたはportnameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。domain 任意 新しいパスのドメインID
このパラメーターはdomainnicknameと同時に指定できません。同時に指定するとエラーとなります。
このパラメーターは10進数および16進数で指定できます。16進数で指定する場合は,プレフィックスとして0xを付けてください。
実行結果は10進数で出力されます。domainnickname 任意 新しいパスのホストストレージドメインのニックネーム
このパラメーターはdomainと同時に指定できません。同時に指定するとエラーとなります。scsi 任意 新しいパスのSCSI ID
ファイバーチャネルの場合は,15を指定します。lun 必須 新しいパスに使用される実際のLUN devnum 任意 新しいパスの特定に使用されるデバイス番号(LUSEが定義されている場合は指定できません) 実行結果は10進数で出力されます。
- Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
- Hitachi USPおよびSANRISE9900Vの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。
- そのほかのストレージシステムの場合:
- 10進数で指定します。
devnumまたはlusedevnumsのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。lusedevnums※ 任意 パスのLUSEボリュームを作成するためのLDEVのデバイス番号のリスト 複数指定する場合は,コンマで区切ります。
- Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
- Hitachi USPおよびSANRISE9900Vの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。
- そのほかのストレージシステムの場合:
- 10進数で指定します。
実行結果は10進数で出力されます。
devnumまたはlusedevnumsのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
HUS150の場合,暗号化されたLDEVと暗号化されていないLDEVを混在させないでください。
- 注※
- LUSEボリュームは指定したデバイス番号のLDEVを使用して作成されます。新しいLUSEボリュームは同じエミュレーション,sizeInKB,およびraidType属性を持つLDEVだけを使用して作成されます。
- serialnumおよびmodel
- GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。
- port,domain,domainnickname,およびlun
- GetStorageArray (subtarget=HostStorageDomain,hsdsubinfo=freelun)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにHostStorageDomain,hsdsubinfoパラメーターにfreelunを指定してください。実行結果では,An instance of HostStorageDomainの下にportID値,domainID値およびnickname値が表示されます。portID値をパラメーターportとして指定してください。domainID値をパラメーターdomainとして指定するか,nickname値をパラメーターdomainnicknameとして指定してください。パラメーターlunについては,An instance of FreeLUNの下に表示されるlun値のうち1つを指定してください。
- portname
- GetStorageArray (subtarget=Port)コマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,displayNameがAn instance of Portの下に表示されます。この値をportnameとして指定してください。
- devnum
- GetStorageArray (subtarget=LDEV)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにLDEVを指定してください。実行結果では,LDEVのdevNum値がLDEVに表示されます。このLDEVのdevNum値(path=falseおよびonDemandDevice=false)をパラメーターdevnumとして指定してください。
- lusedevnums
- GetStorageArray (subtarget=LDEV)コマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,LDEVのdevNum値がLDEVに表示されます。LDEVのdevNum値(path=falseおよびonDemandDevice=false)をパラメーターにlusedevnumsとして指定してください。同じエミュレーション,sizeInKB,およびraidType属性を共有するLDEVだけを選択し,これらをコンマで区切って指定してください。
HiCommandCLI AddLun -o "D:\logs\AddLun.log" "serialnum=10001" "model=HDS9980V" "name=hitachi" "port=1" "domain=4" "scsi=15" "lun=114" "lusedevnums=1001,1002"RESPONSE: An instance of StorageArray . . (Attributes of StorageArray are omitted here) . List of 1 Path elements: An instance of Path objectID=PATH.HDS9980V.10001.1.4.1001 name=hitachi devNum=1,001 displayDevNum=03:E9 portID=1 portName=CL1-B domainID=4 scsiID=15 LUN=114 wwnSecurityValidity=true List of 2 Ldev elements: An instance of LDEV objectID=LDEV.HDS9980V.10001.1001 devNum=1,001 displayName=03:E9 emulation=OPEN-3 cylinders=0 isComposite=1 sizeInKB=2,403,360 lba=1,201,680 raidType=RAID5(3D+1P) substance=0 volumeType=3 slotSizeInKB=48 chassis=3 arrayGroup=16 arrayGroupName=3-2-1 path=false onDemandDevice=false devType= isStandardLDEV=true guardMode= diskType=0 slprNumber=-1 clprNumber=-1 cacheResidencyMode=-1 stripeSizeInKB=-1 volumeKind=3 status=Blocked dpType=-1 consumedSizeInKB=-1 mfTrueCopyVolumeType=Unknown mfShadowImageVolumeType=Unknown mfUniversalReplicatorVolumeType=Unknown mfUniversalReplicatorPoolID=-1 dpPoolID=-1 threshold=-1 systemDisk=0 encrypted=-1 tieringPolicy=-1 resourcePartitionUnitID=-1 An instance of LDEV objectID=LDEV.HDS9980V.10001.1002 devNum=1,002 displayName=03:EA emulation=OPEN-3 cylinders=0 isComposite=1 sizeInKB=2,403,360 lba=1,201,680 raidType=RAID5(3D+1P) substance=0 volumeType=3 slotSizeInKB=48 chassis=3 arrayGroup=16 arrayGroupName=3-2-1 path=false onDemandDevice=false devType= isStandardLDEV=true guardMode= diskType=0 slprNumber=-1 clprNumber=-1 cacheResidencyMode=-1 stripeSizeInKB=-1 volumeKind=3 status=Blocked dpType=-1 consumedSizeInKB=-1 mfTrueCopyVolumeType=Unknown mfShadowImageVolumeType=Unknown mfUniversalReplicatorVolumeType=Unknown mfUniversalReplicatorPoolID=-1 dpPoolID=-1 threshold=-1 systemDisk=0 encrypted=-1 tieringPolicy=-1 resourcePartitionUnitID=-1HiCommandCLI AddLun -o "D:\logs\AddLun.log" "serialnum=10001" "model=HDS9980V" "name=hitachi" "port=1" "domain=4" "scsi=15" "lun=120" "devnum=1006"RESPONSE: An instance of StorageArray . . (Attributes of StorageArray are omitted here) . List of 1 Path elements: An instance of Path objectID=PATH.HDS9980V.10001.1.4.1006 name=hitachi devNum=1,006 displayDevNum=03:EE portID=1 portName=CL1-B domainID=4 scsiID=15 LUN=120 wwnSecurityValidity=true
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